中学数学の教師が、学校で起こる問題を解決していく話。
面白い。
エピソードのほとんどが、中学生徒との関わり合いとなるのだが、
主人公が物事に達観しており、
問題に対して、常に冷静で、生徒への説明に理屈が通っている様子が、
とても読ませる。
いろんな教師が登場するのだが、
教師も完璧な存在ではないが、クラスのことを大事に考えており、
そいったことが、生徒の信頼につながっていることが
読んでいて気持ちがいい。
1巻の無料漫画であり、手軽に読める良作。
中学数学の教師が、学校で起こる問題を解決していく話。
面白い。
エピソードのほとんどが、中学生徒との関わり合いとなるのだが、
主人公が物事に達観しており、
問題に対して、常に冷静で、生徒への説明に理屈が通っている様子が、
とても読ませる。
いろんな教師が登場するのだが、
教師も完璧な存在ではないが、クラスのことを大事に考えており、
そいったことが、生徒の信頼につながっていることが
読んでいて気持ちがいい。
1巻の無料漫画であり、手軽に読める良作。
妖怪が見える青年が、出会った妖怪の悩みを解決していく話。
一話完結型の作品となる。
「妖怪からは人間を知得できるが、人間からは妖怪の存在がわからない」
という世界観であり、
その世界観を生かした妖怪の悩みを描く脚本は唸らせる。
妖怪が、人間よりも人間らしい感情を持っており、
純粋な気持ちで、彼らが怒ったり、悲しんだりする様子は、観ていて気持ちがいいし、
そういったところを、主人公が手を差し伸べて解決していくところは、感動する。
ハッピーエンドが約束されている、温かい作品を見た方は、ぜひ。
孤島に集められた男女10人が次々と殺されていく、ミステリー・サスペンス映画。
クローズドサークルの代名詞と呼ばれる作品であり、
アガサクリスティーの推理小説が原作となっている。
面白い。
はじめは登場人物が多く、混乱してしまったが、
テンポよく人が死んでいくため、自然と人間関係を把握できる。
全員が一生懸命であり、皆の足を引っ張るような厄介者も存在しないため、
ストレスなく見ることができた。
死亡フラグも丁寧でわかりやすく、
安心して、何が起こるのか予想を楽しむことができた。
半世紀以上昔の作品であるが、見て良かったと思える作品。
「不思議の国のアリス」のアリスの続編。
アリスが、鏡の向こう側の不思議な世界に迷い込む話。
エピソードは前作と関係しておらず、登場人物も重複していない。
相変わらず、個性豊かな登場人物が登場するのだが、
前作よりも、さらにハチャメチャで、摩訶不思議な世界観の印象を受けた。
1つ文章を読み飛ばすと、状況が追えなくなる、頭がおかしくなりそうな作品だった。
アリスを含む登場人物の、行動原理や感情がわからないが、
とんでもない世界観によって、「こういったもの」だと
無理やり納得させられるパワーを持っている。
前作のほうが脚本にまとまりがあったため、
まずは「不思議の国のアリス」を読んで、楽しめたら、こちらも読んでみると良い。
少女が不思議な世界に迷い込み、そこに暮らす生き物たちと交流をする話。
とても面白い。
とにかく世界観が素晴らしく、次に何が起こるのかがわからないワクワクがある。
普段の生活では想像できない、なんでもありの気が狂ったような出来事や登場人物が、
ふんだんにあふれている。
登場人物の全員が気狂いであるのだが、
それが常識となって、どんどん話が前に進んでいくため、
何が当たり前だったのかが、忘れてしまう感覚を持ってしまうのが見事。
物語のスピード感も良く、退屈しないまま次のエピソードが始まっていき、
最後の裁判のエピソードで、これまでの登場人物が集まるのも、盛り上がって良い。
へんてこりんな出来事が起きたことに対する
7歳程度のアリスの、ふるまい方や言動、考え方も年相応で可愛らしい。
