タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら [DVD]
アラン・テュディック(出演), タイラー・ラビン(出演), カトリーナ・ボウデン(出演), イーライ・クレイグ(監督)
5つ星のうち4.4
¥4,490 (中古品)

別荘に来た男二人組が、偶然同じ場所に遊びにきた大学生から、
殺人鬼と勘違いされるホラーコメディ。

面白い。

男たちは何も悪くないにも関わらず、
悪い偶然が重なり、どんどん大学生が死んでいくのは、
不謹慎だがとても笑ってしまうし面白い。
次にどのような勘違いで不運が起こるのかが、楽しみで見てしまう。

グロテスクなシーンが多いため、事前の注意は必要だが、
先の読めない展開が続き、
また、最後もスッキリする、良い作品だった。

仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル

仮面ライダーW(ダブル) RETURNS 仮面ライダーアクセル [Blu-ray]
木ノ本嶺浩(出演), 坂本浩一(監督)
5つ星のうち4.7
¥3,083

仮面ライダーWのOVAであり、
街を守るもう一人の仮面ライダーである、アクセルを主役に当てた作品。
時系列としては、テレビ版終了後の話。

全体的にテンポが良く面白い。

序盤から緊迫した空気が続く。
物語の緊張緩和もうまく、戦闘シーンの見せ方もうまい。

新婚であるという状況、また警察官といった職業である、
照井(仮面ライダーアクセル)の特徴が、上手に脚本に生かされており、
これまでの仮面ライダーWが好きならば楽しめる作品。

仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル

仮面ライダーWのOVAであり、
映画「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」の敵役だった大道克己が、
どのように仮面ライダーエターナルになったのかを描いた作品。

全体的に話が単調で、テンポが悪くイマイチ。

現実と過去の回想が切り替わって、ストーリーが進んでいくのだが、
これがまどろこっしい。
盛り上がっているところで、いきなり現実側に引き戻されてしまうため、いちいちテンポを崩している。
戦闘シーンも変わり映えがないのに、時間を使っており、非常に長く感じ退屈だった。

脚本もいびつであり、仮面ライダーWの世界観に、
今回で新しく「超能力者」という概念が追加され、あまり納得のいくものではなかった。

中途半端に仮面ライダーWの登場人物や世界観を使ったばかりに、
結果的に蛇足になってしまったと思う作品。

ハリー・ポッターと賢者の石(映画)

ハリー・ポッターと賢者の石 [Blu-ray]
ダニエル・ラドクリフ(出演), ルパート・グリント(出演), エマ・ワトソン(出演), クリス・コロンバス(監督)
5つ星のうち4.6
¥5,228 (コレクター商品)

ハリーポッターシリーズの一作目。
少年が、魔法学校内の冒険を描く一年生の話。

面白い。

長かった原作を圧縮しているため、ものすごいスピード感で話が進む。
ポンポン画面が切り替わっていくため、一瞬も退屈しない。

これまでの人間世界で生きていた主人公が、
奇妙キテレツな魔法の世界に足を踏み入れていく様子が
視聴者にとって感情移入しやすく、観ていて、とてもワクワクする。

これまで人間世界で生きていた主人公が、学校に入学するために必要な道具などを、
魔法の街で買ってから行くのは、脚本に現実味があって面白い。
魔法世界で生きている人たちにとっては常識的なことが、
主人公にはわからない、という困惑もわかりやすく演技されており、
ギャップにクスっと笑ってしまう。

これからの続編作品に生きてくる、
杖といった道具や、森などの学校関連、先生といった登場人物、魔法世界のスポーツなども
わかりやすく描かれていて、大変満足のいくデキ。

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部: 舞台脚本 愛蔵版

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部: 舞台脚本 愛蔵版
Rowling, J.K.(著), Thorne, Jack(著), Tiffany, John(著)
5つ星のうち4.3
¥1,200

ハリーポッターシリーズの続編。
舞台として公演されたものの脚本。

ハリーポッターシリーズの続きであり、
これまでの登場人物たちが親世代として描かれているのが特徴。
主人公は、ハリーの子供とドラコの子供の二人となる。

舞台脚本ということであり、ほとんど会話文で構成されている。
地の文がほとんどないが、それでも状況がイメージできるのが良い。

それぞれの子供たちの考え方や感性を通じて、
親たちの愛情深さといったものがイメージできる。

特に、ドラコの息子であるスコーピウスの性格がとてもよく、
原作の青年時代のドラコを知っているだけあって、読んでいてとても感慨深くなる。
ただ、ハリーは相変わらず、自己中心的な考え方を持っているため、
その行動に、いちいちイライラしてしまった。

もし機会があれば、舞台も見てみたいと思う作品。

小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~

仮面ライダーWのノベライズ作品。
時系列としてはテレビ版の32話と33話の間の話。

依頼人が探偵事務所に来て、捜査を進めていたところ怪事件に遭遇し、
主人公たちが推理をして、真犯人を仮面ライダーとなって倒す、という
おなじみの仮面ライダーWの流れが、そのままの小説となっている。

