」カテゴリーアーカイブ

初めてでも失敗しない 家づくり超攻略法

注文住宅を建てるにあたって、
どのような手続きが必要かや、どのようなことを気を付けるべきかを
体系的に記載している本。

先日読んだ「図解でわかる! 理想の家づくり 超入門」よりも、
さらに細かく専門的に書かれている。
まずは、「図解でわかる! 理想の家づくり 超入門」で大枠をつかみ、
そのあとでこの本を読むのが良い。

改めて、今の時代ではどのハウスメーカーであっても、
地震には強く、そこそこの性能はある、ということは理解できたが、
ただその中でも、ハウスメーカーごとの強みなどを知ることができて良かった。

図解即戦力 ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書

ゲーム業界について、今のトレンドやゲームという商品の商業紹介、
関わる職業や会社などの全般的な知識が記載されている本。

ゲーム業界そのものについて、広く浅く描かれており、
内容はGoogleで検索したところとほとんど変わらないように思えるが、
情報が集約されている、という意味で、
Webで勉強するよりもパフォーマンスは高いだろう。

深いところまでは理解できないが、
「とりあえず何か知識を仕入れたい」と思った際に参考になる本。

住んでよかった家 理想の暮らしがずっと続く15の空間

筆者が建てた家ごとの間取りやこだわりを紹介している本。

何よりも性能を上げた注文住宅が良いとされているが
計算式もよくわからず、
それ以外についても、メンテナンスなどのデメリットばかりを挙げており客観性がない。

WB工法を何よりも大事にしていてその根拠に疑問がある。
また、本の後半に書かれた間取りやこだわりについても、
筆者の主張が強いだけで全く共感ができない。
残念ながら、参考にならない本だった。

未来のキャリアを守る 休職と復職の教科書

産業医として多くの社員の方と面談をしてきた筆者が、
スムーズな休職と復職のノウハウを記載した本。

とても参考になる。

代表的な精神疾患についての説明や、
休職をすべき人の特徴、
休職をするまでのスムーズな流れと、
復職するまでの準備内容を体系的に記載されている。

なによりも、復職をした後に元の部署で活躍をすることが大事とされていて
職場目線でも現実的な内容であるのが特徴。

特に適応障害で休職をしたのちに、
そのまま復職をするだけであっても、事象が再発しやすいということが挙げられ、
休職期間中の活動について、
「休息期」「回復期」「復職準備期」の3ステップで段階的に経ていくとして、
それぞれのタイミングで何をやればよいか、具体的に書かれておりわかりやすい。

実際の休職前のコンディションでは、文字を読むことも大変のため、
体力があるうちに読んでおきたい本。

図解でわかる! 理想の家づくり 超入門

図解でわかる! 理想の家づくり 超入門
たてまる(著), おうちキャンバス(著)
5つ星のうち4.6
¥1,584

注文住宅を建てるうえでの基礎知識を書いた本。

家をどのように作るかといった基本的なところから、
間取りやデザイン、設備などの細かいところまで全般的にわかりやすく記載されている。

家づくりにも流行があり、
押入れがないことや対面型キッチンなど、
今のトレンドを抑えることができるのは良い。

また、ハウスメーカーごとの価格帯や特徴も記載されており、
名前だけは聞いたことのある会社が
どのようなポジションに位置しているのかを整理できた。

とりあえず、住宅展示場だけ行った人が、
注文住宅の購入を進めるうえで、次に何を考えればよいかの道筋になる本。
大変参考になった。

やさしく正しい 妊活大事典

やさしく正しい 妊活大事典
吉川 雄司(著), 月花 瑶子(読み手)
5つ星のうち4.1
¥1,485

主人公と女医の会話形式で、
妊活についての基礎知識を記載している解説本。

とてもわかりやすい。

妊娠についての基本的な仕組みや不妊治療の種類など、
基本的な知識を学ぶことができる。
不妊治療の全体像をフロー図で記載されているのはわかりやすく、
また、不妊治療の大雑把な費用目安や助成金についての話まで踏み込んでくるため、大変参考になる。
様々な建前はあるものの、女医視点の実情を踏まえて意見をされるのも良い。
不妊治療に関する、心理的な障壁が下がったと感じる。

1時間ほどで読めるボリュームのため、
妊活を意識する際には、とりあえず読んでおくとよいと思う本。

仕事とお金で迷っている私をホンネでズバッと斬ってください

仕事やお金といった人生相談に対して、
経済評論家である作者が回答をしていく本。

面白い。

転職したほうが良いかや、夢を何歳まで追い続けてもよいかなどの
難しい人生相談に対して、自身の経験や哲学を振り返り回答していく様子が気持ちいい。
質問してきた内容から文体から、質問者の人生経験などを読み取り、
質問の内容のみならず、その背景も踏まえた回答を行う観察眼にホレボレしてしまう。

「稼げるときが稼ぎどき」という言葉に従い
自分自身も成長させようと思わせる一冊だった。

キミは、幸せな「お金持ち」になる方法を知らないだけなんだ

一般的に「お金持ち」とされている人たちが、どのようなマインドや習慣を持っているのかを
自身の経験をもとに紹介した本。

「勉強をする」「環境を変える」といったことを伝えるために冗長な解説が入り、
内容の薄さを感じてしまった。

具体的なものはなく、基本的にマインドに関するものなので、
作者のお金持ちなった行動の詳細を知りたい人には期待外れになるだろう。

焼きそばうえだ

焼きそばうえだ (集英社文庫)
さくらももこ(著)
5つ星のうち4.3
¥528

ちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこが書いた、実話のエッセイ。
飲み会の席の軽いノリで、インドネシアのバリで焼きそば屋を開くこととなり、
実際に開くまでの体験をつづったもの。

面白い。

さくらももこの独特の文体で、非常に読みやすいエッセイとなっている。

作者を中心とした仲間たちの掛け合いが楽しく、
悪ノリで話した内容を実際に実行する行動力もホレボレするし、
序盤こそ乗り気だったものの、
だんだんと失速してくるさくらももこの態度も、人間味があって良い。

さくらももこのコミックエッセイを初めて読んだが、
他の作品にも興味がでた一冊だった。

ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

過去に結婚を約束していた女性をフェイスブックで見つけ、
メッセージのやり取りをしていく話。
本文のすべてが、メッセージだけで構成されているのが特徴。

初めは元恋人同士といった印象しかなかったのだが、
読み進めるにつれて、二人の関係性や過去の経緯がわかってくるのが面白い。

1時間ほどで読める短い作品のため、
手軽に斬新なサスペンスを味わいたい方はおススメ。