フリーゲーム」カテゴリーアーカイブ

たおるけっとをもういちど(2017年リメイク)

かなしみホッチキスの作品「タオルケットをもう一度1」を
ツクールMVでリメイクした作品。
島に漂流した男の子が、ロボットの侵略から世界を救う話。
6時間ほどでクリア。

私が10年ほど前にハマりまくった「タオルケットをもう一度シリーズ」でも、
特に好きな作品であったのが「タオルケットをもう一度1」であった。
ある意味で私の人生を変えた作品。
ストーリーは変わらないが、
一部のグラフィックと、終盤のダンジョンに追加がある。
また音楽も全体的に変更されている。

リメイク前からも言えることだが、
とにかくスケールが壮大であり、
素晴らしい小説を読んでいるかのよう。
ロボットの侵略になすすべもない中で、
人の感情や愛情というものが、よく描かれている脚本。
非常に心に残る作品。

ほとんどリメイク前と変わりはないが、
ただBGMは、リメイク前のオルゴール調のほうが、
ほのぼのとしたグラフィックの世界観にあっている気がした。

かなしみホッチキスのシリーズでは
とっつきやすくわかりやすい作品であるため、
興味がある人はここからやると良い。

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笑う、わらわぅ(2024年リメイク)

奇妙な世界に迷いこんだ少女が、そこで出会う仲間と冒険するRPG。
3時間ほどでクリア。

10年ほど前に私がハマりまくった「かなしみホッチキス」の作品。
リメイク前の「笑う、わらわぅ」はプレイ済み。
リメイク前後で変わっている点は、一部の登場キャラクターとグラフィック程度であり、
ストーリーや世界観に変化はない。

相変わらず、とてつもない作品。
ジャンルはRPGではあるが、戦闘はほとんどおまけであり、
とにかく世界観で魅せてくるもの。
それぞれのグラフィックをどれだけの時間をかけて作ったのかが
想像するだけで鳥肌が立つ。

リメイク前の作品でも、何回もプレイしているにも関わらず、
エンディングを見終わった後に放心した。
商用ゲームでは絶対に出せない味を出しており、
エゴの強いフリーゲームをやりたいならばぜひ。

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ドアを開ける短いゲーム

冒険しコインを貯めることで、さらに行動範囲を広げていく3Dゲーム。
2時間ほどでクリア。

敵などは存在しなく、
ただ、コインを集めて、次のステージに進んでいく散歩ゲーム。

レベルデザインが優秀であり、
ただコインを集めるだけなのに、
詰まることはなくなんとなく次に進めることができる。

綺麗な世界観と心地よい音楽が特徴であり、
スマホアプリのゲームでまずまずの出来という作品。

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理不尽な魔物のヒナ

幼い魔物の面倒をみるシミュレーションノベルゲーム。
2時間ほどでクリア。
鏡のマジョリティアの作者の前作ということでプレイ。

基本的に魔物の健康状態を確認し、
本で得た知識を使って、それに見合った食料を与える、
という流れにになる。

ただ、流れが同じのため
発生するイベントのレパートリーが少なく、
だんだんと飽きてきてしまったのが残念。
一癖あるストーリーだったが、
これまでの流れで、そこまでキャラクターに感情移入できていなかった。

最新作のゲーム性がとんでもなかっただけに、
期待を超えられなかった作品。

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鏡のマジョリティア

主人公だけがルールがわからないカードゲーム「マジョリティア」で遊ぶ話。
ネタバレを見ずに7時間ほどでクリア。

とても面白い。

全くルールがわからない中で、
状況から少しずつ効果を予想して、進めていく。
ルール理解のための仕組みも優しく、
どれだけの未プレイヤーへのテストプレイがあったのか予想がつかない。

何よりも素晴らしいのが、試合の戦略性。

対戦相手のカードが固定されているため、
試合が始まる前に、どれだけ積み込み(イカサマ)を行うことができるか、
それをもって詰将棋のように正解に少しずつたどり着いてくのが、
この上なく気持ち良い。

