孫育ての新常識 幸せ祖父母のハッピー子育て術 増補改訂版

祖父母世代が子育てにどう関わればトラブルになりにくいかを紹介した一冊。

見せ方は違うが、書いてある内容は
孫ができたらまず読む本―子育て新常識から家族とのつき合い方まで』とほぼ同様。
現代の子育ての何が大変で、それに対して祖父母がどうサポートしていくべきかが紹介されている。

祖父母の視点で「親との接し方」を学べる点は参考になる。
ただ、内容自体はオーソドックスなので、
同ジャンルの中から自分にとって読みやすい文体の本を1冊選んで読めば事足りるだろう。

孫ができたらまず読む本―子育て新常識から家族とのつき合い方まで

現代の育児がどのようなものかを紹介した、祖父母向けの育児書。

過去の常識と現代の常識を対比して解説されているが、
今の親世代にとってはすべて既知の内容であるため、わざわざ読む必要はないだろう。
ただ、要所に挟まれる、親と祖父母の間でどのような問題が発生したかの体験談のコーナーは
具体的で参考になった。

子育ての中心は親であるため、祖父母は必要以上に育て方に口出しをしないこと、
また親世代も、祖父母世代に子どもの面倒を見てもらうことを
当たり前と思わず、感謝をもって対応することの重要性を改めて理解できた。

0歳の赤ちゃんの気持ちがわかる本 言葉のない1年間には意味がある

0歳児の動作や運動に着目し、
彼らとどのようにコミュニケーションをとるべきかを紹介した育児書。

「言葉を話せない分、しぐさや表情から赤ちゃんの気持ちを理解しよう」
というメッセージが終始語られているが、正直そこまで目新しい内容ではない。

イラストが豊富で書いてあること自体はわかりやすいものの、
内容はすべて一般論の域を出ない。
そのため、育児に対する理解が格段に深まるというわけではなかった。

パパもママも必読!子育てがラクになるノウハウを集めた育児ハック

オモコロライターのヨッピーが、
育児をするにあたって考えたことを綴った一冊。

全体的にライトノベルのような文体で書かれており、作者の個性が前面に出ている。
そのため、読み手によって好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。

内容としては、育児というよりも「生活する上で必要だと思ったこと」の紹介に近い。
「体力をつけよう」「ふるさと納税をしよう」といった育児とは直接関係ないトピックも多く、
純粋な育児本としては正直いまいちなもの。

巻末のTips集は参考になったものの、
熱心なヨッピーファンでなければ、あえて読まなくてもいい本。

ムショラン三ツ星<全5話>

イタリアンレストランで働いていたシェフが、
刑務所の栄養士(献立係)として働くことになったNHKのドラマ。

面白い。

刑務所という非常に特殊な環境で働くことになり、
破天荒で周りから煙たがられていた主人公だが、
結果を出すにつれて、だんだんと味方が増えていく過程は見ていて気持ちがいい。

刑務所や受刑者を取り巻く特殊な環境が丁寧に描かれており、
職員や受刑者がそれぞれどのような覚悟で日々を過ごしているのか、とても勉強になる。

一方で、主人公がどれだけ頑張っても、
どうしようもない現実が立ちふさがる展開には辛さも感じる。
熱心に料理を教え、一度は更生して世に出た受刑者が再び犯罪に手を染めてしまうシーンでは、
主人公と同じように非常に虚しさがこみ上げてきた。

普段知ることのない設定と世界観に触れることができ、勉強になる作品だった。

リングフィット アドベンチャー<三周目>


リングコンと呼ばれる特殊なコントローラーを使い、
RPGをしながらエクササイズをするゲーム。
ゲーム内時間102時間、現実時間5年ほどで、
ストーリーモードの最後となる3周目をクリア。

2周目以降は街のクエストがなくなり、ストーリーを進めるだけとなる。
この街クエストが縛りプレイのようでモチベーションを下げる要因だったのだが、
なくなったことでより素直に敵を倒すことに集中できて嬉しかった。

