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世界一幸せな子どもに親がしていること

世界一幸せな子どもに親がしていること
リナ・マエ・アコスタ (著), ミッシェル・ハッチソン (著), 吉見・ホフストラ・真紀子 (翻訳)
⭐ 5つ星のうち4.0
¥1,760

先進国のなかでも子どもの幸福度が一番高いとされるオランダについて、
その理由を文化や社会風土の観点から解説した本。

競争が少なく、寛容でおおらかな国民性が、
子どもの人格形成に大きな影響を与えていることが様々な事例を通じて描かれている。

例えば、何よりも家族で過ごす時間を大切にする国民性や、
独特の教育システムと子育ての福利厚生などの社会構造が挙げられる。
また、自転車大国であり、自転車に乗れないと何もできないといった背景から、
親が子どもの世話を焼きすぎるのには限界があり、
その結果、かえって子どもに多様な自立心が養われていくという点も興味深く読み取れた。

早期に教育を詰め込むよりも、親は子育てにおいて適度に肩の力を抜き、
子どものやりたいように遊ばせることが、
オランダに限らず子育てには大切なのだろう。

子どもを成長させるには、親は子どもを信頼しなければならなく、
過剰な心配を捨て去り、子どもを自由にさせることの重要性がよく分かる本だった。

孫育てでもう悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳

祖父母世代と親世代が関わる際の、
お互いの期待や不安を解消する方法を紹介した育児書。

『孫ができたらまず読む本―子育て新常識から家族とのつき合い方まで』
同様にQ&A形式で書かれているのだが、
そのQ&Aの内容があまりにずさんで、正直閉口してしまった。
読んでいて「当たり前だろう」「そんなわけないだろう」と感じるのは、
自分が当事者だからなのだろうかと、逆に心配になってしまったほど。

同ジャンルには他にもっと良い育児書があるため、
あえて本書を選ぶ必要はなく、そちらを読んだ方がいいだろう。

孫育ての新常識 幸せ祖父母のハッピー子育て術 増補改訂版

祖父母世代が子育てにどう関わればトラブルになりにくいかを紹介した一冊。

見せ方は違うが、書いてある内容は
孫ができたらまず読む本―子育て新常識から家族とのつき合い方まで』とほぼ同様。
現代の子育ての何が大変で、それに対して祖父母がどうサポートしていくべきかが紹介されている。

祖父母の視点で「親との接し方」を学べる点は参考になる。
ただ、内容自体はオーソドックスなので、
同ジャンルの中から自分にとって読みやすい文体の本を1冊選んで読めば事足りるだろう。

孫ができたらまず読む本―子育て新常識から家族とのつき合い方まで

現代の育児がどのようなものかを紹介した、祖父母向けの育児書。

過去の常識と現代の常識を対比して解説されているが、
今の親世代にとってはすべて既知の内容であるため、わざわざ読む必要はないだろう。
ただ、要所に挟まれる、親と祖父母の間でどのような問題が発生したかの体験談のコーナーは
具体的で参考になった。

子育ての中心は親であるため、祖父母は必要以上に育て方に口出しをしないこと、
また親世代も、祖父母世代に子どもの面倒を見てもらうことを
当たり前と思わず、感謝をもって対応することの重要性を改めて理解できた。

0歳の赤ちゃんの気持ちがわかる本 言葉のない1年間には意味がある

0歳児の動作や運動に着目し、
彼らとどのようにコミュニケーションをとるべきかを紹介した育児書。

「言葉を話せない分、しぐさや表情から赤ちゃんの気持ちを理解しよう」
というメッセージが終始語られているが、正直そこまで目新しい内容ではない。

イラストが豊富で書いてあること自体はわかりやすいものの、
内容はすべて一般論の域を出ない。
そのため、育児に対する理解が格段に深まるというわけではなかった。

パパもママも必読!子育てがラクになるノウハウを集めた育児ハック

オモコロライターのヨッピーが、
育児をするにあたって考えたことを綴った一冊。

全体的にライトノベルのような文体で書かれており、作者の個性が前面に出ている。
そのため、読み手によって好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。

