商用ゲーム」カテゴリーアーカイブ

てさぐれ!ゲームもの

「てさぐれ!部活もの」シリーズのアプリゲーム。
真エンディングまでクリア。

アプリゲームであるが、ほとんどが操作できないアニメパートであり、
実質的に第4シリーズと言われても納得できる。
今作はゲームあるあるを4人が話していくのだが、
ストーリーの途中でミニゲームが入り、そのミニゲームの達成度でエンディングが変わる仕組み。

ストーリーが、なにやらわざとらしい会話のような気がして、
放送アニメ程までのめり込むことが出来なかった。
12話あるのだが、前半と後半で似たような流れであることも残念。

また、真エンディングを開放するためのミニゲームだが、
こちらの難関度が鬼畜であり、また単調でもあるため、正直プレイするのが苦痛であったほど。
メインがアニメパートであるために、もう少し難度を下げてサクサクプレイしたかった。
良かったところは、ミニゲームの進行に応じて、
キャラクターのモーションを見ることができるようになる点で、
これは設定集のようであり見ごたえがあった。

シリーズ特有のメタ展開もあり、これまでと同様の「てさぐれ!部活もの」を味わえたが、
ファンでなければ面白くないであろう作品。

ダウンロードはこちらから。

The Stanley Parable

ナレーターの指示に従い、会社員をオフィスから脱出させるアドベンチャーゲーム。
3時間ほどでアートエンド以外の全エンディングクリア。

メタ色が強いことで有名なゲームであり、
実際のキャラクターの上の存在である「ナレーター」が
都度プレイヤーに語り掛けてくる事が特徴。
凄まじい文章量であり、行動に応じてどんなメタなセリフを
ナレーターがしゃべってくれるのかプレイしていてワクワクする。

ナレーターの指示に従わずにオフィス内を自由に歩き回ることができ、
そのたびのナレーターの反応がいちいち面白い。
始めはプレイヤーに協力的であったナレーターも
あるルートに入るとプレイヤーを殺そうとしたり、
ゲームであることをあざ笑うかのような演出が入ったりと
他ではみない斬新なシステムと味わうことができた。

日本語版は非公式パッチを当てることでプレイすることができる。
ダウンロードはこちらから。

YUMENIKKI-DREAM DIARY-

夢の世界を歩きまわるゲーム「ゆめにっき」の3Dリメイク版。
5時間ほどでクリア。8時間ほどで全アイテムコンプ。

フリーゲームの名作として必ず名前が挙がる「ゆめにっき」が
3Dリメイクということで興味があったが、驚くほどゲーム性が異なっている。

原作は、オブジェクトを集めるという一応のゲーム性はあるものの、
本来は狂気やカオスな空間を楽しむ芸術作品のようなものであった。
しかしながら、本作は主人公が謎解きをしながら一本道のアクションステージを解いていくという、
「ゆめにっきのような世界観を取り入れたホラーアクションゲーム」として扱わなければならない。
そのため、原作の雰囲気を味わうことを目的にプレイするには非常に不満になるだろう。

ゆめにっきの原作と全く切り離して考えてみると、意外と楽しめるデキで、
これまでプレイした「LIMBO」「INSIDE」のようなゲームと比較しても十分な完成度がある。
ラスボス戦を含め一部のアクションシーンの難関度が高すぎており、
どこが悪かったのかわからないままウンザリするほどやり直しをさせられたが、
こういった点はインターネットを見ていると他の評価者も同意見であるようなので、
今後パッチが当たり、どんどん練磨されていくのだろう。

「ゆめにっき」として考えたら、登場人物やラストの展開などが、
これまでのイメージと崩れすぎており、求めていくものと全く違うものであるが、
単なるホラーアクションゲームとして見てみると
綺麗なグラフィックで摩訶不思議な世界を冒険するゲームとして優秀な作品。

ダウンロードはこちらから。

Please, Don’t Touch Anything

画面に表示されたボタンをクリックし
様々なギミックを楽しむゲーム。
1時間ほどで全エンディングを見終わり。

初めに一つ表示されているボタンを押すことで、
次々と新しいボタンやレバーが表示されていくのはワクワクする。
味のあるドット絵も不気味な感じがして、ゲームに合っていて良い。

画面にある張り紙などからキーとなるものを探し、
次のスイッチを表示させていくのだが、全体的に難関度が高く、
早々から攻略サイトに頼ってしまい、結局自分で見れたエンディングは5個程度だった。

ダウンロードはこちらから。

LISA: the Painful

北斗の拳のような世紀末の世界が舞台で、
誘拐された娘を探す、横スクロールのRPG。
ノーマルモードにて13時間ほどでクリア。
前作にLISA: the firstがあるが、そちらは未プレイ。

戦闘シーン含めてすべてドット絵で描かれているのが特徴。
優しい雰囲気ながらも、狂気的な演出も多く、
生理的な嫌悪感を覚えるシーンもあるためプレイには注意が必要。

戦闘システムが独特で、一部のキャラクターは
戦闘時にWASDのコマンドを順番に押すことにより
通常の攻撃をした後に技を放つことが出来るのは斬新。
ストーリーを進めることによりコマンドが変化し、
脚本とシステムが上手く融合している良システムだった。