基本的には主人公が二人組であるが、
今回の作品では、特に片方の人物に色濃く焦点を当てているのが特徴。
普段の頭脳担当のほうが、いろいろと足を動かして、
捜査を進めていくのは、新鮮で面白い。

ただ、テレビ版でもありそうな脚本だったため、
せっかくのノベライズ版であるならば、例えば、小説ならではのトリックなどを入れて、
読者をだますような演出があれば、さらに良かったと感じた。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編<全11話>

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
花江夏樹(出演)
5つ星のうち4.7
¥12,310 (コレクター商品)

鬼滅の刃のエピソードの一つで、
刀を直しに来た主人公のもとに、人食い鬼が襲撃する話。
鬼滅の刃は原作、アニメ共にすべて視聴済み。

相変わらず面白い。

まず何よりも絵がうまく、とても詳細に丁寧に描かれている。
戦闘が始まってからの動き回るシーンもとても迫力があり、綺麗。

とにかく、今回のエピソードでは敵が圧倒的な強さを持っているのだが、
アニメ版では、絵や動きが付いた分、原作以上に絶望する様子を感じ取れる。
ここら辺の表現はとてもうまい。

これまでのシリーズを見ている人ならば、満足して見れるデキ。

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010

仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010 [Blu-ray]
桐山漣(出演), 菅田将暉(出演), 寺田農(出演), 井上正大(出演), 戸谷公人(出演), 村井良大(出演), 石橋蓮司(出演), 田崎竜太(監督)
5つ星のうち4.3
¥8,988 (コレクター商品)

仮面ライダーの劇場版。
前半パートで「仮面ライダーディケイド」、後半パートで「仮面ライダーW」、
最終パートで、二つの世界が入り混じり、仮面ライダーどうしで共闘する、という流れ。

仮面ライダーディケイドのパートは、「完結編」と銘打っており、
登場人物や人間性、能力の説明が全くないため、これまでの視聴が必須となる。
ディケイドを知らないままのため、話に全くついていけなかった。

仮面ライダーWパートは面白い。
時系列としては、テレビ版12話の次の話となる。

よくある能力バトル物のように、事件が起きてから、
敵の正体や能力の全貌が明らかになるまで、ワクワクする。
ここら辺は、テレビ版の面白さをそのまま引き継いでいる。

また、今回の仮面ライダーWは、本編の時系列より前の、
主人公たちの出会いが回想として語られるのだが、
それすらも、上手に敵の能力に生かされており、
無駄を省いた、すっきりとした脚本であった。

そして、最終パートで世界が入り混じるのが、これが残念なデキ。
特に説明や伏線もないままで、とても雑。
このパートがなくても、工夫できる脚本のため、見ていて冷めてしまった。

商業作品としては、しょうがないことではあるのだが、最後が蛇足と感じて残念。

仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ [Blu-ray]
桐山漣(出演), 菅田将暉(出演), 山本ひかる(出演), 木ノ本嶺浩(出演), 杉本彩(出演), 須藤元気(出演), 八代みなせ(出演), 中村浩二(出演), 寺田農(出演), 松岡充(出演), 坂本浩一(監督)
5つ星のうち4.6
¥8,790 (コレクター商品)

仮面ライダーWの劇場版。
特殊な怪人が町でいざこざを起こす話。
時系列としては、テレビ版の44話の後となる。

全体的に意味が分からない。

脚本が不足しており、
今回の話の核となる新しいガイアメモリが何だったのか、
敵が騒ぎを起こそうとした動機が何だったのかが
説明されないまま話が終わってしまう。

作品の強みであった探偵としての世界観を生かせておらず、
少しずつ推理していきがらなのどんでん返し、という要素も薄い。

テレビ版の、圧倒的な強さを持つ不気味な敵陣営と比較すると、
今回の敵役がずいぶんと小物臭く、倒した後のカタルシスも得られない。

テレビ版と比較すると残念なデキ。

仮面ライダーW<全49話>

【メーカー特典あり】仮面ライダーW(ダブル) Blu-ray BOX 1-3全巻セット商品(Amazon.co.jp特典:収納BOX)
桐山漣(出演), 菅田将暉(出演), 山本ひかる(出演), 木ノ本嶺浩(出演), 寺田農(出演)
5つ星のうち4.7
¥29,927

平成仮面ライダーシリーズの一つ。
二人で一人の仮面ライダーに変身して、怪人を倒していくもの。

世界観がとても良い。
一つの街を守る探偵、というテーマであり、
身近なところでドラマが起こっていくため、わかりやすい。

特殊な道具で怪人に変身できる人間を、
主人公たちの怪人(=仮面ライダー)がやっつける、というパターンなのだが、
どの人間が怪人化しているのかわからないという、推理要素があり、面白い。
怪しそうな人間が、実は関係ない一般人だった、ということも度々おき、
予想を裏切られてハラハラする。

話が進むにつれて、一つの道具で複数人が怪人化したり、
また、一人の人間が複数の怪人化できる道具を使ったりと、
世界観を工夫して、話の幅がどこまでも広がっていくのは見事。

敵の組織にも、様々なドラマや思惑があり、どうなっていくのかと先が気になってしまう。

初めてちゃんと仮面ライダーを見たが、これはこれで楽しめるものだった。