内容としては、育児というよりも「生活する上で必要だと思ったこと」の紹介に近い。
「体力をつけよう」「ふるさと納税をしよう」といった育児とは直接関係ないトピックも多く、
純粋な育児本としては正直いまいちなもの。

巻末のTips集は参考になったものの、
熱心なヨッピーファンでなければ、あえて読まなくてもいい本。

赤ちゃんのふしぎ 科学ずかん

赤ちゃんのふしぎ 科学ずかん
高橋 孝雄 (監修), 本作り空sola (編集)
⭐ 5つ星のうち4.0
¥2,530

乳児の特徴について、図鑑のように写真を多用して解説している本

図や写真が豊富で小学生でも読みやすい内容だが、
意外と解説文もしっかりしており、大人でも退屈せずに楽しむことができる。

赤ちゃんの頭や手、目、耳、歯など、言われてみれば気になることについて、
一般的な知識を幅広く身につけるのに参考となった。

ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版

ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版
ジーナ・フォード (著), 高木 千津子 (翻訳)
⭐ 5つ星のうち4.0
¥1,386

赤ちゃんが自分の力で入眠し、夜通し寝続けるためにどのようなことに気を付ければいいのか、
「ジーナ式」と呼ばれるメソッドを紹介している育児本

赤ちゃんが好きな時間に起き、授乳し、眠るという「赤ちゃん主体」の生活ではなく、
起床・授乳・就寝といった毎日のスケジュールを厳密に守るのが特徴。
これにより、赤ちゃんに昼夜の概念を体に覚えさせ、夜間のまとまった睡眠を促すというもの。

赤ちゃんの時差ボケ状態を早期に解消するには、
このスケジュール通りの生活が確かに効果的なのだろうと納得する内容。

ただ、本の内容が淡々と一定のリズムで書かれているため、
どこが重要なポイントなのかが少しわかりにくく、
しっかり理解するにはもう一周読む必要がありそうなのが難点。

こちらのブログでまとめられている内容がとてもわかりやすいため、
気になった方はまずブログを読んでから、本を一周読んでみると良いだろう。

(2026/08/04追記)
本を三周して読んだ。
読むたびに今の自分の状況と照らし合わせて新たな発見がある。
とても参考になる本。強くおすすめ。

科学的根拠(エビデンス)で子育て――教育経済学の最前線

世界各国で行われた膨大な実験や研究データに基づき、
子育てと子どもの将来との因果関係を解説した本。

面白い。

どのような研究が実施され、どんな結果が出たのか。
そして「なぜその結果に至ったのか」という仮説を作者の視点で解説しており、
育児のHowTo本というよりは学術書に近い印象が強い。
いわゆる一般論を並べるのではなく、客観的な数字を用いて説明されるため、非常に納得感がある。

ベースとなる情報が全体的に古いため、
AIが台頭した現代において再度データを集め直せば、
結果は大きく変わりそうではあるものの、
これまで考えたことのなかった新しい視点を学ぶには有意義な一冊。

男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方

幼年期の男の子の特徴と、どのように育児をすればいいかを紹介した本。

0~6歳までのそれぞれの年齢について、
どのような特性があり、子育てとして何に気を付ければいいかを紹介しているが、
全編を通じて参考にならなかった。

全てが一般論であり、ダラダラとページを割いて書かれているのがタチが悪いと感じる。
物分かりの良すぎる親と思考が単純すぎる子供、極端な例での説明など、
全編を通じてAIが考えたような現実味のない気持ちの悪さがにじみ出ている。
実際の親子の会話例もあまりに他人行儀で、驚くほど。

評価は高い本のようだが、残念ながら私には合わなかった。