一問一答の謎解き力を試す、謎解き能力検定の過去問。
1ページに1問ずつの謎が掲載されており、
長くても3時間ほどですべてを終わらせることができる。
過去問の部分は、問題ごとに正答率が記載されているため、
僕にとって、明らかに難しすぎる問題であっても、
解けている人が少なからずいるため、奥深い世界だと感じることができた。
様々な謎のパターンがあることを知ることができた。
初めてで、全体の点数としてはとても低かったが、
今まで経験したことがなく、勉強になってよかった。
一問一答の謎解き力を試す、謎解き能力検定の過去問。
1ページに1問ずつの謎が掲載されており、
長くても3時間ほどですべてを終わらせることができる。
過去問の部分は、問題ごとに正答率が記載されているため、
僕にとって、明らかに難しすぎる問題であっても、
解けている人が少なからずいるため、奥深い世界だと感じることができた。
様々な謎のパターンがあることを知ることができた。
初めてで、全体の点数としてはとても低かったが、
今まで経験したことがなく、勉強になってよかった。
テレビ東京で「ゴッドタン」といった番組を作ってきた、
佐久間宣行さんが仕事で意識していることを紹介している本。
とても参考になる。
他の人がやりやすいように自分も仕事をしていく、ということは、
たとえ業界が違くても共通していることなのだと、改めて感じることができた。
意識次第でできることが具体的に書かれているため、
わかりやすいし、参考になりやすい。
僕も楽しんでいることを他の人に伝えながら仕事をしていこうと思う。
中古の家の間取り図の相談を受けた主人公が、
図面上の不可解な点について調査していく話。
小説ではあるものの、ほとんどがセリフで構成されている。
調査していく内容も、実際に体を動かして何かをする、というよりは、
いろいろな人からの会話をもとに、何があったのかを推理していくことがメインとなる。
ストーリーにはやや無理があるものの、
ただの一枚の図面から話が広がっていく構成力は面白い。
主人公は傍観者のような立場であり、
特にいなくても問題ない話となっている。
そのため、感情移入などは発生しなく、
小説としては、ある適度割り切って読むことが必要。
ただ、これは、他人のブログを読んでいるような意識になるよう、
筆者も誘導をかけているんだろうと感じる。
ネットで途中まで読めるため、先が気になったら読んでみると良い。
映像作品を倍速視聴する文化について、経緯やその理由を考察する本。
面白い。
様々な方へのインタビューが挟まりながら、話が進んでいくのだが、
どの理屈にも、「確かに」と納得できるだけの理由がある。
僕も、YouTubeは倍速視聴をすることも多いが、
経緯を考えずに、いつの間にかそういう風になっていたため、
改めて考えてみると、言語化された理由に一致していることがわかる。
大量に消費財がある中での、SNSが大きな力を持つことになった背景から、
それに応じて作り手も、
倍速視聴や10秒飛ばし、話数飛ばしをされることを前提にした作りで、
それでも楽しめるように、試行錯誤・工夫されていることを
理解することができた。
映像作品のカルチャーに興味がある方は、おすすめ。
「不思議の国のアリス」のアリスの続編。
アリスが、鏡の向こう側の不思議な世界に迷い込む話。
エピソードは前作と関係しておらず、登場人物も重複していない。
相変わらず、個性豊かな登場人物が登場するのだが、
前作よりも、さらにハチャメチャで、摩訶不思議な世界観の印象を受けた。
1つ文章を読み飛ばすと、状況が追えなくなる、頭がおかしくなりそうな作品だった。
アリスを含む登場人物の、行動原理や感情がわからないが、
とんでもない世界観によって、「こういったもの」だと
無理やり納得させられるパワーを持っている。
前作のほうが脚本にまとまりがあったため、
まずは「不思議の国のアリス」を読んで、楽しめたら、こちらも読んでみると良い。
少女が不思議な世界に迷い込み、そこに暮らす生き物たちと交流をする話。
とても面白い。
とにかく世界観が素晴らしく、次に何が起こるのかがわからないワクワクがある。
