センチレンタル少女<全3巻>

センチレンタル少女(1) (マンガボックスコミックス)
講談社 (2015-03-09)
売り上げランキング: 58,176
 
レンタルDVDショップが舞台のギャグ系な日常漫画。

主人公の男性と、それを取り巻く女性たちの言動や行動が
くだらないが面白く、ダラダラと読めてしまう。
どのキャラクターもいい性格をしており、
少しづつ進んでいく恋愛も素直に応援できる。
広げた風呂敷のたたみ方は急だった印象だが、
だれることなく3巻で上手くまとまっていた。

マンガでわかる発電・送配電

マンガでわかる発電・送配電
オーム社 (2017-07-14)
売り上げランキング: 89,902
 
「マンガでわかる~」シリーズの一つであり、
発電所での電気の発生させ方、変電所への送電方法、その後の家庭までの配電方式について
キャラクターが説明したもの。

電気についてどのように活用しているのかを知るのは面白く、
またそれまでに様々な工夫がある事がわかる。
特に、家庭でのブレーカーやコンセントに関することは
身近である分、理解できて良かったと感じる。
ストーリーのテンポもサクサク進み、ヒロインが可愛いのも良い。

あくまで「マンガでわかる」程度であるため、
勉強には参考にはならないが、一般的な雑学として理解できる良書。

マンガでわかる電気数学

マンガでわかる電気数学
オーム社 (2017-07-14)
売り上げランキング: 62,661
 
電気系の資格を取るのに必須な電気数学について、
漫画でわかりやすく紹介する本。

知識のない主人公が電力会社の女性に教えてもらい、
電気回路について学習していくという王道な内容。

例え話や図解が豊富であることが特徴で、
電気の知識が高校で止まっている私であっても理解しやすい内容だった。
これが面白かったため、他にも「マンガでわかる~」シリーズを読んだが、
それらと比較しても完成度の高い一冊。

もちろんこれだけでは学習にはならないが、
三角関数、複素平面、交流回路といった電気回路を解く上での基礎の部分を、
図とたとえでわかりやすく噛み砕かれて説明されており、
初めの一歩として優秀な教本。

ひとりぼっちを全力で楽しむ

ひとりぼっちを全力で楽しむ
すばる舎 (2017-12-17)
売り上げランキング: 18,775
 
筆者が一人で行った数々のエンターテイメントを紹介する本。

以前から好きなライターである地主啓介さんの本で、
相変わらずの奇抜の発想と、大胆な行動力がウリ。
お金と時間をかけた行動が惜しみなく紹介され、
贅沢な内容であると感じる。

一見バカに感じるかもしれないが、
実際に行動までしてしまうものは素晴らしく
他の人はまず真似をすることができないだろう。

あくまで、これまで行っていた出来事を紹介する、という趣旨であるため、
「普段の孤独を感じている人」には参考にならなく、期待外れになるので注意。

MOSAIC

音を頼りにクリックして絵を描くゲーム。
1時間ほどでクリア。

幻想的で雰囲気のいい作品。
始めは音が少ないが、絵を描くたびに音が増えていくので、
進めるにつれてそのたびに難しくなっていくというシステム。
だんだんと音が重なっていく様子は、プレイしていて心地がいい。

ヘッドホンやイヤホンが必須であり、
微妙は音の違いを聞き取ることが求められるが、
ゲームオーバーになってもデメリットはないため、
難しければあえてゲームオーバーになり、はじめからプレイし直すのも手。

雰囲気が良くオシャレな作品を感じたい方にはオススメ。
ダウンロードはこちらから。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

銀河の悪に立ち向かうスペースオペラで
スターウォーズシリーズの8作目。
これまでのシリーズはすべて視聴済み。

誰もが知っているビッグタイトルであり、
前作の直後からストーリーが始まるため、
7作目の視聴は視聴は必須。

相変わらず宇宙規模でスケールの大きい戦いであるのだが、
今作は私にはイマイチだった。

それぞれのキャラクターの行動理由もわからず、
結果も伴わないため、結局何がしたかったのかが不明で
ただ無謀で馬鹿なキャラクターにしか見えない。

また、これまででは圧倒的なカリスマ性を持っていた敵も
本作では小物のような印象を受け、
非常に感情的でどうしようもなく、
大規模な軍隊を率いている割にはポンコツであった。
なぜカイロ・レンがここまで主人公に魅かれるのかも不明。