が、プレイしていて不満な点も多かった。

まず登場キャラクターがとても多く、
外国の名前でなじみのないものばかりであるたて、
どのキャラクターがどの名前なのか全然一致しなかった。
序盤に出てきたであろうキャラクターが終盤に出てくることがあるが
キャラを認識できずプレイヤーが置いていかれてしまった。
また、仲間になるキャラクターも必要以上に多く、
それぞれで性格付けがないため、愛着を全く持てなかった。

ゲームの設計も不親切で、
戦闘以外でも、すぐゲームオーバーになるようなマップ構成にも関わらず
セーブポイントの数が限られており、
死んだ場合は大幅なやり直しが求められる点、
また、回復ポイントで睡眠をとろうとした場合、
バッドステータスを引き起こすイベントが発生するため
ただ回復するためにも、いちいち複数のマップを超えた宿屋に行かなければならない点など、
単にプレイヤーの工数を上げているような部分にストレスが溜まってしまった。、

ストーリーも単体では消化不良で、
タイトルのLisaが誰だったのかすらわからい。

インターネットでは高評価であるが、
私にはそこまで魅力を感じる事ができなかった。

ダウンロードはこちらから。
このLISAが「LISA: the Painful」で、有志による日本語パッチがあります。

OneShot

暗い雰囲気の世界を歩き回り、
光を取り戻すという探索系アドベンチャーゲーム。
5時間ほどで2週目をクリア。

説明がない状態で世界に放りださせられ、
具体的に何をすればいいのか全く分からず、
とりあえず進んでいくタイプのゲーム。

非常にメタ的な要素が含まれており、
PC媒体でしか実行できないアイデアが数多く飛び出すのはとても面白い。
ストーリーは不明点がまだあるものの、
ドット絵は可愛らしく綺麗で、
世界観もよく、アイデアも斬新で夢中になれた作品。

ネタバレ厳禁のシステムのため、
前情報を一切なしにしてプレイしてほしい。

ダウンロードはこちらから。

Hiiro

マップに散らばったキューブを集める探索アクションゲーム。
2時間ほどでクリア。

幻想的な雰囲気が特徴で、
落ち着いた音楽の中を探索していく。
別のマップで集めて行動範囲を広げる、という事も無く、
敵がいなくゲームオーバーの概念がないため、
とり方が分からないキューブは後回しにし、
好きなマップをまったりと自分のペースでプレイできる。

キューブの場所は地図を広げたらわかるため、
なんとなく怪しいと思うところを探索すれば
困ることはない設計。

残念な点として大きい特別なキューブの場所が
地図上には表示されないため、永遠とマップを探し回ることになったのは
ストレスが溜まってしまった。

短い時間でサクッとプレイできるゲーム。
ダウンロードはこちらから。

INSIDE

荒廃した世界を進む横スクロールのアドベンチャーゲーム。
LIMBOと同じ制作者の作品。
5時間で裏エンディングまでクリア。

前作と同じように、
箱を動かしたり障害物をジャンプしながら右へと進んでいくゲーム。
文字が一つもなく、いわゆる雰囲気を楽しむ作品。

ラストの展開には驚きものの、
道中で見覚えのあるような地形やギミックが続き、
退屈な印象を受けてしまった。
半分程度の長さで良かったと感じる。

レビューでは絶賛を受けているものの
期待しすぎたためか私にはイマイチであった。

ダウンロードはこちらから

Undertale

モンスターのいる地下世界を冒険するRPG。
20時間ほどで全3ルートクリア。

凄まじい。
「誰も死ぬ必要のないRPG」というテーマが根本にあり、
ボス戦を含むすべての戦闘で「停戦」という行動をとることができるのが特徴で
どれだけ倒したか、生かしたかによってエンディングが変わる。
人間vsモンスターという構図を取っているが、
感情移入をしやすいモンスターたちで
ストーリーに温かみがあり、真ルートのラストには感動をしてしまう。

また、RPGではお約束のメタ的な要素が独特な設定で説明され、
敵を倒すことで何を得るのか、
気に入らない展開をリセットすることでその世界はどうなるのか、といった
レベルやセーブ・ロードの概念がブラックに展開され、
これまでのRPGを含めて考えさせられる。

周回プレイが前提であり、複数のエンディングを見てこその物語であるため、
一周目はとりあえず何も考えずにプレイをし
二周目から攻略サイトを見るといい。
RPGが好きな人に本当におススメできる作品。

ダウンロードはこちらから。
日本語に対応していないが、
非公式のパッチを当てることで日本語でプレイすることができる。

Rabi-Ribi

うさ耳の女の子を操作する、横スクロール探索アクションゲーム。
24時間ほどプレイし、ラスボスまでクリア。

マップを探索し、強化アイテムを集めながら
そのエリアのボスを倒す、という流れで、
エリアごとの攻略するタイミングや順番は
プレイヤーに委ねられている。

アイテムを集めることで、自分が強くなっていくのは快感で、
ボスが倒せなくても、とりあえず別のマップを攻略して
強化していけるため、モチベーションが下がらなく良い。

ボス戦は弾幕系のアクションゲームで、
敵の豊富な技の多さに感心してしまう。
難関度が高い部分もあるが、
負け続けることで自分を強化することもできるため、
道中でアイテムを集めながらごり押しをすることも可能。

ストーリーは不明な部分があったが、
音楽もよく、またカットインで表示される女の子もみんな可愛い。

夢中でプレイしてしまう作品だった。
ダウンロードはこちらから。