」カテゴリーアーカイブ

図解でわかる! 理想の家づくり 超入門

図解でわかる! 理想の家づくり 超入門
たてまる(著), おうちキャンバス(著)
5つ星のうち4.6
¥1,584

注文住宅を建てるうえでの基礎知識を書いた本。

家をどのように作るかといった基本的なところから、
間取りやデザイン、設備などの細かいところまで全般的にわかりやすく記載されている。

家づくりにも流行があり、
押入れがないことや対面型キッチンなど、
今のトレンドを抑えることができるのは良い。

また、ハウスメーカーごとの価格帯や特徴も記載されており、
名前だけは聞いたことのある会社が
どのようなポジションに位置しているのかを整理できた。

とりあえず、住宅展示場だけ行った人が、
注文住宅の購入を進めるうえで、次に何を考えればよいかの道筋になる本。
大変参考になった。

やさしく正しい 妊活大事典

やさしく正しい 妊活大事典
吉川 雄司(著), 月花 瑶子(読み手)
5つ星のうち4.1
¥1,485

主人公と女医の会話形式で、
妊活についての基礎知識を記載している解説本。

とてもわかりやすい。

妊娠についての基本的な仕組みや不妊治療の種類など、
基本的な知識を学ぶことができる。
不妊治療の全体像をフロー図で記載されているのはわかりやすく、
また、不妊治療の大雑把な費用目安や助成金についての話まで踏み込んでくるため、大変参考になる。
様々な建前はあるものの、女医視点の実情を踏まえて意見をされるのも良い。
不妊治療に関する、心理的な障壁が下がったと感じる。

1時間ほどで読めるボリュームのため、
妊活を意識する際には、とりあえず読んでおくとよいと思う本。

仕事とお金で迷っている私をホンネでズバッと斬ってください

仕事やお金といった人生相談に対して、
経済評論家である作者が回答をしていく本。

面白い。

転職したほうが良いかや、夢を何歳まで追い続けてもよいかなどの
難しい人生相談に対して、自身の経験や哲学を振り返り回答していく様子が気持ちいい。
質問してきた内容から文体から、質問者の人生経験などを読み取り、
質問の内容のみならず、その背景も踏まえた回答を行う観察眼にホレボレしてしまう。

「稼げるときが稼ぎどき」という言葉に従い
自分自身も成長させようと思わせる一冊だった。

キミは、幸せな「お金持ち」になる方法を知らないだけなんだ

一般的に「お金持ち」とされている人たちが、どのようなマインドや習慣を持っているのかを
自身の経験をもとに紹介した本。

「勉強をする」「環境を変える」といったことを伝えるために冗長な解説が入り、
内容の薄さを感じてしまった。

具体的なものはなく、基本的にマインドに関するものなので、
作者のお金持ちなった行動の詳細を知りたい人には期待外れになるだろう。

焼きそばうえだ

焼きそばうえだ (集英社文庫)
さくらももこ(著)
5つ星のうち4.3
¥528

ちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこが書いた、実話のエッセイ。
飲み会の席の軽いノリで、インドネシアのバリで焼きそば屋を開くこととなり、
実際に開くまでの体験をつづったもの。

面白い。

さくらももこの独特の文体で、非常に読みやすいエッセイとなっている。

作者を中心とした仲間たちの掛け合いが楽しく、
悪ノリで話した内容を実際に実行する行動力もホレボレするし、
序盤こそ乗り気だったものの、
だんだんと失速してくるさくらももこの態度も、人間味があって良い。

さくらももこのコミックエッセイを初めて読んだが、
他の作品にも興味がでた一冊だった。

ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

過去に結婚を約束していた女性をフェイスブックで見つけ、
メッセージのやり取りをしていく話。
本文のすべてが、メッセージだけで構成されているのが特徴。

初めは元恋人同士といった印象しかなかったのだが、
読み進めるにつれて、二人の関係性や過去の経緯がわかってくるのが面白い。

1時間ほどで読める短い作品のため、
手軽に斬新なサスペンスを味わいたい方はおススメ。

リアル脱出ゲームノベル Four Eyes~姿なき暗殺者からの脱出~

ある探偵に、連続殺人犯からの警護を依頼されるところから始まる推理小説。

面白い。

謎解きゲームを企画する団体「SCRAP」が出版している小説であり、
ところどころに挿入される謎が、
読者も解きやすいように配慮されていることが特徴。
リアル脱出ゲームらしく、謎が裏の意味を持っており、
解けた後も、驚くような仕掛けが張られて読み応えがある。

やや説明口調になる物語には違和感はあったが
小説でないと成り立たないような謎解きで質も高く、
良い推理小説だった。

眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話

睡眠について、
どのような効果があるかといったことや、気を付けるべきことを
説明した本。

見開き右側が文章で、左側がその文章を解説した図、となっている構成となり、とても読みやすい。
今後の仕事の参考になるくらい、図が非常にわかりやすくて良い。

早寝早起きが良い理由が、
マウスを使った実験や、人間のホルモンに関連して、
医学的な理論でデータを用いて示されており、説得力がある。

睡眠の量よりも質を高めることが第一優先であり、
そのために何に気を付ければよいかも具体的に書かれていて、
満足感のある一冊だった。

漠然とやったほうが良い、と言われていることを
理論づけて改めて理解できた本。

クラインの壷

1989年に書かれた小説で、主人公が、特殊な装置を使い、
公開前のバーチャルリアリティのゲームをテストプレイする話。

イメージとしては、20世紀少年や名探偵コナンの「ベイカーストリートの亡霊」のようなもので、
意識が、現実とほとんど変わらない疑似現実世界にダイブするものとなる。

今から30年前以上に書かれたSF小説ということで、
多くの方に作者の先見の明を評価されているようだが、
本テーマであれば、十分にあり得るストーリーでそこまでの驚きを受けるものではなく、
また、設定や世界観の感激も薄かった。

1時間半ほどで読める小説のため、
過去のSFの流行を知りたいならば読む作品。

プロジェクト・ヘイル・メアリー

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
アンディ ウィアー(著), 小野田 和子(翻訳)
5つ星のうち4.7
¥990

記憶喪失の男性が、宇宙船で目覚めるところから始まるSF小説。

非常に面白い。

科学知識を総動員して、少しずつ状況がわかっていく序盤からすさまじく、
読んでいてワクワクが止まらなくなる。
上巻の中盤から大きな場面転換があるが、
お約束のような展開も、科学的な設定で説明・考察があり唸らせる内容。

骨太な設定と世界観を味わえる、
事前情報を知らないまま読めて心から良かったと思える作品。
良いSF小説だった。
強くオススメ。