女学生が学校に行くようになった大正時代に、
アイヌ出身の女性が差別を受けながら生きていく話。
実話を元にした映画。
能力が優れているものの、
アイヌ部落出身というだけで、ひたすらに差別で苦労をする場面が描かれる。
最後まで淡々と暗く辛いシーンが続き、
見返りがあるような大きな救いもなく終わった印象。
当時のアイヌ迫害の風潮を知ることのできため、
勉強になるが、見終わるまでに元気が必要な作品。
女学生が学校に行くようになった大正時代に、
アイヌ出身の女性が差別を受けながら生きていく話。
実話を元にした映画。
能力が優れているものの、
アイヌ部落出身というだけで、ひたすらに差別で苦労をする場面が描かれる。
最後まで淡々と暗く辛いシーンが続き、
見返りがあるような大きな救いもなく終わった印象。
当時のアイヌ迫害の風潮を知ることのできため、
勉強になるが、見終わるまでに元気が必要な作品。
劇場版コナンのシリーズの一つ。
イージス艦の公開訓練に参加したコナンが事件に巻き込まれるもの。
面白い。
序盤からドキドキする展開が続き、
一瞬も退屈しなかった。
ミステリー要素が強く、伏線もよく練られており、満足のいくものだった。
現実世界で起こりそうな題材なのも説得力がある。
何が起こっているのかが、理解しやすい演出になっているのも良い。
コナン達がイージス艦という密室にいるなかで、
いろいろなキャラクターが力を合わせて事件解決に向かうのも応援したくなった。
ラストも感動できて、これまでに見たコナン映画の中でもトップクラスのデキだった。
おすすめ。
祖国の事情により無国籍になってしまい、
空港から出られなくなってしまった男の話。
面白い。
厄介者となった主人公をどうにかしたい空港の思惑や、
空港で暮らすことになり、周囲から一瞥の目で見られるようになる中、
主人公の前向きなマインドで、悲観的にならないように描写されている。
初めは片言しか通じなかったが、
少しずつコミュニケーションをとれるようになっていき、
それにより理解者も増えていくため、主人公を応援したくなる。
ほぼすべてのシーンが空港内で描かれるのだが、退屈せずに話が進んでいき、
見終わった後に温かい気持ちになるハートフルな映画だった。
事故で両親を亡くした子が、友達として人口知能を持つロボットを与えられる話。
序盤はハートフルであるものの、だんだんと人口知能が覚醒していき、
少女を守るために行動が過激になっていく様子を見る作品。
展開が予想通りに進んでいくため、脚本にはもう少しひねりがあると良かったと感じる。
ただ、少女とその少女を引き取った叔母のやり取りは見ごたえがあり、
教育、愛情といったものについて、ロボットと人間との比較を考えさせる。
ビジネスマンである叔母が、突然少女を引き取ることになり困惑することもわかるし、
少女が亡き両親に愛情を求めることもリアル。
人口知能という題材で、近年の映画を観たければ見るとよい。
アイドルから女優に転換した女性が、仕事内容に疲弊していく話。
監督が今敏の作品。
現実・ドラマ・妄想でのできごとを混乱させる脚本であり、
何が実際に起きたことなのかがわからなくなるのはゾクゾクする。
ただ、キャラクターに魅力がないため、
感情移入することができず、あまりワクワクしないのは残念。
人間の狂気を描こうとするのであれば、
もっと振り切って、内面描写をしてほしかったと感じた。
妖怪が見える青年が、出会った妖怪の悩みを解決していく話。
一話完結型の作品となる。
「妖怪からは人間を知得できるが、人間からは妖怪の存在がわからない」
という世界観であり、
その世界観を生かした妖怪の悩みを描く脚本は唸らせる。
妖怪が、人間よりも人間らしい感情を持っており、
純粋な気持ちで、彼らが怒ったり、悲しんだりする様子は、観ていて気持ちがいいし、
そういったところを、主人公が手を差し伸べて解決していくところは、感動する。
ハッピーエンドが約束されている、温かい作品を見た方は、ぜひ。
孤島に集められた男女10人が次々と殺されていく、ミステリー・サスペンス映画。
クローズドサークルの代名詞と呼ばれる作品であり、
アガサクリスティーの推理小説が原作となっている。
面白い。
はじめは登場人物が多く、混乱してしまったが、
テンポよく人が死んでいくため、自然と人間関係を把握できる。
全員が一生懸命であり、皆の足を引っ張るような厄介者も存在しないため、
ストレスなく見ることができた。
死亡フラグも丁寧でわかりやすく、
安心して、何が起こるのか予想を楽しむことができた。
半世紀以上昔の作品であるが、見て良かったと思える作品。
野獣の大切なバラを盗んだ商人の身代わりとして、
その娘が野獣と一緒に暮らす話。
映像はとても綺麗であるのだが、脚本がイマイチだった。
話のキモとなる、娘が野獣へ恋に落ちていく過程がわからなく、
娘の純粋さを感じることができなかった。
野獣と娘の心を通わせる様子を、もっと丁寧に描くべきだろう。
見終わった後に調べて知ったのだが、
2017年のミュージカルの内容を含めた実写映画版もあるため、
視聴の際には、評判を見ながらどちらをみるのか判断したほうが良い。
有名な都市伝説「きさらぎ駅」を取材していた女性が、
偶然、取材と同じ状況の「きさらぎ駅」に迷い込むホラー映画。
前半と後半で、大きく物語が分かれており、
前半で画面描画していたホラーの物語を、
後半でうまく利用していく、脚本の展開していくのは面白い。
個人的には、後半の脚本では、もっと極端にホラー要素を取り除いてもよかったと感じる。
ホラー映画らしく、いきなり大きな音を出したり、
画面転換で、びっくりさせてきたりすることも多いため、
視聴には注意が必要。
グロテスクなシーンはほとんどないのだが、
時折挿入されるCGがとてもチープであり、特に爆発させる演出は不自然で笑ってしまった。
また、登場人物の演技も上手といえるものではいえなく、
これも作品に集中できない原因になった。
よくありがちな日本製の低予算ホラー映画、という印象をうけた。
ガリレオシリーズの一つ。
物理学者である主人公が泊まった民宿で、人が死ぬ事件がおき、
それを調査していくというもの。
全体的にイマイチ。
福山雅治の演技は非常にクールであるのだが、
主人公の凄さがあまり伝わってこなく、
ただの素行不良の大人のように映ってしまう。
事件自体があまり大したものではなく、
推理というよりも、人間ドラマに大きな比重を取っている脚本であった。
「容疑者Xの献身」のほうが出来が良いため、未視聴の方はまずはそちらを見るとよい。