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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

劇場版「少女☆歌劇レヴュースタァライト」Blu-ray
小山百代(出演), 三森すずこ(出演), 富田麻帆(出演), 佐藤日向(出演), 岩田陽葵(出演), 小泉萌香(出演), 相羽あいな(出演), 生田輝(出演), 伊藤彩沙(出演), 古川 知宏(監督)
オーバーラップ (2021-12-22T00:00:01Z)

¥10,165

テレビアニメ版の続きとなる話で、卒業前に進路を決める主人公たちを描く。

とんでもない。ここまで凄いとは思っていなかった。
衝撃を受けた。度肝を抜かれた。

あまりにも凄すぎて、一度目を映画館で見た後、
次の日に、また映画館に行って見てしまうレベル。

時系列がテレビ版からの続きであり、それぞれのキャラクター関係性もそのままなので、
事前のテレビ版の視聴は必須。

テレビアニメ本編で「スタァライト」の公演が終わり、
卒業後の進路や未来を決められない主人公の苦悩、というのが大きな本筋であるのだが、
それを巻き込んでの、ヒロイン毎に舞台少女として生きる覚悟の甘さや決意などが、
これでもか、というほど描かれる。

あの手この手で少女たちの感情を表現する演出と、その声優の演技がすさまじく、
観ていて気が狂いそうになる。
「舞台」という世界観のため、少女の気持ちを伝えるのに、ここまで自由にしてもいいのかと感動する。
そして、観客含めて「舞台」であるため、映画を見ている自分たちも、まるで、この物語の一部に組み込まれてると錯覚してしまう。

一度目の視聴では、演出に圧倒されてストーリーについていくことができなかったが、
二度目を見てみると、重要なことは、未完成の状態から感情を吐露して生まれ変わっていくことだけであり、
それ以外の、余計な設定やシーンを落とした完璧なストーリーだったことも分かる。

イマイチだったテレビ版と比べて、段違いの面白さなので、
テレビ版が不満だった人も是非見てほしい。

自分が今までの人生の中で見てきたアニメ映画で、一番、面白かったと思う作品。
今になって、まさか一番が変わるとは思わなかった。
本当に良かった。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

再生産総集編「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」Blu-ray
小山百代(出演), 三森すずこ(出演), 富田麻帆(出演), 佐藤日向(出演), 岩田陽葵(出演), 小泉萌香(出演), 相羽あいな(出演), 古川 知宏(監督)
オーバーラップ (2021T)
5つ星のうち4.9
¥7,369 (中古品)
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」のアニメの総集編となる映画。

基本的なストーリーは変わっておらず、12話の話が2時間の中に収められる。
「レビュー」と呼ばれる決闘部分に時間が大きく割かれており、
それぞれの登場人物たちの人間関係や精神的な成長の表現はあまり描かれないため、
展開に唐突な気がした。
しかし、尺が短いため、これはしょうがないことなのだろうとも思う。

歌いながらアクションする少女たちに興味があればぜひ。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト<全12話>

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1
小山百代(出演), 三森すずこ(出演), 富田麻帆(出演), 佐藤日向(出演), 岩田陽葵(出演), 古川知宏(監督)
オーバーラップ (2018-10-24T00:00:01Z)
5つ星のうち4.8
¥5,352 (中古品)
舞台のトップスターに憧れる少女たちが、お互いに戦う話。

あらすじを説明するのに、とても困るアニメ。
始めは、アイカツ!のように、頂点を目指す者たちがお互いに切磋琢磨する物語と思っていたが、
中盤から、人智を超えたファンタジーだったことが分かる。

舞台少女として生きる決意や狂気を表現したいのかと思っているのだが、
お互いに戦いあうことになる世界観が、脚本に生かしきれていなかったと感じる。
時間軸の話や敗者のペナルティという込み入った設定は不要で、
決闘は、あくまでトップを目指すため精神成長の演出として
割り切って描いてくれれば、考察もでき、楽しめただろう。

説明不足で意味が分からない展開を勢いで描いていくため、
脚本ではなくキャラクターの魅力で楽しむ人向け。

オッドタクシー<全13話>

オッドタクシー Blu-ray BOX 通常版(特典なし)
木下麦(監督), 此元和津也(脚本), 木下麦(デザイン), 中山裕美(デザイン), 花江夏樹(出演), 飯田里穂(出演), 木村良平(出演), 山口勝平(出演), 昴生(出演), 亜生(出演)
5つ星のうち4.4 5つ星のうち4.4

一人のタクシードライバーが、女子高生誘拐を始めとする様々な事件に巻き込まれていく話。

 

全ての登場人物が動物として描かれることが特徴。
主人公がセイウチ、友人がゴリラやサルの、一見して優しい世界観である。

始めは、一話完結でタクシーに乗った乗客とのやり取りを描くのかと思っていたら、
全然そういうわけではなく、ある一つの大きな事件を魅せるサスペンスだった。

序盤から中盤にかけて張った伏線が最後に回収されるのは見ていて気持ちがいい。
終わってから振り返ると、無駄な登場人物が誰もいなかったことが分かる。

ワンクールの気持ちいサスペンスを味わいたい方にお勧めできる作品。

Re:CREATORS<全22話>

Re:CREATORS 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
山下大輝(出演), 小松未可子(出演), 水瀬いのり(出演), 日笠陽子(出演), 村川梨衣(出演), 牧野竜一(デザイン), あおきえい(監督), 広江礼威(原著), あおきえい(その他), 広江礼威(その他)
アニプレックス (2017-06-21T00:00:01Z)
5つ星のうち4.2
¥1,324 (中古品)
現実に召喚されたジャンルの異なる創作の登場人物がお互いに戦いあう話。
漫画版は読了済み。

