コララインとボタンの魔女

新しい家に引っ越してきた少女が
目がボタンである人形の世界に迷い込む話。

世界観が素晴らしく冒頭から不気味で目が離せなくなる。
何が起こるのかが予想できない演出ばかりで非常に面白い。
生理的に嫌悪感を催すような演出もあり
子供向けの作品なのか疑ってしまうところ。

脚本に関しても、話が動き始めるまでは退屈であるが、
最終的には無駄なく伏線を回収した冒険劇になっており
世界観も相まってワクワクしながら見ることができた。

しかし、魅力的な部分が多かっただけに
自己中心的でわがままな主人公には感情移入をしにくかったのは残念。
年頃の女の子を描きたかったのだろうが
発言一つ一つが鼻についてしまい素直に応援をすることができなく、
また、姿が可愛くないのもマイナスな点だった。

奇妙で不気味な世界観は一級品なので
こちらを楽しみたい人にはオススメな作品。

コララインとボタンの魔女 スタンダード・エディション [DVD]
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