平面の模様を操る組織の人間と、3次元の人間社会とのやり取りを描く話。
とても面白い。
「模様を変える」というネタだけで、
話が大きく広がっていき、様々な物語を見ることができる。
組織の目をかいくぐりながら、いろいろなお金儲けのアイデアが出てくるのは
楽しいしワクワクする。
平面世界側も含めて、どの登場人物も非常に人間臭いもの良い。
上手くお互いを利用した関係もわかりやすい。
物語も痛快だし、最後も大きくなり過ぎた話もうまくまとまり、後味も良かった。
読んでよかったと思える作品。
おススメ。
平面の模様を操る組織の人間と、3次元の人間社会とのやり取りを描く話。
とても面白い。
「模様を変える」というネタだけで、
話が大きく広がっていき、様々な物語を見ることができる。
組織の目をかいくぐりながら、いろいろなお金儲けのアイデアが出てくるのは
楽しいしワクワクする。
平面世界側も含めて、どの登場人物も非常に人間臭いもの良い。
上手くお互いを利用した関係もわかりやすい。
物語も痛快だし、最後も大きくなり過ぎた話もうまくまとまり、後味も良かった。
読んでよかったと思える作品。
おススメ。
たかぎなおこのコミックエッセイで、
上京している独身の娘が、シルバー世代になった親に対してのやり取りを紹介したもの。
いつまでも両親が怪我無く元気でいてほしいし、
人生を楽しんでほしいという思いがよくわかる。
親孝行のために、様々な案を考えて、実行したりするものの、
自分が準備した部分とは別の個所で、両親が喜んでもらったりというのはリアルでほほえましい。
定年後の両親がどのような生活を送っているかは、家庭によってもちろん違っているのだが、
そのかかわり方の一例として参考になる作品。
化け物が徘徊することになった日本で、なんとか生き延びようと奮闘する話。
何が起こっているのかわからないパニックと、
だんだんと人類が適応していく様子は、読んでいてとても面白い。
大きくて迫力のあるコマを使い分けられて、
ハラハラする様子がこちらにも伝わってくる。
序盤は新しい展開にどんどん切り替わり続きが気になったのだが、
ただ、招待状を受け取ったあたりから、
やりたいことの軸がぶれていき、テンポが悪くなったのが残念だった。
北海道の森で、ヒグマに襲われる話。
面白い。
人間に比べて、ヒグマがとことん狂暴であり、
脅威であることが、ひたすら描かれる。
残酷な描写も多いため注意が必要。
「ヒグマはなんとなく狂暴」というイメージだけだったが、
ヒグマと比べて、人間があまりにも無力で絶望することを実感できる作品。
巻数も短くサクッと読めるためおススメ。
三人の人間を殺せば、大切な人を蘇らすという契約をする人々の話。
主人公が変わっていくオムニバス形式であり、一つのエピソードが2話ほどで構成される。
ただ蘇らせて終わり、というわけではなく、
一ひねりされて、最後まで後味の悪い物語になっている。
どれも、世にも奇妙な物語でありそうな話であるのだが、
全体的にその捻り方も単純であり、イマイチだった。
また、絵も不自然であり、そこも残念。
3DCDで書いているためなのだが、登場人物に躍動感が感じられなく、
作品に入り込むことができなかった。
人類が機械生命体に侵略を受けており、
身近な人間が、いつの間にか知らないうちに、姿かたちはそのままで、機械生命体に移り変わっているというSF。
「寄生獣」を思わせる世界観で、
主人公が人間ではなく、「人間だと思い込んでいる機械生命体」であることが特徴。
そのため、人類が敵に抵抗するというだけでなく、普通の人間とは違う葛藤などの様子が描かれる。
全3巻で綺麗にまとめられているストーリーであり、
各巻での引きもいいため、気軽に手を出すことができる。
サクッとSFが読みたい方におススメ。
複数の家族が一か所に集められ、その代表者で家族対抗のデスゲームをしていくもの。
「最下位の家族は一人死ぬ」というルールだけで、ゲームは戦略性のない簡単なものであるため、
勝利のために知恵を巡らせる過程を楽しむ、というよりも、
極限の状態で、どのように命のやり取りを行うかという人間関係に主眼を置かれた漫画。
どの家族も身内を守るために、非情になっていく様子や、
逆に協力や信頼をしていく様子の描き方が上手い。
読み始めた当初は、よくあるデスゲームものかと思ったが、
一ひねりされている漫画であり、中程度の巻数であるため、ダレずに読み切ることができた。
家庭でヒステリーを起こしやすい女性が、
カウンセリングを経験して、落ち着いていく様子を描いたコミックエッセイ。
前半は、感情をコントロールできなく、
周りの人に迷惑をかける様子が始終描かれ続けるため、
読みながらストレスが溜まる内容。
後半からようやくカウンセリングが始まり、
なぜ急に爆発してしまうのか、ということが、
論理的に少しずつ紐解かれていく。
ただ、その内容としても、特に目新しいものではなく、参考にはならなかった。
家庭でヒステリーを起こす女性が、いったいどういった思考をもっているのか、
ということを怖い物見たさで読む本。
タワーマンションに住んでいる、3組の家庭事情を描いた漫画。
タイトルに付けられているタワマンは、そこまで関係なく、
「裕福家庭の妻」ということを焦点に当てたエピソードがほとんどである。
そのため、タワマンならではの苦労話を期待していた人にとっては、
期待外れになるだろう。
ママ友のコミュニティや、子供の受験について
必要以上に他の人と比べてしまい、だんだんと疲弊していく様子が描かれている。
グループから外れないようメンツを保たねばならない、ということや
夫や子供をサポートをしなければならない、という強い思いで、
専業主婦のママたちが、歯止めがきかなくなっていくのは怖い。
人の性格が、環境の変化によって悪い方向に変わる様子に関して、
反面教師として、勉強になる作品。
クラスに馴染めない、高校生の奥手の女の子が、
クラスメイトの男の子と恋愛をして、成長していく話。
面白い。
勇気を出した分だけ、どんどん自体が好転してくのは見ていて気持ちがいい。
登場人物が、みんな、真っ直ぐな気持ちを持っているがゆえに、
気持ちが伝わらなかったり、些細な勘違いが起きたりもするのは高校生の年頃らしいし、
そういった人間関係の問題を、
他の人に助けも借りながら、気持ちに整理をつけて、
丁寧に解決していく様子が綿密に描かれていくため、読んでいてスッキリする。
嫌な気持ちになるシーンがない、青春漫画を読みたい方はお勧め。