とても面白い。

創作者と創造物の対話となる、いわゆるメタフィクション系のジャンルであり、
現実世界で娯楽として提供されているキャラクターの葛藤や、
作者のプライドと登場人物のプライドのぶつかり合いも描かれるのが見どころ。

途中から日本政府が話に介入してくるため、ややこしくなりそうで身構えたが、
必要以上の役割がない脚本で、わかりやすい納得のいくものだった。

また、ジャンルが違う作品キャラクターたちでの、戦闘シーンも見ごたえがありカッコよく、
特に中盤以降の総力戦になるところは、誰が死ぬのかハラハラしていた。

途中で打ち切られてしまった漫画版に比べて、最後までとても丁寧に描かれており、
見ていて満足のいくものだった。

オススメ。

ズーム/見えない参加者

ズーム/見えない参加者 [DVD]
ヘイリー・ビショップ(出演), ジェマ・ムーア(出演), エマ・ルイーズ・ウェッブ(出演), キャロライン・ウォード(出演), ラディーナ・ドランドヴァ(出演), エドワード・リナード(出演), ロブ・サヴェッジ(監督)
株式会社ツイン (2021-04-28T00:00:01Z)
5つ星のうち3.0
¥2,981 (中古品)
 
会議アプリ「ZOOM」に集まった若者が降霊会を行ったところ、様々な怪奇現象が起こるホラー映画。

全編にわたってZOOMの映像だけが表示される演出となっており
普通のホラー映画とは違い、ネットワーク接続が悪く参加者がいなくなるなど、
ZOOM特有の制限や機能をうまく使って表現されている。

ただ、上手い具合にカメラアングルが良かったりするのは、しょうがないとはいえ少し違和感があった。

また、本編が終わった後に、メイキング・追加パートのようなものが15分程度流れるのだが、
こちらは蛇足であったため、本編の後味が薄れてしまった。

映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

 
世界征服を企むホステス軍団と世界を守るオカマたちとの戦いに、野原一家が巻き込まれる話。

面白い。

脚本がしっかりしており、非常に見ごたえがある。
敵味方関係なく、登場人物全員が生き生きとして魅力があった。

テンポのいいギャグのなか、野原一家の家族愛をうたっており、
頼りになるひろしとみさえ、兄貴であるしんのすけの活躍が描かれる。
中でもしんのすけの成長が特にわかりやすく、思わず応援してしまう。

これまでのクレヨンしんちゃんの映画の中では一番面白かった。
オススメ。

映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王

映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 [DVD]
バンダイビジュアル (2010-11-26)
売り上げランキング: 24,290
 
クレヨンしんちゃんの一作目の映画。
しんのすけが、アクション仮面の敵であるハイグレ魔王と戦う話。
ひまわりはまだ登場しない。

映画だが、日常パートが多く入っており、
信頼できる両親、子供らしい遊びをするしんのすけは見ていて懐かしさを感じる。
どの家庭でもあるであろう、家族の愛情が伝わってくる。

子供のよくある日常から一転して、
中盤からは、思いつかないような設定・敵キャラを投入してくるのは
クレヨンしんちゃんらしい。
ハイグレ魔王、Tバック男爵、ハラマキレディースといった
狂ったような舞台で、ギャグの勢いだけで物事を解決していく、
いい意味での力技を感じることができる。

時折のしんのすけの生意気な言動にイライラすることがあるが、
割り切って我慢できれば楽しめる良作。

映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 [DVD]
バンダイビジュアル (2003-11-28)
売り上げランキング: 17,682
 
しんのすけが魔法の人形とともに、悪のオカマ魔女と戦う話。

ほかの映画と比べてファンタジー色が強い。
想像したことを実現する、反則のような魔法を使って戦うのだが、
5歳児らしい発想ばかりで機転を利かせているところが面白い。

日常がだんだんと敵に侵されてく物語中盤が非常に不気味であった。
敵が人心掌握して、しんのすけだけが回りから取り残されていく様子は
見ていて怖かった。

敵が絶対的な悪であり、それに立ち向かう正義というわかりやすい映画。
クレヨンしんちゃんらしく、適度に入った笑いが緊張をほぐしてよい。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード  [DVD]
バンダイビジュアル (2010-11-26)
売り上げランキング: 10,318
 
突如指名手配犯となった野原一家が、追手から逃げる一日を描く。

面白い。
ストーリーがなく、ただアクションシーンが続くだけなのだが、
有無を言わさぬ勢いがある。
あの手この手で魅せ方を変えて、視聴者を退屈させないのは素晴らしい。

いわゆる、頭を使ったりせず、肌で感じるタイプの映画のため、
大人数でお酒を飲みながら笑ってみる際にオススメできる作品。