Hiiro

マップに散らばったキューブを集める探索アクションゲーム。
2時間ほどでクリア。

幻想的な雰囲気が特徴で、
落ち着いた音楽の中を探索していく。
別のマップで集めて行動範囲を広げる、という事も無く、
敵がいなくゲームオーバーの概念がないため、
とり方が分からないキューブは後回しにし、
好きなマップをまったりと自分のペースでプレイできる。

キューブの場所は地図を広げたらわかるため、
なんとなく怪しいと思うところを探索すれば
困ることはない設計。

残念な点として大きい特別なキューブの場所が
地図上には表示されないため、永遠とマップを探し回ることになったのは
ストレスが溜まってしまった。

短い時間でサクッとプレイできるゲーム。
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邪策の枷

戦闘をリズムゲームとパズルゲームで行うことが特徴の
一風変わったシステムを持つRPG.
4時間ほどでメインシナリオをクリア。

音楽に合わせてタイミングよくキーを押すことで防御し、
ランダムに散らばった石をパズルの容量で上手く並び替えることで
攻撃するというもの。

他に見ないシステムだったのだが、
肝心のキーを押すタイミングが序盤ほとんどわからなかったのが難点。
中盤になって慣れてくることで、ようやく戦える感覚。
防御が成功したのか失敗したのかが
もっとエフェクトでわかりやすくしかった。

また、パズルも並び替えた後の石の形が
難しいほど相手に大きなダメージを与えるのだが、
こちらもなれるまでに時間がかかり、
結局、一番簡単なものか二番目のものばかりの完成を目指してプレイしてしまった。
そのため爽快感が薄かったのは残念。

立ち絵はよく女の子も可愛いのだが、
敵グラフィックが絶望的で画質も悪く、どうにかしてほしかったところ。

また、ストーリーが消化不良であり、
「邪策の枷」という用語も出てくるが
どこが邪策だったのかが伝わらなかった。

斬新な戦闘ではあるが、
一工夫すればさらに伸びると思った作品。

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シルフドラグーンゼロ

宇宙を舞台にしたMIDIASというナノマシンと戦うシューティングゲーム。
2時間ほどでクリア。

全方位のシューティングゲームであり、
ステージをクリアするとポイントがもらえ、
そのポイントを使い自機を強化していく流れ。
基本的な王道のシューティングゲーム。

ステージに失敗しても大量にポイントがもらえるため、
インフレ的に自分を強化できるのは気持ちがいい。
ステージを進めることで機体も新しく手に入るが、
自分にはクセが強すぎて、初期の機体ばかり使っていた。

とても丁寧な作りで、操作方法もわかりやすく、レベルデザインも優秀。
サクッとプレイしたい方におすすめ。

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腹が減っては勇者はできぬ

ドラゴンを討伐するために冒険にでた勇者を操る、
見下ろし型アクションゲーム。
1時間ほどでクリア。

ゼルダの伝説のように、
ボタンを押して剣や回復魔法を操作するのだが、
マジックポイントの代わりに空腹度のパラメータがあるのが特徴。
剣を振るたびに、空腹度が下がっていき、
一定以下になると食料を消費して回復するというシステムで、
これが今までに見たことのなく楽しめた。

主人公の強化も簡単で、
時間をかけてお金さえためれば
強い敵でも簡単に倒せるようになるため親切な設計。

また、ストーリーもまとまっていて面白く、
絵本を読んでいるかのような気持ちよさ。
文章の一つ一つにいちいち笑いながらプレイをしてしまう。

残念な点としては、敵に囲まれると有無を言わさずやられてしまうため、
ゲームオーバーの回数が多かったこと。
ゲームオーバーになってしまっても
所持金を一部減らして町までワープする、といったシステムにすれば
さらにテンポが良くなったかもしれない。

プレイヤーに親切な設計もさることながら、
楽しませるストーリーが魅力の
最初から最後まで熱中できる作品だった。

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ひとりぼっちの竜の神話

ロマサガ風システムのRPGで、
世界の異変の原因を突き止めるというもの。
3時間ほどでクリア。

面白い。
ロマサガ風の戦闘システムで、
技にレベルや閃きという概念があるのが特徴。
どの技もレベルを上げようとプレイするため
自然とすべての技を使用することとなり、これが退屈せずにすむ。
戦闘が終了したらガンガンとレベルが上がっていく様子は気持ちよく、
一つ一つの戦闘に達成感がある。
フィールドではどこでもセーブができ、
戦闘もいざとなればアイテムに頼ることで有利に進められるため
プレイしていて非常にストレスフリー。