想像していたよりも短い話であり、サクサク読むことができた。
空想好きで読んだことのない人は、ぜひ読んでみることをお勧め。
第二次世界大戦のソ連で、村を焼かれた女性が狙撃手として生きる話。
めちゃくちゃ面白い。
文章が読みやすく、それぞれのシーンに迫力があるため、一気に読み切ってしまった。
それぞれのキャラクターたちが動いていることを、頭の中で想像できるようであった。
ハラハラ、ドキドキした。
どんどん時間が進んでいくため、全く退屈しなく、
それぞれの出来事で、主人公がどんなことを思うかということが、丁寧に描かれていく。
女性であること、狙撃兵であること、といったことから、
戦争の理不尽さや悲惨さ、勝者と敗者など、つらい所も描かれ、
だんだんと成長していく姿は、目が離せなくなる。
周りのキャラクターも、とても個性豊かで生き生きとしており、
明るく物語を盛り上げてくれる。
戦争をテーマにした小説を初めて読んだが、とても面白かった。
強くお勧めできる作品。
私が好きな作家である、パウロ・コエーリョが書いたもの。
1分程度で読める短編が、85つ程度まとめられている。
筆者が経験したことや空想したことに対して、どう思ったということが、淡々と描かれているのだが、
わざわざこのような表現にしなくても、伝える手段はあると感じた。
途中、作者の鼻につくような行動に、少し煩わしくなった。
ただ、もちろん、ためになる話も複数あった。
「祈りの言葉」として、迷い、決断、行動、夢見ること、熱意、命があること。
内なる情熱を受け入れること、ひたすら祈りを続けること。
壁を乗り越えることに、愛、死、力、時間の4つが必要であること。
これらは、他の筆者の作品ともつながる話であり、とても納得できた。
興味がある方は、まずは、長編である「アルケミスト」「星の巡礼」を読んでほしい。
野獣の大切なバラを盗んだ商人の身代わりとして、
その娘が野獣と一緒に暮らす話。
映像はとても綺麗であるのだが、脚本がイマイチだった。
話のキモとなる、娘が野獣へ恋に落ちていく過程がわからなく、
娘の純粋さを感じることができなかった。
野獣と娘の心を通わせる様子を、もっと丁寧に描くべきだろう。
見終わった後に調べて知ったのだが、
2017年のミュージカルの内容を含めた実写映画版もあるため、
視聴の際には、評判を見ながらどちらをみるのか判断したほうが良い。
有名な都市伝説「きさらぎ駅」を取材していた女性が、
偶然、取材と同じ状況の「きさらぎ駅」に迷い込むホラー映画。
前半と後半で、大きく物語が分かれており、
前半で画面描画していたホラーの物語を、
後半でうまく利用していく、脚本の展開していくのは面白い。
個人的には、後半の脚本では、もっと極端にホラー要素を取り除いてもよかったと感じる。
ホラー映画らしく、いきなり大きな音を出したり、
画面転換で、びっくりさせてきたりすることも多いため、
視聴には注意が必要。
グロテスクなシーンはほとんどないのだが、
時折挿入されるCGがとてもチープであり、特に爆発させる演出は不自然で笑ってしまった。
また、登場人物の演技も上手といえるものではいえなく、
これも作品に集中できない原因になった。
よくありがちな日本製の低予算ホラー映画、という印象をうけた。
ガリレオシリーズの一つ。
物理学者である主人公が泊まった民宿で、人が死ぬ事件がおき、
それを調査していくというもの。
全体的にイマイチ。
福山雅治の演技は非常にクールであるのだが、
主人公の凄さがあまり伝わってこなく、
ただの素行不良の大人のように映ってしまう。
事件自体があまり大したものではなく、
推理というよりも、人間ドラマに大きな比重を取っている脚本であった。
「容疑者Xの献身」のほうが出来が良いため、未視聴の方はまずはそちらを見るとよい。