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インターステラー

インターステラー [Blu-ray]
マシュー・マコノヒー(出演), アン・ハサウェイ(出演), ジェシカ・チャステイン(出演), エレン・バースティン(出演), マイケル・ケイン(出演), クリストファー・ノーラン(監督)
5つ星のうち4.5
¥4,990 (コレクター商品)

気候変動によって地球が住めなくなり、
人類の移住先となる他の星を探す話。

SF要素は強いものの、脚本は現実性を意識して作られているようで、
相対性理論による時間の乱れや、ワームホールによる空間のねじれを利用した航海の描写は、
理系であれば「本当にあり得るのかも」と錯覚させられるような内容だった。
また、未知の惑星に到達したときのワクワク感も非常に良い。

ただし、物語の都合上とはいえ、
終盤は完全にフィクションの世界観に寄ってしまい、
見ていて少し冷めてしまったのは残念だった。

35年目のラブレター

子どものころに教育を受けられず、
読み書きができないまま定年を迎えた男性が、
妻のためにラブレターを書こうと勉強を始め直す話。

面白い。

平成から令和の時代のかけての実話がもとになっており、
とてつもなく苦労したと思うが、
主人公が前向きに勉強に取り組んでいくさまはグッとくるし、
それを支えようとする妻や子ども、職場の人たちの温かさが身に染みる。

夜間中学で、様々な経歴の人たちが一緒に勉強をしていく様子も良く
こういった教育の場が用意されていることも知れて良かった。

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

鬼殺隊という組織に所属する人間が、人間に害をなす鬼と戦う話。
時系列は柱稽古編の次にあたり、これまでのあらすじは描かれないため、
前作の視聴は必須となる。
原作の漫画は読了済み。

相変わらず映像は非常に美しく、
ぬめるように滑らかに動く戦闘シーンは手に汗を握る迫力。
動きがある分、漫画よりも何が起きているのかわかりやすく良い。

どうすればいいのかわからなくなるほどの敵の圧倒的な強さに、
何度も絶望しながらも立ち上がって戦う姿に思わず応援したくなる。

ただ、前作からのつながりのため、再序盤から敵の根城での戦いに突入し、
緩急をつけるための日常的なシーンはほとんど描かれない。
代わりに、登場人物たちの過去が多く挟まれるのだが、
一つ一つが長めで、テンポの悪さを感じてしまったのは残念な点だった。

タコピーの原罪<全6話>

いじめられっ子の小学生を幸せにしようと、
不思議な道具を持つ異星人がコミュニケーションをとる話。
原作の漫画は読了済み。

異星人と人間は言葉こそ通じるものの、
価値観が致命的に異なっているため、
親切心からの行動であっても、結果がまったく伴わないところが恐ろしい。

さらに、主人公の小学生も、
自分のことしか考えられない幼稚な性格ゆえに、
周囲を巻き込みながら、
物語が後戻りできない悪い方向へと進んでいく過程がゾクゾクする。

アニメ化によって表現がより誇張され、
原作以上に全体を通して狂気を感じられるようになった。

一方で、1話あたりの区切りを広く取れるようになった反面、
物語の畳み方がさらに唐突になり、
原作以上に「そんな展開ありなのか」という印象も受けた。

鬼滅の刃 柱稽古編<全8話>

鬼滅の刃 柱稽古編 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
花江夏樹(出演)
5つ星のうち4.6
¥9,240 (コレクター商品)

鬼滅の刃シリーズの遊郭編の次作にあたる作品。

これまでとは違い、本編では明確な敵がおらず、
主人公たちの修行と、柱と呼ばれる人物の深堀が主な描写となる。
登場人物による、ギャグのような掛け合いが色濃くでているため、
このノリについていけない人にはストレスが溜まるだろう。

話数に対しての達成感が少ないため、
不要な部分を削り、さらに短い話数でテンポよく進むと良かったと感じる。

怪盗グルーのミニオン大脱走

怪盗グルーのミニオン大脱走 [Blu-ray]
笑福亭鶴瓶(出演), 松山ケンイチ(出演), 中島美嘉(出演), 芦田愛菜(出演), 須藤祐実(出演), 矢島晶子(出演), いとうあさこ(出演), 山寺宏一(出演), 宮野真守(出演), 福山 潤(出演), ピエール・コフィン(監督)
5つ星のうち4.4
¥1,080

怪盗グルーシリーズの3作目で、
悪党にダイアモンドを盗まれたグルーが、仲間たちと取り戻す話。

全体的に感動するような脚本になっているのだが、
親子愛やグルーとミニオンの愛情などの要素を詰めすぎており、
一つ一つが薄く感じてしまった。
また、悪役もそこまで魅力的ではないのも残念。
期待ほどのデキではなかった。

オデッセイ

事故により火星に取り残された宇宙飛行士が、
なんとか生き延びて地球に帰還しようと奮闘する話。

とても面白い。

絶望的な状況の中、
知恵を振り絞って事態を解決していく様子は
本当にワクワクする。
主人公だけでなく、地球側も彼を助けようとする一体感があり、
見ていて気持ちがいい。

手堅いSF映画を見たい方は強くオススメできる映画。
いい作品を見れてよかった。

怪盗グルーのミニオン超変身

怪盗グルーのミニオン超変身 ブルーレイ+DVD [Blu-ray]
スティーヴ・カレル(出演), クリステン・ウィグ(出演), ウィル・フェレル(出演), ジョーイ・キング(出演), クリス・ルノー(監督)
5つ星のうち4.3
¥2,400

高校時代の友人から恨まれたグルーが、
身の安全のために知らない街へ引っ越すところから始まるドタバタコメディ。

きちんとしたハートフルな映画のため、
私が最高に度肝を抜かれて面白いと感じた映画「ミニオンズ」のような
狂気と破天荒さを求めていたら期待外れになるだろう。

全体的にキャラクターの作りこみが上手く、
主人公たちは応援したくなるし、嫌な奴はきちんと嫌だし、
ミニオンズはいざというときに、全く期待できなくて可愛い。

全体的にとても丁寧に描かれており、
老若男女楽しく見ることができる作品。
誰かと一緒に何かを見たいならば、とりあえずコレといえる映画だった。
オススメ。

月の満ち欠け

『月の満ち欠け』通常版DVD [DVD]
大泉洋、有村架純、目黒蓮、伊藤沙莉(出演)
5つ星のうち4.5
¥6,530 (コレクター商品)

交通事故で亡くした娘が、前世の記憶を持っていたと説明を受ける父親の話。

時系列がバラバラに展開されるため、
序盤はよくわからなくついていけなかったが、
だんだんと全貌がわかり、最後にはスッキリする話で安心した。

ファンタジーのような設定が土台となっているため、
そういったものを許容できる恋愛映画を見たい人向けの作品。

ホーム・アローン

家族旅行に行くはずだったが、偶然家に一人取り残されてしまった子どもが、
ちょどいいタイミングで家に来た泥棒を撃退する話。

面白い。

子供の聡明で発想で泥棒を撃退する様子が笑ってしまう。
泥棒側の性格も魅せるもので良い。

一人で生活をしようとする解放感と、
それに対比されて描かれる親子愛の描画もうまく、
ところどころのシーンでグッとくるものもあった。

昔の映画だが、有名である理由がわかる作品。
オススメ。