シリーズものである利点を生かして、
過去作品のキャラクターや伏線を贅沢に使えばよいのに、と思ってしまう。
これまでのスターウォーズシリーズであった、
変な惑星で種族関係なくチームを組み巨悪に立ち向かうというテーマも薄く、
人間同士が喧嘩をしているだけだった。

次回が最終作ということだが、次はもっと面白くなることを期待したい。

リトルウィッチアカデミア<全25話>

 
落ちこぼれの魔女が憧れの人に会うため魔法学校で生活をする話。

魔法が時代遅れで廃れたものであり、
科学が現代のように発達しているという、あまり見ない背景設定。
主人公の憧れている魔女は魔女界で異端児として知られており、
ことあるごとに誹謗させられているのはなかなかのリアル。

主人公は頭が悪いが、熱く真っすぐな性格であり、
周りを巻き込み大きな問題を解決していくというのだが、
この性格が合うかは人によるかもしれない。
私には、ずる賢く無謀であるネガティブなイメージを受けるシーンが多かったため、
そこまで感情移入をして見ることは出来なかった。

終盤は、王道で非常に盛り上がり良いのだが、
そこまでの話が退屈に感じてしまい残念。
めくるめく息をつかせないテンポで
もっと想像できないような世界観を描いて欲しかったと思う作品。

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話

女子高生が「戦車道」という競技に参加し、成長する話。
設定を継承しているため、これまでのシリーズの視聴は必須。

見事としか言いようがない内容。
前作の劇場版のクオリティがあまりにも高かったため
続きの製作に不安だったのだが、全く期待以上のデキ。

やっていることはこれまで通り、
「皆で力を合わせて戦車の大会に出場し、戦術を練って相手を倒す」というだけなのだが、
その流れが素晴らしい。
馬鹿なキャラクターもおらず、
皆で一丸となって戦おうとする姿は本当に応援したくなる。

試合に出場するまでの日常パートも印象が強く、
新キャラクターもしっかりキャラ立ちされており、
またどの主要キャラもしっかり出番を与えられており、
見ていて本当に楽しい。
やりすぎといっていい演出とテンポの良い脚本は素晴らしく、
これまで通り、戦車による戦闘シーンは迫力があって良い。
終わり方もいいヒキで、早く続きを見たい。

60分ないが、贅沢で夢中にさせるアニメ。
前作の劇場版と同レベルの質であり、本当にオススメ。

AN EARTH

 
宇宙人から地球を守るため、幼馴染と冒険に出かけるRPG。
2時間半ほどでクリア。

ゲームの紹介方法やオープニングのノリが合わなく心配になったが、何とかクリア。
良くも悪くもフリーゲームという印象で、
作者が自分の好きなように作っているため、
雰囲気が合うか合わないかは人次第だろう。

ウディタの基本システムをそのまま使っており、システム面ではチープであるが、
敵グラフィックには味があって良い。
シュールさと狂気を含んでいる演出もあり、
場面によっては、「よくこのような演出を思いつく」と唸らせる。

回復ポイントやセーブポイントが多くサクサク進められるが、
広大なマップや硬すぎる敵にはストレスを感じてしまった。

また、破天荒なストーリーだったのが、ラストで上手く収束する脚本は見事。
万人にオススメできるわけではないが、尖っている部分を感じることができる作品。

ダウンロードはこちらから。

悪の教典<全9巻>

 
生徒から絶大な信頼を得ていたカリスマ教師が、
サイコキラーとなって殺人事件を起こす話。

人が良い熱い教師であった主人公が
少しずつおかしい方向に回り始めるのは怖く、目が離せなくなる。
少しずつ異変に気が付く者、最後まで心酔する者など
クラスに様々なキャラクターが関わるのは魅力的で、
また、先生も常に一歩上を行く犯行をする様子はとても怖い。

最後まで一気に読ませる作品。