やることは1周目と同じで、スクワットやプランクなどを行って魔物を倒すことの連続なのだが、
画面からの声援やコミカルなキャラクターのおかげで「もう少し頑張ろう」という気持ちになれる。

やめては再開の繰り返しで、結局5年ほどかかってしまったが、
最後までやりきれて本当に良かった。
とても達成感があり、面白かった。

このゲームのおかげで一時期は食事改善を意識したこともあり、
ゲームという枠にとどまらず、普段の生活にまで良い影響を与えてくれる素晴らしい作品だった。
強くオススメ。

ママはテンパリスト<全4巻>

ママはテンパリスト 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)
東村アキコ (著)
⭐ 5つ星のうち4.4
¥100

歳から6歳になるまでの男の子を育てる日常を描いた、東村アキコの育児エッセイ漫画。

面白い。

母親と息子が友達のような関係で、
お互いに言いたい放題言い合って日常を過ごしていくのが良い。
子どもの一つひとつの反応がコミカルで、だんだんと悪賢くなっていく姿にも笑ってしまう。

母親一人でかなり大変な子育てだったと思うが、
東村アキコ独特のポジティブなトーンで全編が描かれているため、
最後まで明るく読むことができた。

赤ちゃんのふしぎ 科学ずかん

赤ちゃんのふしぎ 科学ずかん
高橋 孝雄 (監修), 本作り空sola (編集)
⭐ 5つ星のうち4.0
¥2,530

乳児の特徴について、図鑑のように写真を多用して解説している本

図や写真が豊富で小学生でも読みやすい内容だが、
意外と解説文もしっかりしており、大人でも退屈せずに楽しむことができる。

赤ちゃんの頭や手、目、耳、歯など、言われてみれば気になることについて、
一般的な知識を幅広く身につけるのに参考となった。

ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版

ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版
ジーナ・フォード (著), 高木 千津子 (翻訳)
⭐ 5つ星のうち4.0
¥1,386

赤ちゃんが自分の力で入眠し、夜通し寝続けるためにどのようなことに気を付ければいいのか、
「ジーナ式」と呼ばれるメソッドを紹介している育児本

赤ちゃんが好きな時間に起き、授乳し、眠るという「赤ちゃん主体」の生活ではなく、
起床・授乳・就寝といった毎日のスケジュールを厳密に守るのが特徴。
これにより、赤ちゃんに昼夜の概念を体に覚えさせ、夜間のまとまった睡眠を促すというもの。

赤ちゃんの時差ボケ状態を早期に解消するには、
このスケジュール通りの生活が確かに効果的なのだろうと納得する内容。

ただ、本の内容が淡々と一定のリズムで書かれているため、
どこが重要なポイントなのかが少しわかりにくく、
しっかり理解するにはもう一周読む必要がありそうなのが難点。

こちらのブログでまとめられている内容がとてもわかりやすいため、
気になった方はまずブログを読んでから、本を一周読んでみると良いだろう。

(2026/08/04追記)
本を三周して読んだ。
読むたびに今の自分の状況と照らし合わせて新たな発見がある。
とても参考になる本。強くおすすめ。

科学的根拠(エビデンス)で子育て――教育経済学の最前線

世界各国で行われた膨大な実験や研究データに基づき、
子育てと子どもの将来との因果関係を解説した本。

面白い。

どのような研究が実施され、どんな結果が出たのか。
そして「なぜその結果に至ったのか」という仮説を作者の視点で解説しており、
育児のHowTo本というよりは学術書に近い印象が強い。
いわゆる一般論を並べるのではなく、客観的な数字を用いて説明されるため、非常に納得感がある。

ベースとなる情報が全体的に古いため、
AIが台頭した現代において再度データを集め直せば、
結果は大きく変わりそうではあるものの、
これまで考えたことのなかった新しい視点を学ぶには有意義な一冊。