普段の生活では想像できない、なんでもありの気が狂ったような出来事や登場人物が、
ふんだんにあふれている。
登場人物の全員が気狂いであるのだが、
それが常識となって、どんどん話が前に進んでいくため、
何が当たり前だったのかが、忘れてしまう感覚を持ってしまうのが見事。
物語のスピード感も良く、退屈しないまま次のエピソードが始まっていき、
最後の裁判のエピソードで、これまでの登場人物が集まるのも、盛り上がって良い。
へんてこりんな出来事が起きたことに対する
7歳程度のアリスの、ふるまい方や言動、考え方も年相応で可愛らしい。
想像していたよりも短い話であり、サクサク読むことができた。
空想好きで読んだことのない人は、ぜひ読んでみることをお勧め。
第二次世界大戦のソ連で、村を焼かれた女性が狙撃手として生きる話。
めちゃくちゃ面白い。
文章が読みやすく、それぞれのシーンに迫力があるため、一気に読み切ってしまった。
それぞれのキャラクターたちが動いていることを、頭の中で想像できるようであった。
ハラハラ、ドキドキした。
どんどん時間が進んでいくため、全く退屈しなく、
それぞれの出来事で、主人公がどんなことを思うかということが、丁寧に描かれていく。
女性であること、狙撃兵であること、といったことから、
戦争の理不尽さや悲惨さ、勝者と敗者など、つらい所も描かれ、
だんだんと成長していく姿は、目が離せなくなる。
周りのキャラクターも、とても個性豊かで生き生きとしており、
明るく物語を盛り上げてくれる。
戦争をテーマにした小説を初めて読んだが、とても面白かった。
強くお勧めできる作品。
私が好きな作家である、パウロ・コエーリョが書いたもの。
1分程度で読める短編が、85つ程度まとめられている。
筆者が経験したことや空想したことに対して、どう思ったということが、淡々と描かれているのだが、
わざわざこのような表現にしなくても、伝える手段はあると感じた。
途中、作者の鼻につくような行動に、少し煩わしくなった。
ただ、もちろん、ためになる話も複数あった。
「祈りの言葉」として、迷い、決断、行動、夢見ること、熱意、命があること。
内なる情熱を受け入れること、ひたすら祈りを続けること。
壁を乗り越えることに、愛、死、力、時間の4つが必要であること。
これらは、他の筆者の作品ともつながる話であり、とても納得できた。
興味がある方は、まずは、長編である「アルケミスト」「星の巡礼」を読んでほしい。
さまざまな会話文を別の言葉に置き換えて、
言葉を柔らかくするメソッド集。
全体的にイマイチ。
ある言葉に対して、別の言い回しを提案していく、ということが書かれていくのだが、
中には、ただ単に初めの言葉が、礼儀知らずな口調だったり、
謙譲語に直しただけのような、まったく学びにならないものもあったりする。
また、「苦手なのでやめておきます」が「得意ではありませんが、やってみたいです」に
置き換えれているなど、そもそも言い換えになっておらず、
意味が180度変わってしまっているものも、数多くある。
それぞれの解説も薄く、都合の良いように解釈をされている文章であり、
不必要に作者の自分語りも挿入されるなどして、
最後には、作者に嫌悪感すら感じてしまう感覚を持ってしまった。
ハリーポッターシリーズの続編。
舞台として公演されたものの脚本。
ハリーポッターシリーズの続きであり、
これまでの登場人物たちが親世代として描かれているのが特徴。
主人公は、ハリーの子供とドラコの子供の二人となる。
舞台脚本ということであり、ほとんど会話文で構成されている。
地の文がほとんどないが、それでも状況がイメージできるのが良い。
それぞれの子供たちの考え方や感性を通じて、
親たちの愛情深さといったものがイメージできる。
特に、ドラコの息子であるスコーピウスの性格がとてもよく、
原作の青年時代のドラコを知っているだけあって、読んでいてとても感慨深くなる。
ただ、ハリーは相変わらず、自己中心的な考え方を持っているため、
その行動に、いちいちイライラしてしまった。
もし機会があれば、舞台も見てみたいと思う作品。