また、勝利条件が試合によって変わることが大きな特徴であり、
後半になるとゲームバランスを壊すような試合になっていく。
特に、シープという相手とのデッキでは、
カードの効果や展開に度肝を抜かれた。
このような発想ができることに心から尊敬する。

久々に良いゲームをやった。
これだからフリゲは面白いと感じる作品。

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魔女と歪んだ迷宮

ゲームのウィンドウサイズを操ってゴールを目指すアクションパズルゲーム。
1時間ほどで全ステージクリア。

とんでもなく面白い。度肝を抜かれた。
まさかこのようなゲームが実現できたとは。

ゲームのウィンドウの大きさを変えることで、
ステージの足場の位置が変わり、次第に行動できる範囲が広がるというもの。

すぐに終わるステージ数が3×2つで一つのダンジョンなのだが、
切り替わりの演出もよく達成感がある。
レベルデザインも親切で、プラスアルファのアイテム収集要素もやりこみ用として良い。

ウィンドウサイズによっては、主人公が壁を貫通することがあり、
始めはバグだと思ったのだが、実はそれすらもギミックだったという出来栄え。

よくこのようなゲームを作れるものだ。
新しい発想を知るたびに、まだまだ世界が広いと感じる。

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ブロックくじし

縦横無尽にバー操作するブロック崩し。
5分ほどで全ステージクリア。

面白い。
まさかブロック崩しに、このような表現方法があるとは。

従来横にしか移動できないバーを、上下左右の全方向に移動できるようにして、
稼いだポイントで自分を強化していく、ハクスラ性の要素もある非常に斬新なゲーム。
こういう新しいジャンルで遊べるのは幸せだ。

今までとは違う視点を持ちたい人に、ぜひ遊んでほしい作品。

遊ぶのはこちらから。

墨獣戯画

墨の塊を操って、敵をよけながらゴールを目指すアクションゲーム。
20分ほどでクリア。

水墨画で描かれた世界観が優秀で、ある意味、アート作品ともいえるゲーム。
ステージ内容やクリア演出が作品内で統一されており、見ていて気持がよかった。
敵からダメージを食らうと、だんだんステージが簡単になっていくのも、
見事に世界観にマッチしていてよい。

敵の姿をコピーできるのが特徴で、敵ごとに能力があるため、
場面に応じて使い分けていくことがコツとなる。
敵の種類がだんだんと増えて楽しいのだが、
ただ、似たようなステージを繰り返し遊ばされたことが不満だった。
背景のオブジェクトを、自然物や森や人工物、建物というように
もう少し、ステージ毎に特色を出せば、マンネリ感が薄くなったと感じる。

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止まるなコロッコ

ステージ内のオブジェクトをうまく活用して、主人公が通る通路を作るパズルゲーム。
1時間以内にクリア。

とても面白い。

パズルのアイデアがとにかく豊富で驚き、
また謎解きもテンポよく進むため、遊んでいて止まらなくなる。
詰まることがあってもヒントをみることができるため、
ストレスなく最後まで遊ぶことができる。

特徴のある手書きのゆるい絵も魅せた。
この作者の他の作品も気になったほど。

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AxiS World

カラフルな世界観で飛び回る3Dシューティングゲーム。
残機40のEasyモードで1時間ほどかけてクリア。

面白い。

画面奥から出てくる敵の弾幕に対して、
横移動とジャンプで当たらないように操作するのは新鮮。

始めは3Dシューティングということで、取っつきにくく難しいかと思ったが、
難関度設定が柔軟に対応できるため、自分の実力に合わせられる親切な設計であり、
結果として心配ないものだった。

ボスの弾幕も種類が豊富でワクワクし、
未来感のあるエフェクトに、爽快な音楽も合わさって、
最後まで飽きずに楽しむことができた。

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