謎解き」カテゴリーアーカイブ

封鎖された殺人マンションからの脱出

マンション住民にて行うリモート住民会議に、
突如デスゲームのような存在が参加し、指示される謎解きを行うゲーム。
2時間ほどでクリア。

面白い。

謎解きゲームであるもののキットは不要で、
公式ページで購入したら表示されるURLを押下すると、
専用のサイトで遊ぶことができる。

動画を再生してストーリーを追っていくのだが、
集合住宅ならではの脚本となっており、とても良かった。
住民の本性が、少しずつ展開されていくのが、
ミステリー小説を読んでいるようでワクワクする。

謎解きも、脚本に絡まって面白く、満足のいくものだった。
他の人にもぜひ楽しんでほしいと思う作品。

公式ページはこちらから。

こちら謎解き通信司令室

キット型の謎解きゲームであり、
警察の通信指令役として、東京都心で発生する事件に、
各部署の警察署やパトカーなどに無線で指示を出すもの。
2時間ほどでクリア。

文章ではなく、
特設のWebサイトで流れる音声に従って
物語が進行することが大きな特徴となる。

様々な無線情報が飛び交うことを聴きながら
どこで何が起こっているのかを整理することが必要で、
都心の地図を開き、実際に手を動かしながら遊ぶことは楽しい。

ストーリーも良くできており、
満足のいく謎解きだった。

リアル脱出ゲームノベル Four Eyes~姿なき暗殺者からの脱出~

ある探偵に、連続殺人犯からの警護を依頼されるところから始まる推理小説。

面白い。

謎解きゲームを企画する団体「SCRAP」が出版している小説であり、
ところどころに挿入される謎が、
読者も解きやすいように配慮されていることが特徴。
リアル脱出ゲームらしく、謎が裏の意味を持っており、
解けた後も、驚くような仕掛けが張られて読み応えがある。

やや説明口調になる物語には違和感はあったが
小説でないと成り立たないような謎解きで質も高く、
良い推理小説だった。

ミステリー写真集 人が消える街

ある写真集に隠された、裏の意図を探す謎解きゲーム。
90分ほどでクリア。

謎解きゲームにも関わらず、
ほとんど文章のない写真集がメインであるのが面白い。
2チャンネルに模したWebページで謎解きを進めていくのが斬新。

初見で写真を見た際に違和感があるところと、
物語が少し強引なところは残念だったが、
新しい謎解きの見せ方として勉強になる本だった。

ETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人

DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人 ([バラエティ])
道尾秀介(著), SCRAP(監修)
5つ星のうち4.5
¥11,904 (コレクター商品)

自宅でできる謎解きゲーム。
ある寺で住職が殺害された未解決事件の調査資料を読み、
何が起こったのかを推理していくもの。

容疑者の取り調べの調書や事件当時の写真など、
捜査資料が本格的であり新鮮だった。
「そのような資料まで触るのか」と唸らせるほどの出来ばえで、
本での謎解きや街歩きの謎解きでは、味わえない体験だったところは非常に良い。

ただ、肝心の謎解きやストーリーに、違和感を感じたところは残念。
ヒントを見ても納得できないところがあり、強引さを感じてしまった。

そのような意味で、演出面は良かったものの、
作品としての仕上がりは期待以上とまではいかなかった。

郵政博物館と時を超えた手紙の謎

日本郵便の「郵政博物館」という博物館で実施している謎解き。
2時間ほどでクリア。

めちゃくちゃ面白い。
衝撃を受けた。

博物館×謎解きというジャンルが非常にマッチしている。
展示品をよく読まないと謎を解けないというシステムになっているため、
自然と、手紙の歴史や各国の特徴的な切手などが学べる仕組みでとても良かった。

謎解きの質も高く、
前回に実施した「本屋迷宮からの脱出」と同様に、
まさにこの舞台でないと解けない問題ばかりで、
感激しながら解いていた。

入館料とは別で、謎解きツールを購入するのだが、
来館しているほぼすべての人が謎解きをやっている状況であった。
今後、博物館に謎解きがあることが当たり前の時代になるのではないかと
予感させるものだった。

公式ページはこちらから。

本屋迷宮からの脱出 2024 ver.

神保町にある「書泉グランデ」という本屋のビルの中を歩き回って、
ヒントを集めていく謎解きゲーム。
2時間ほどでクリア。

営業中の本屋が舞台であるため、
他のお客さんに迷惑が掛かるかと思っていたが、
一か所に留まって内容を確認することが、
冒頭の小説を読むくらいであり、
他はサクサクと進んでいったため気にならなかったところ。

ある謎解きが少し強引に感じたところと、
また、解法の一つで、私の感覚だと微妙に周囲に迷惑をかける印象を持っていたものがあり、
思いついた解法が本当に正しいのかが不安だったことは心に残った。(結局正しかった)

「書泉グランデ」が趣味に特化した本屋であり、
展示物を見ながら各フロアを動き回るのはワクワクしたし、
謎の解法も舞台を上手に使ったものになっており、
満足度はまあまあという感じだった。

公式ページはこちらから。