マンガ」カテゴリーアーカイブ

百万畳ラビリンス<全2巻>

クローズド空間に閉じ込められたゲーム好きの女子大生二人が
そこから脱出しようとする話。

右も左もわからない状況の中、
実験を繰り返し次第に世界の法則を推測していくのはとても面白い。
得られた事実をうまく利用して状況を打開していく
主人公の発想にはワクワクさせる。

二巻とコンパクトにまとまっており
簡単に読み切ることができる作品。おススメ。

百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス)
少年画報社 (2015-11-11)
売り上げランキング: 3,981

野ばら<全2巻>

日常・SF・ホラーなど様々な要素を題材にした短編集。

それぞれの話で大きく世界観も異なっており、
何がテーマということはないのだが、面白い話が多い。
発想も柔軟でどんどん読み進めてしまう。

サクサク進み、それぞれの話がすっきりと終わるので後味も良かった。

野ばら 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))
KADOKAWA / エンターブレイン (2013-11-03)
売り上げランキング: 12,358

取締役 島耕作<全8巻>

部長 島耕作の続編。
出世した島耕作が中国に渡りビジネスをする話。

これまでも外国との取引は描かれていたものの、
本作品では本格的に中国でのビジネスを描いている。
急成長していて需要が多いとされている市場でも、
簡単にはビジネスが上手くいかないことがわかる。
また、安く質の高い労働資源や文化の違いによる摩擦なども
書かれていて参考になった。

毎度ながら、誠実にサラリーマンを頑張ろうと思わせる作品。

取締役 島耕作(1) (モーニングコミックス)
講談社 (2012-10-26)
売り上げランキング: 23,197

僕だけがいない街<全8巻>

母親の死の真相を知りたいと願う主人公が、
過去に戻り小学生をやり直す話。

失敗しながらも少しずつ前に進んでいき、
殺人事件を防ごうとする姿は応援をしたくなる。
飽きさせない展開が続く、8巻で上手くまとまった作品。

僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2013-05-18)
売り上げランキング: 3,092

M.I.Q.<全3巻>

トレーダーの高校教師が生徒に株や金持ちになる方法を解説する漫画。

株のチャートの読み方や、どのようにお金が流れるのかということを
初心者に対して講義形式で進んでいく。
売り上げがあるにも関わらず利益を出せない場合などが説明されており参考になる。

発刊されたのは10年以上前だが漫画としてとっつきやすい。
これだけではさすがに勉強不足ではあるものの
興味を持つための一冊としては十分。

M.I.Q.(1) (週刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2016-07-29)
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イムリ<1巻~19巻>

異なる民族の戦いを描くファンタジー漫画。

最初は顔の見分けが付かなく、世界観も複雑でとっつきにくいが
読み進めていくと緻密に設定が練られていることがわかる。
「他人を服従させられる」という精神干渉術を人々が当たり前に持っており、
そこで繰り広げられる戦いは非常に興味深い。
一歩間違えれば破たんする中で、ここまで骨太な脚本を描けるのは見事。

始めの敷居は高いが、それさえを乗り越えてしまえば読むのが止まらなくなる。
今後どうなっていくのかが楽しみな作品。

イムリ 1 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2012-09-01)
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バイナリ畑でつかまえて

ITをテーマにした日常系の短編集。

IT技術やSNSを普段とは別の角度から描いた発想は素晴らしいが、
ストーリーに山も谷もなく、世界観に驚かされるわけでもないため
淡泊な印象しか受けなかった。

一つの話が2Pほどで終わってしまい、もっと長く読んでいたかった作品。

バイナリ畑でつかまえて
(2015-09-06)
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ばくおん! ! <1~7巻>

高校入学でバイク部に入部した女子高生の日常を描いた話。

他のバイクを蔑めようとするシーンや悪徳バイク屋には冷めてしまうが、
バイクを心から愛する女子高生たちは見ていて微笑ましい。
よくある日常系にとどまらず、
ところどころバイク・ツーリングのうんちくが語られるのは
学べる部分も多く、面白い。
また、毎話の表紙に描かれるバイクとキャッチコピーが
痺れるくらいカッコいいのも見どころ。

バイクに興味がない人はあえて見る必要はないが
女子高生+バイクという新しい組み合わせは魅力である作品。

ばくおん!! 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
秋田書店 (2013-09-27)
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殺し屋1<全10巻>

臆病な男がヤクザを次々と殺していくスプラッター漫画。

とてつもなく臆病な主人公が、
圧倒的な力で敵をなぎ倒していくさまは非常に勢いを感じる。
過去に受けたイジメを糧にヤクザを一刀両断にするのは
意味不明ながらもどこか惹かれてしまった。

残酷な描写がとにかく多く、殺し・拷問のシーンなどで
よくこんなことを思いつくものだと感心してしまう。
かかとから刃物を出して相手を切り刻むといった攻撃方法も
他の作品では見たことがなく面白い。

素晴らしいスピード感と凄みを感じた作品。

殺し屋1 第1巻
殺し屋1 第1巻

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株式会社ディケイド (2013-11-26)
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地球の放課後<全6巻>

人類が消えてしまった地球で、
残された四人の子供たちが力を合わせて生きる話。

よくあるパニック映画のようではなく、
登場人物全員が悲観的にならず気楽に生き延びているのは面白い。
シュールではあるが日常系のほのぼのとした展開が続く。
話のヒキもよく、物語が進むたびに新しい謎がどんどん湧いてくるため、
読みだしたら止まらなくなる。

SFファンタジーと日常系のどちらのジャンルが好きな人にも楽しめる作品。

地球の放課後(1) (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店 (2013-07-12)
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