ストーリーも始めはややこしいと身構えたが、
プレイしてみるとすんなり頭に入ってきて
非常にコンパクトにまとまっているものだった。

短編のRPGで良くできている作品。

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けものフレンズ.exe

「けものフレンズ」というアニメの二次創作ホラーアクションゲーム。
2時間ほどでクリア。

けものフレンズの登場キャラクター達が
ドット絵で描かれるのは可愛いのだが、
全体的にいまいちであった。

アクションの操作性が悪く、セーブポイントもないため、
敵にやられた場合、ステージの初めまで戻されてしまいストレスがたまる。
作中で同じようなステージを何度も周回させられ、
モチベーションを上げてプレイをすることができない。

また、作者のメッセージ性が強いことが特徴で、
少々内容が説教じみているため、
人によって、合うか合わないかがはっきりと分かれるかもしれない。

また、途中で「Undertale」というゲームの演出が入り、大変なネタバレとなるため、
Undertaleが未プレイならば、全くオススメできない。

「けものフレンズ」と「Undertale」の
どちらも知っている人にプレイを求めるような、
人を選ぶ作品だった。
Undertaleが未プレイならば、是非ともそちらからプレイしてほしい。

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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?<ドラマ版>

ある花火大会の日の、小学生の日常を描く青春ドラマ。
1時間の作品。

とても面白い。
「もし~だったらどうなっていたんだろう」という程度で
SF要素はがっつり絡むことはなく、
また、恋愛作品というよりかは、
自分の気持ちにけじめをつける青春作品という印象が強い。

登場人物がアニメ版と違い小学生に変更されており、
発言や冗談、煽りがいかにも年齢に会っているため
感情移入でき笑ってしまう。

小学生であり、男子より心身ともに育っている女子の
微妙な心の移り変わりが描かれ
それに対する男子の気持ちも納得する。

ある町内会での小規模な出来事ではあるが、
終わりもスッキリしていて
タイトルも納得のいくものだった。
オススメできる作品。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

 
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]
アニプレックス (2018-04-18)
売り上げランキング: 13,264
ある男子の夏休みの一日を描く、SFチックな恋愛映画。
原作は未読。

風景や花火の絵はとても幻想的で、
作画も引き込まれるような上手さがあるのだが
肝心の内容がいまいちだった。

時間を戻して選択をやり直す、というコンセプトは良いのだが、
それ以外の大事なところでウジウジして動けない主人公に
見ていてストレスが溜まってしまった。
オチもスッキリしないまま終わり、消化不良だった印象。

声優もハマっておらず
そもそものキャラクターの容姿との違和感や
感情の違和感も感じてしまった。

作画が上手く、予告編もワクワクする作品だっただけに、
脚本やキャラクター性格をもう少し気持ちいものにし、
感情移入をさせてほしいと思った作品。

東京ゴッドファーザーズ

東京ゴッドファーザーズ [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2012-11-21)
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クリスマスの夜にホームレスの三人組が赤ん坊を拾い、
親を探して東奔西走する話。

自分のことを卑屈にホームレスだと言っていながら、
なんだかんだで手助けをしてしまう登場人物が見ていて気持ちがいい。
赤ん坊を拾ったことをきっかけに、
キャラクターが抱えていた問題が解消されていく様子は見ごたえがあり、
このような脚本を描けるのは素晴らしく感じた。

人間味の溢れる登場人物たちの非常に温かい話で
終わり方もよく、万人が楽しめる作品。

冷たい熱帯魚

冷たい熱帯魚 [Blu-ray]
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熱帯魚店を営んでいる男性が、とある男性と出会うことにより
生活がめちゃくちゃにされる様子を描く。

すごい、という印象。
店で知り合ったたった一人の男性に
どんどん自分の領域が侵されていくのは鳥肌が立つ。
だんだんと相手の本性が分かってくると同時に
もう引き返せない立場にいる筋書きは見事。
どのようなエンディングを迎えるのかが
気になって仕方なかった。

気色が悪く、グロテスクなシーンも多いため見る人は選ぶが、
見終わった後の放心感はすさまじかった。