投稿者「fsato」のアーカイブ

Her Story

データベースの検索欄に単語を入力し、
関連動画をみることで事件を推理していくミステリーアドベンチャーゲーム。
5時間程でクリア。

はー、すごい。

女性が警察の取り調べを受けている映像を見て、
その中で気になる単語を検索欄に入力し、
また別の取り調べの動画を見る、というだけの流れなのだが
これが素晴らしい。

操作方法やどうすればクリアといった情報が
何も説明もなくゲームが始まり、困惑することは必須なのだが、
それすらもゲームの演出であるといえる。

「どのような事件が起きたのか」「なぜ女性が取り調べを受けているのか」
ということすらもわからないまま、手探りで情報を探していき、
知っている情報の点と点が結ばれる動画にたどり着いたときの興奮は凄まじい。

プレイには登場人物や時系列のメモを取ると良い。
全く新しいタイプのゲームを楽しめる、オススメの作品。

ダウンロードはこちらから。

LIMBO

奇妙で退廃的な世界を探索するアクションパズルゲーム。
3時間ほどでクリア。

全編を通して画面がモノトーンで描かれる
強烈な世界観が特徴のゲーム。

いわゆる死にゲーで、前進してはトラップに殺されて
そのトラップを回避するために頭をひねるという流れ。

難関度が絶妙で、キチンと頭を使い工夫すれば、
どのトラップもクリアすることができるレベルなのは素晴らしい。
二回ほど諦めてプレイ動画を見てしまったが、
その他は自分の力のみで攻略でき達成感がある。

ギミックも数多く、時には死体や他のトラップを利用して前に進んでいくという
大胆な解法には夢中になる。

短い時間だが熱中できた作品。
ダウンロードはこちらから。

虐殺器官

発展途上国で虐殺が広がっており、その調査をするアメリカ情報軍の兵隊の話。
原作の小説は未読。

人間には虐殺を司る器官が存在する、という設定は面白く
これを先進国と発展途上国の格差の歪みとして脚本に落とし込んでいる。

R15+指定されているだけあり戦闘描画が残酷で、
近未来のような戦闘兵器がバタバタと
敵側の兵隊や子供を殺していく作画は力が入っており見ごたえがある。

しかし、脚本としては主人公の感情変化が意味不明で
ヒロインに心を心を奪われている理由が全く納得できない。

また、セリフが小説口調のため非常に不自然で
あらゆることがわざと小難しくなるように説明しており、
ついていけず退屈になってしまった。

設定や戦闘描画は良かったが、
説明口調の退屈なセリフと動機のわからない行動で、
めり込むことは出来なかった。残念。

THE WAVE

THE WAVE ウェイヴ [DVD]
THE WAVE ウェイヴ [DVD]

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アットエンタテインメント (2010-04-28)
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あるクラスで行った特別講義で、
授業に興味がなかった学生たちが、次第に独裁主義に熱狂していく様子を描く。

教師が教えていた団結という簡単なものが、
学生が自主的に意見を発して、行動に移していき
だんだんと制御ができなくなっていく様子はとても怖い。

人種を超えた平等や団結力、助け合いというはずだったが
次第に組織力の誇示や反発する者の排除という
おかしい方向に進んでいくのは独裁主義の結論なのだろうか。

実話に基づいた話ということで説得力もあり、
心理の怖さを感じることができた。

Braid

時間を操り、散らばったピースを集めるアクションパズルゲーム。
4時間ほどでクリア。

ビデオのように時間を戻せる、ということが特徴で
敵にやられてしまっても直前まで巻き戻すことができる。
序盤はゲームオーバーの救済程度のシステムであるが、
ステージを進めていくにつれて
時間が巻き戻らない物体や過去の自分と協力して進んでいくエリア、
時間の流れを遅くするアイテムなど、時間というシステムを生かした
面白いギミックを味わえる。

ピースを集めなくても次のステージに行くことが可能であり、
解法を思いつかなかった場合は後回しにできるため
飽きずに、ストレスがたまらずにプレイをすることができる。

