吃音症を持っている女子高生が、周囲と馴染めずぶつかっていく話。
本人は必死にもかかわらず、周りから理解されない様子は
読んでいて非常に心がつらくなる。
少しずつ打ち解けていっても、
もともとの本人のコミュニケーションが慣れていないがゆえに、
相手を傷つけてしまう様子もわかる。
最終的には救いがあり、読後感も良かった。
いろいろな人に読んでほしいと思う漫画。
おススメ。
吃音症を持っている女子高生が、周囲と馴染めずぶつかっていく話。
本人は必死にもかかわらず、周りから理解されない様子は
読んでいて非常に心がつらくなる。
少しずつ打ち解けていっても、
もともとの本人のコミュニケーションが慣れていないがゆえに、
相手を傷つけてしまう様子もわかる。
最終的には救いがあり、読後感も良かった。
いろいろな人に読んでほしいと思う漫画。
おススメ。
投資をしたことのない女性に対して、
証券会社に勤務する高校の同級生が、
あの手この手で金融商品を買わせようとする話。
めちゃくちゃ面白い。
どうにかして会社の利益を出すために、
ろくでもない金融商品を、
ずる賢く説明する様子がとても面白く、いちいち大笑いしてしまう。
それぞれの金融商品が、資本主義の理念に乗っ取っている中で、
どういったカラクリで、証券会社が成り立っているかも非常に勉強になった。
ある程度の投資の勉強をしており、
それぞれの金融商品の特性がわかっている人は、
とてもオススメできる作品。
生理が訪れた女子小学生が、周囲との接し方に苦労をしていく話。
面白い。
非常に繊細なテーマなのだが、面白おかしく描かれており、
嫌な気持ちにならずに読むことができる。
女の子同士でもデリケートな問題のため、
誰にも相談できなく、一人で傷ついていく様子は見ていて苦しく、
また、良かれと思った周囲の行動が、
逆に本人を苦しめてしまうことも、
現実でもありそうだと、納得感がある。
「女の子」と「女性」という年代の狭間で、
性に対しての苦労を、
わかりやすいストーリーで描かれている良い漫画だった。
私が狂信的に好きな漫画家である、ロビン西の描いた短編集。
6つの短編集で構成されている。
4つの短編はイマイチなのだが、
「MONKEY」「ソウル・フラワー・トレイン」の二つの短編はとんでもなく面白く、
それだけで大満足のデキ。
序盤からは全く予想のつかない展開に流れていくのが見事で、
そこまでのスピード感も素晴らしい。
「花電車」という特別なストリッパーを焦点にしているが、
ロビン西の独特の絵柄も良くマッチしており、
人情味のあふれる感動する話になっている。
読めて良かったと心から思える作品。
kindleでは販売していないため、中古本を書籍で購入したが満足だった。
けらえいこのコミックエッセイで、
結婚してから7年目の夫との生活を描いたもの。
相変わらず面白い。
お互いに遠慮がなくなってきており、
言いたいことを言い合える、
ちょうどいい感じの距離感に落ち着いているのがわかる。
のろけの漫画なのだが、
それぞれのエピソードが面白可笑しく描かれているため。
柔らかい画風も相まって、毒々しい気分になることがない。
7年たっても、それぞれの譲れないところや
沸点のあるポイントがあり
こういったところから、二人が良い夫婦であることが読み取れる。
これまでのけらえいこのコミックエッセイが好きならば、
同様に楽しめるであろう本。
けらえいこのコミックエッセイで、
結婚式を開催するまで準備や当日の出来事などを描いたもの。
面白い。
作者と夫の人間味があふれており、
発生する夫との意見の食い違いもコミカルに描かれ、
全く嫌な気持ちにならない。
参加側はきらびやかな結婚式だが、
準備する側としてはとにかく忙しいことがわかる。
作者の仕事事情も相まって、
バタバタしながらも乗り越えていく様子も面白い。
当時1995年であり、時代が今と大きく違うため、
今日では当たり前になっている事柄が、
当時としては最先端として挑戦していたこともわかる。
この本の影響で、結婚式の流行が変わったこともあるのかと思うまで感じた。
他人の結婚式の様子を笑いながら追体験できる、
満足度の高い一冊だった。
これまで数多の女性を抱いたモテモテの男性が、
心から好きになる女性と出会うものの、
なかなかうまくいかない日々を描く作品。
全体的にイマイチ。
純真無垢な女性との関わりを通じて、少しずつ主人公の恋愛の意識が変わっていく
ということがテーマなのだが、
主人公の境遇が特殊過ぎており、感情移入をすることができなかった。
ストーリーは3巻でまとまって、予想できない展開もあり良かったが、
キャラクターが悪く、行動に魅力を感じられなかったのが残念。
人生で一度も鉄道に乗ったことのない女性が、
初めて乗った豪華寝台列車で、殺人事件が起こる話。
全体的にイマイチ。
中盤で大きなどんでん返しがあるのだが、
設定に無理を感じてしまい、主人公に感情移入をすることができなかった。
主人公がある程度の一般常識を持っているため、
さすがにわかるのではないかと感じる。
鉄道に乗ったことのないという設定も、生かしきれていない気がした。
話を引っ張ったわりにはオチが弱かったのも残念。
もしこれが漫画ではなくて小説ならば、
演出の仕方を工夫でき、また印象が違うだろうと感じるものだった。
暮らしている孤児院が、
鬼に提供する人肉を作るための施設であることを知り、
脱出を図る話。
サスペンス漫画であるが、
バカな行動をするキャラクターがおらず、
全員が知恵を出し合って状況を打破していくため、
読んでいて気持ちがいい。
孤児院から脱出したら、
さらにそこから世界が広がっていき、
これからどうなるんだろうかとハラハラされされた。
広がりすぎた世界観でも、要所要所を大きくカットすることで、
上手に20巻にまとまっており、退屈せずに読むことができた。
鬼側の描き方もユニークであり、特徴的な社会制度など、
ただの勧善懲悪ではない物語となっており、
最後まで読み応えがあった作品だった。
「あたしンち」の作者が描いた、新婚生活のコミックエッセイ。
面白い。
新婚生活として、他人と生活する様子が赤裸々に描かれ、
些細なすれ違いやギャップなどがカラー漫画でわかりやすい。
たとえ短所であっても、あくまでそれを特徴としてとらえて説明しており、
よくある悪い印象を持つような書き方になっていないため、ストレスなく読むことができる。
漫画の合間に挟まる、作者独自の資料・取り扱い説明書のようなものが、
非常に面白く笑ってしまった。
1991年という古い時代の本なのだが、確かにそのようなものだと納得する内容。
大変な面もあるが、幸せそうな生活が描かれており、
作者の次の作品も読んでみたいと思ったものだった。