マンガ」カテゴリーアーカイブ

デザイナーじゃないのに!

デザイナーじゃないのに!
平本久美子(著), よしだゆうこ(著)
ソシム (2020-09-17T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.6
¥1,600
会社のチラシを作ることになった新人のOLがデザインを学んでいく解説本。

とても面白い。

デザインの教本という面を抜きにして、
漫画としてストーリーや表現方法が面白く、
分かりやすいコマや、笑ってしまうセリフ回し、演出など、
まず、この部分で勉強になる。

デザイン面にしても、ダサいチラシが、ストーリーが進むにつれて
ビフォーアフターで変わっていく様子が表現されるため、分かりやすく説得力がある。

デザインは流行りがあるため、第4章の小手先のテクニックを鵜呑みにするのは危険だが、
それ以外の基本的なルールやターゲットを絞るといったことは
作品内でも言われているように、
センスの問題ではなく、理屈や数理が大きく占めることがわかる。
知っているか知らないかの問題だけであり、誰でもマネできる方法なのが嬉しい。

また、デザインのスキルだけでなく、デザイン面で上長を説得する方法まで手が延ばされており、
この部分も非常に新鮮。

デザインについて知りたい方にオススメできる良書。

ぼくのうつやすみ 『うつ』になったけど帰ってこれました

ぼくのうつやすみ 『うつ』になったけど帰ってこれました
ミヨシ(著), 松山洋(監修)
ナンバーナイン (2021-09-08T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.4
¥990
ゲーム会社に勤めている作者がうつ病になった体験をつづったコミックエッセイ。

作者の場合に、どういった経緯でうつ病になり、
どのように復職したのかが記載されている。
全編が漫画であり、絵や文体も非常に優しく、気軽に最後まで読むことができた。

うつ病にかかる前と後で、精神状態が大きく変わっていることが全編にわたって強調されており、
今まで病気を患ったことない人も参考になることが多い。

うつ病の症状や対応方法は、人それぞれであると思うのだが、
その一例として知るには良い、読みやすい本。

モンキーピーク<全12巻>

モンキーピーク 1
モンキーピーク 1

posted with AmaQuick at 2021.09.11
志名坂高次(著), 粂田晃宏(著)
日本文芸社 (2017-02-09T00:00:00.000Z)
5つ星のうち3.8
¥544
社員研修にで登山を始めた40名ほどの社員が、
猿の姿をした謎の動物に次々と惨殺されていく話。

山という舞台でクローズドサークルを作られ、
なすすべもなく人々が死んでいくことになり、
その死亡スピードも速いため、登場人物のメリハリが効いていてよい。

あと少しで、下山できそうに思いながらも、
敵があの手この手で絶望を与えていき、
それに消耗していく社員の精神もリアル。

生き残るために、他の人を切り捨てて徒党を組むものが現れたり、
苦しい決断をしていくなど、自分たちも一枚岩にはいかないところが、
面白く、非常に魅せる。

テンポが良くて、展開も分かりやすいオススメできる作品。

サザンと彗星の少女<全2巻>

 
組織に追われる女の子を助けるために奔走するSF冒険劇。

分かりやすい王道の作品で面白い。

高い戦闘力を持ち無敵の女の子に対して、
主人公の男性は全くのひ弱であり、その対比がうまく描かれている。
登場人物全員が人情あふれており、
敵だったキャラクターもだんだんと思い入れができてしまう。

オールカラーであり、絵柄もきれいで読んでいてわかりやすい。

天空の城ラピュタを思わせるようなストーリーであり、
このような冒険劇が好きならばぜひ。

G<全1巻>

G (ビームコミックス)
G (ビームコミックス)

posted with amazlet at 19.06.01
KADOKAWA / エンターブレイン (2015-03-02)
売り上げランキング: 110,869
 
死の草と呼ばれる植物に導かれるインディアンの話。

私が衝撃を受けたウルトラヘヴンの作者の短編漫画であるが、こちらはいまいちな内容。
全体的にストーリーが意味不明であり、始終置いてけぼりであった。

思わせぶりな宇宙の場面も結局よくわからないままであり、
どうにか物語をたたんで欲しかったところ。

とりあえずウルトラヘヴンを読み、その後興味がでたらこちらも読んでみる、という程度でよい。

かすとろ式

かすとろ式
かすとろ式

posted with amazlet at 19.05.11
太田出版 (2013-11-01)
 
摩訶不思議の世界での短編集。

超動力蒙古大襲来と同じ作者の一話完結型の短編集。

狂気で斬新な設定の短編が続く。
漫画のメタに挑戦したエピソードがあり、そちらは見ごたえがあり良かったのだが、
なんとも気色が悪く全体的に下品であり、残念ながら私には合わなかった。

好き嫌いの分かれるであろう作品。

超動力蒙古大襲来<全1巻>

超動力蒙古大襲来
超動力蒙古大襲来

posted with amazlet at 19.05.11
太田出版 (2014-07-04)
 
人間の手を模した架空の生命がいる世界での、技術が発展していく様子を描いた漫画。

面白い。
世界観や設定のふくらまし方が上手であり、架空の生き物を引き金にして、
大航海時代や産業革命、第一次世界大戦など、実際にあった歴史が語られていく。

生き物の設定だけを見ればシュールで笑ってしまうのだが、
それを様々な思惑の中で、上手に新技術を開発して活用していくのは
史実が背景にあることもあって、妙な説得力が生まれてる。

新しい生命体というアイデアだけで、ここまで話を広げられるのは見事だが、
狂気的な演出もあるため、見る人は選ぶかもしれない。

ウルトラヘヴン<1巻~3巻>

ウルトラヘヴン1 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2015-03-02)
売り上げランキング: 13,138
 
ドラッグや瞑想装置が当たり前に使われる世界を描いたSF漫画。

これはすごい。

納得をさせられる独自の社会が描かれる。
贅沢なアイデアと狂気的な演出が素晴らしい。

圧倒的な表現方法であり、何が正解なのかわからなくなり、
読んでいる自分がドラッグをやっていると錯覚させられる演出。

このような新しい表現方法を知れるのは幸せである。
生涯忘れられないであろう衝撃を受けた。

読めてよかったと心から思わせる作品。

金田一少年の事件簿caseシリーズ<全10巻>

金田一少年の事件簿 (Case1) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2551巻))
天樹 征丸 金成 陽三郎 さとう ふみや
講談社
売り上げランキング: 299,350
 
金田一少年の事件簿シリーズの続きである作品。

実質的に続きの28巻以降の立ち位置であり、
これまでのキャラクターがそのまま登場するため、
前シリーズを読んでおくと良い。

ここから1つの事件が1~2巻でまとめられており
長編のものはトリックも複雑になっていて読み応えがある。
前作と同様、どこかで生きそうな舞台設定や演出が解答編で一気に伏線回収され、
気持ちのいいカタルシスを味わうことが出来た。

前シリーズが楽しめたならぜひ。

金田一少年の事件簿<全27巻>

金田一少年の事件簿 (1) (講談社コミックス (1874巻))
金成 陽三郎 さとう ふみや
講談社
売り上げランキング: 241,431
 
金田一耕助の孫という設定の高校性が様々な殺人事件を解決するというもの。

推理マンガの金字塔というべき作品。
主人公や登場人物が時折サイコパスである印象は受けるが、
無理がある話も少なく、鮮やかなトリックを楽しめた。
解答編に行く前になんとなく自分でトリックが分かりそうな
ギリギリの難関度の描き方も上手くて良い。

登場人物が複数人おり、
また文字も多く読むのに体力は使うため
何回かに分けて少しづつ読む作品。