ターミナル

ターミナル [Blu-ray]
ターミナル [Blu-ray]
posted with AmaQuick at 2024.02.11
トム・ハンクス(出演), キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(出演), スタンリー・トゥッチ(出演), チー・マクブライド(出演), ディエゴ・ルナ(出演), スティーブン・スピルバーグ(監督)
5つ星のうち4.4
¥945 (中古品)

祖国の事情により無国籍になってしまい、
空港から出られなくなってしまった男の話。

面白い。

厄介者となった主人公をどうにかしたい空港の思惑や、
空港で暮らすことになり、周囲から一瞥の目で見られるようになる中、
主人公の前向きなマインドで、悲観的にならないように描写されている。

初めは片言しか通じなかったが、
少しずつコミュニケーションをとれるようになっていき、
それにより理解者も増えていくため、主人公を応援したくなる。

ほぼすべてのシーンが空港内で描かれるのだが、退屈せずに話が進んでいき、
見終わった後に温かい気持ちになるハートフルな映画だった。

セキララ結婚生活

セキララ結婚生活
セキララ結婚生活
posted with AmaQuick at 2024.01.27
けら えいこ(著)
5つ星のうち4.5
¥855

「あたしンち」の作者が描いた、新婚生活のコミックエッセイ。

面白い。

新婚生活として、他人と生活する様子が赤裸々に描かれ、
些細なすれ違いやギャップなどがカラー漫画でわかりやすい。
たとえ短所であっても、あくまでそれを特徴としてとらえて説明しており、
よくある悪い印象を持つような書き方になっていないため、ストレスなく読むことができる。

漫画の合間に挟まる、作者独自の資料・取り扱い説明書のようなものが、
非常に面白く笑ってしまった。
1991年という古い時代の本なのだが、確かにそのようなものだと納得する内容。

大変な面もあるが、幸せそうな生活が描かれており、
作者の次の作品も読んでみたいと思ったものだった。

大平面の小さな罪

平面の模様を操る組織の人間と、3次元の人間社会とのやり取りを描く話。

とても面白い。

「模様を変える」というネタだけで、
話が大きく広がっていき、様々な物語を見ることができる。
組織の目をかいくぐりながら、いろいろなお金儲けのアイデアが出てくるのは
楽しいしワクワクする。

平面世界側も含めて、どの登場人物も非常に人間臭いもの良い。
上手くお互いを利用した関係もわかりやすい。

物語も痛快だし、最後も大きくなり過ぎた話もうまくまとまり、後味も良かった。
読んでよかったと思える作品。
おススメ。

M3GAN/ミーガン

M3GAN/ミーガン [Blu-ray]
M3GAN/ミーガン [Blu-ray]
posted with AmaQuick at 2024.01.27
アリソン・ウィリアムズ(出演), ヴァイオレット・マッグロウ(出演), ロニー・チェン(出演), ブライアン・ジョーダン・アルバレス(出演), ジェラード・ジョンストーン(監督)
5つ星のうち4.1
¥1,400

事故で両親を亡くした子が、友達として人口知能を持つロボットを与えられる話。

序盤はハートフルであるものの、だんだんと人口知能が覚醒していき、
少女を守るために行動が過激になっていく様子を見る作品。
展開が予想通りに進んでいくため、脚本にはもう少しひねりがあると良かったと感じる。

ただ、少女とその少女を引き取った叔母のやり取りは見ごたえがあり、
教育、愛情といったものについて、ロボットと人間との比較を考えさせる。
ビジネスマンである叔母が、突然少女を引き取ることになり困惑することもわかるし、
少女が亡き両親に愛情を求めることもリアル。

人口知能という題材で、近年の映画を観たければ見るとよい。

親も年とってまいりましたコミックエッセイ 親孝行できるかな?

たかぎなおこのコミックエッセイで、
上京している独身の娘が、シルバー世代になった親に対してのやり取りを紹介したもの。

いつまでも両親が怪我無く元気でいてほしいし、
人生を楽しんでほしいという思いがよくわかる。

親孝行のために、様々な案を考えて、実行したりするものの、
自分が準備した部分とは別の個所で、両親が喜んでもらったりというのはリアルでほほえましい。

定年後の両親がどのような生活を送っているかは、家庭によってもちろん違っているのだが、
そのかかわり方の一例として参考になる作品。

ジェイソン流お金の稼ぎ方

ジェイソン流お金の稼ぎ方
厚切りジェイソン(著)
5つ星のうち4.2
¥1,287

厚切りジェイソンが書いた本で、
どのように仕事をしていくかを、彼の視点で解説したもの。

とても面白い。

お笑い芸人とIT企業会社員、外国人だけど日本語が堪能、という特徴がある彼だが、
どのような考えでその経歴に至ったのかが、具体的に描かれている。
自分の市場価値を高めるために努力をしていくことが、
いかに大切であるかがわかりやすく書かれており、とても参考になった。

「できること」「社会に必要とされていること」「好きなこと」という三本柱は、
言われてみると、まさにその通りだと感じるし、
それにより厚切りジェイソンが実際に成功しているため、説明にも説得される。

業務や人生の節目のタイミングで、再度読んでみようと思える本。
強くオススメ。

ジェイソン流お金の増やし方

ジェイソン流お金の増やし方
厚切りジェイソン(著)
5つ星のうち4.4
¥1,188

厚切りジェイソンが書いた本で、
どのように資産を貯めたかを、彼の視点で解説したもの。

そこまで内容も多くなく、読みやすい文体で書かれているため、
サクサク読み終わることができる。

インデックスファンドに長期投資をして時間を味方にする、という方法に落ち着いているのだが、
その方法での利益で、家族全員を養っていることを具体的に書かれているため、
すでに得ている知識の有用性、実効性を再確認することができた。

具体的な投資方法については、
「超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」
が一番わかりやすく参考になるため、
投資に興味があれば、そちらも読んでみることをオススメする。

明日のエサ キミだから<全10巻>

化け物が徘徊することになった日本で、なんとか生き延びようと奮闘する話。

何が起こっているのかわからないパニックと、
だんだんと人類が適応していく様子は、読んでいてとても面白い。

大きくて迫力のあるコマを使い分けられて、
ハラハラする様子がこちらにも伝わってくる。

序盤は新しい展開にどんどん切り替わり続きが気になったのだが、
ただ、招待状を受け取ったあたりから、
やりたいことの軸がぶれていき、テンポが悪くなったのが残念だった。

シャトゥーン~ヒグマの森~<全3巻>

北海道の森で、ヒグマに襲われる話。

面白い。

人間に比べて、ヒグマがとことん狂暴であり、
脅威であることが、ひたすら描かれる。
残酷な描写も多いため注意が必要。

「ヒグマはなんとなく狂暴」というイメージだけだったが、
ヒグマと比べて、人間があまりにも無力で絶望することを実感できる作品。
巻数も短くサクッと読めるためおススメ。

マーダー・インカーネイション<全2巻>

三人の人間を殺せば、大切な人を蘇らすという契約をする人々の話。
主人公が変わっていくオムニバス形式であり、一つのエピソードが2話ほどで構成される。

ただ蘇らせて終わり、というわけではなく、
一ひねりされて、最後まで後味の悪い物語になっている。
どれも、世にも奇妙な物語でありそうな話であるのだが、
全体的にその捻り方も単純であり、イマイチだった。

また、絵も不自然であり、そこも残念。
3DCDで書いているためなのだが、登場人物に躍動感が感じられなく、
作品に入り込むことができなかった。