意味がわかると怖い話系で名前が上がりやすいゲームであり、
ストーリーは抽象的で理解できなかったが
ラストの演出では強く驚かされた。

簡単な操作方法ではあるが、斬新なシステムとギミックで
頭をひねらせるゲーム。面白かった。

ダウンロードはこちらから

収穫機道ろぼふぁーむ

自動で回収するロボットがいる農場に
利益が最大になるように野菜を植えていくゲーム。
ジャンルとしてはパズルシミュレーションが近い。
1時間ほどでクリア。

ロボットの性能や植える野菜に種類があり、
どのように植えれば利益を上げていくことができるか
考えることは楽しい。
試行錯誤を繰り返して、
稼ぐパターンを見つけたときは達成感があった。

一回目のプレイでクリアをすることができたが、
その際のスタイルはナスをひたすら植えていた。

小さくまとまっている、まずまずの面白さであった作品。
ダウンロードはこちらから。

ニュー・スーパーフックガール

キャラクターを操作しワイヤーアクションでゴールを目指す
横スクロールアクションゲーム。
3時間ほどでエンディングに到達。

使用するのがマウスだけで、とてもシンプルな設計。
フリゲ2016の優勝作品なだけあり、作りがとても丁寧。
画面も3D風になっており見ているだけでもでも楽しい。

右クリックでジャンプ、左クリックでワイヤー発射、というだけなのだが、
物理演算が賢く、タイミングよくワイヤーを使わないと狙い通りに飛ぶことができない。
このマウスを使ったワイヤーアクションは爽快感が高く、
プレイすればするほど上手になっていくことがわかり夢中になる。

セーブポイントもたくさんある親切な設計で、
ステージのギミックも数多く、プレイしていて楽しい作品であった。

残念なところを上げるとすると
レベルデザインがイマイチであった点。
ステージ4からいきなり難関度が高くなり、
これまでサクサクプレイしていたのがテンポが崩れてしまった。
もっと緩やかに難関度曲線を描いて欲しいと感じた。

とはいえ、フリーゲームとしては一級品であり、オススメできる作品。

公式サイトはこちらから。

大平面の小さな罪

大平面の小さな罪 (ビームコミックス(ハルタ))
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-04-17)
売り上げランキング: 76,261
 
二次元世界を自在に操ることができる人間が引き起こすSFアクション漫画。

二次元世界を支配する、ということは
模様を変えたり、絵の中に入り込んだり、といったことだけなのだが、
見たことのないアイデアでストーリーが進んでいき、
作者の発想に驚かされる。
簡単な設定なのに、ここまで物語を膨らませられるのは
素晴らしく魅力を感じる。
登場人物も人間らしい性格をしており、
感情移入しやすくて良い。

一冊というショートコミックであるが、
物語の終わらせ方も上手い。
満足のいく一冊だった。

スキエンティア

スキエンティア (ビッグコミックススペシャル)
小学館 (2014-06-16)
売り上げランキング: 10,344
 
媚薬やクローンといった技術が開発されている
未来の世界の日常を描いた短編集。
未来とはいっても、その技術があるかないかの違い程度で
他の生活は現代と全く変わりはない。

どの技術も、描こうと思えばいくらでも悪い方向に倒せるにも関わらず
徹底して、その技術を使用して救われた人間に焦点が当てられる。
技術の進歩による弊害、というありがちなテーマではなく、
純粋に、科学の恩恵や幸福が描かれているのは良い。

物語としての山などはなく、平坦で退屈だったが、
心が温まる話ばかりで、後味は良かった作品。

銀と金<全11巻>

銀と金 1
銀と金 1

posted with amazlet at 17.01.15
フクモトプロ/highstone, Inc. (2013-07-20)
 
裏社会を生きる男の心理戦・頭脳戦を描いた漫画。 
福本の作品。

株、麻雀、競馬、果ては一族の殺し合いなど
多様なストーリーが展開される。
悪党を倒し、さらなる悪にのし上がろうとする生き様は
見ていてカッコいい。

勝負に関しても、どうにか知恵を振り絞り
生死ギリギリの部分を渡っていくという描き方のノリが上手く
打ち勝った時の達成感も凄まじい。

福本の作品の中でトップ3には入るデキの作品だが、
打ち切りのように終わってしまったことが残念。