投稿者「fsato」のアーカイブ

OneShot

暗い雰囲気の世界を歩き回り、
光を取り戻すという探索系アドベンチャーゲーム。
5時間ほどで2週目をクリア。

説明がない状態で世界に放りださせられ、
具体的に何をすればいいのか全く分からず、
とりあえず進んでいくタイプのゲーム。

非常にメタ的な要素が含まれており、
PC媒体でしか実行できないアイデアが数多く飛び出すのはとても面白い。
ストーリーは不明点がまだあるものの、
ドット絵は可愛らしく綺麗で、
世界観もよく、アイデアも斬新で夢中になれた作品。

ネタバレ厳禁のシステムのため、
前情報を一切なしにしてプレイしてほしい。

ダウンロードはこちらから。

キノの旅-the Beautiful World-<全13話>

キノの旅 -the Beautiful world- I [DVD]
ポニーキャニオン (2003-06-18)
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主人公キノが言葉を話すバイクと一緒に
様々な国へ旅をする話を描く。

面白い。
私たちにとってはヘンテコな国々ではあるが、
住民たちにはあくまで日常の一部を切り取ったものであり、
その様子について、よく描けるものだと、見ていて感心してしまう。
価値観の違う人間たちに対して
どのように考えるべきかを問わせる、
情緒教育のような面も持っている話ばかりだった。

たまに声優の演技に疑問を感じる場面があったが、
割り切ってしまえばそこまで気にはならなかった。

基本的に1話完結のエピソードでテンポが良く、
どこから見ても問題のない内容になっている。
落ち着いた雰囲気でゆっくりと見れる作品。

投票げぇむ あなたに黒き一票を<全3巻>

投票げぇむ あなたに黒き一票を 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス (2014-11-25)
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クラス内で投票を行い最下位の人間が死ぬ、というデスゲームもの。

被投票者だけでなく投票者側にも死亡の条件があり、
生き残るために翻弄するクラスメイトたちは読んでいて読み応えがある。
序盤こそ、名指しで投票するだけだったが、
だんだんと投票条件もエスカレートしてきて
状況が絶望的になっていくのは目が離せなくなる。

ただ、死亡する人間は、
例えば交通事故や落下物などといった運命的な力で死ぬのだが、
それを扱う「投票管理人」の存在がいまいち謎で蛇足だった。
最後まで読んでも管理人が何をしたかったのか
結局わからずじまいで終わってしまったのは残念。

管理人や警察は登場させないで、
超常的な力でデスゲームをいきなり行わせられるという
シンプルな設定の方が理解しやすかった気がした。

NEW GAME!!<全12話>

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ゲーム会社で働く日常を描いたアニメ。
タイトルからはわかりにくいが、「NEW GAME!」の二期となり、正式な続編。
原作は読了済み。

主人公がどこまでも前向きで、
それが周囲にいい影響を与えていく様は見ていて気持ちがいい。
登場人物全員に個性があり、
どのキャラらクターも一生懸命で、好きになることができる。
新キャラクターはクセがあり、発言や行動にイライラさせられたが、
見続けていると、次第に応援したくなっている。

ほのぼのとした日常を描くだけではなく、
会社の都合で自分の実力が認められないなど、
前期と比べるとよりリアルに業界が描かれていて良い。

原作に忠実で、テンポよく話が進んでいく。
だれることなく最後まで描き切っており、楽しめた良作。

ナルキッソス2

あるホスピスに入院した人物を描くノベルゲーム。
前作のナルキッソスとは同じ病院が舞台ではあるが6年ほど前の話となる。
3時間半ほどでクリア。

前作が面白かったため続けてプレイしてしたが、
こちらは説教臭い印象を受けてしまった。

クリアするまでの時間感覚はあっという間で、
ゲームには夢中でプレイしてしまったのだが、
キャラクターのクセが自分とは合わなかったためか
前作ほどまでは感情移入をすることができなかった。

コンパクトにまとまっている前作と比べると
どうももっさりとした感じはあるが、
こちらも面白いことには変わりないため、
とりあえず、前作ナルキッソスをプレイし、
面白いと感じたならばこちらもプレイしてほしい。

ダウンロードはこちらから。

ナルキッソス

ホスピスに入院した男女を描く話。
1時間半ほどでクリア。

選択肢はなく、場面に合わせて音楽と画像を表示させる
基本的なノベルゲームで、
小説を読むように楽しむことができる。

非常に読ませる文章で熱中し、
読み終わるまでの時間があっという間に感じさせた。

口数は少ないながらも
だんだんと女性の心情が変わっていくさまは
読み応えがあり、感情移入してしまう。

悲しく後ろ向きな物語ながらも
読みやすい文章と伏線のきいた脚本で、
どんどんと進めさせる秀逸なノベルゲームだった。

ダウンロードはこちらから。

Hiiro

マップに散らばったキューブを集める探索アクションゲーム。
2時間ほどでクリア。

幻想的な雰囲気が特徴で、
落ち着いた音楽の中を探索していく。
別のマップで集めて行動範囲を広げる、という事も無く、
敵がいなくゲームオーバーの概念がないため、
とり方が分からないキューブは後回しにし、
好きなマップをまったりと自分のペースでプレイできる。

キューブの場所は地図を広げたらわかるため、
なんとなく怪しいと思うところを探索すれば
困ることはない設計。

残念な点として大きい特別なキューブの場所が
地図上には表示されないため、永遠とマップを探し回ることになったのは
ストレスが溜まってしまった。

短い時間でサクッとプレイできるゲーム。
ダウンロードはこちらから。

邪策の枷

戦闘をリズムゲームとパズルゲームで行うことが特徴の
一風変わったシステムを持つRPG.
4時間ほどでメインシナリオをクリア。

音楽に合わせてタイミングよくキーを押すことで防御し、
ランダムに散らばった石をパズルの容量で上手く並び替えることで
攻撃するというもの。

他に見ないシステムだったのだが、
肝心のキーを押すタイミングが序盤ほとんどわからなかったのが難点。
中盤になって慣れてくることで、ようやく戦える感覚。
防御が成功したのか失敗したのかが
もっとエフェクトでわかりやすくしかった。

また、パズルも並び替えた後の石の形が
難しいほど相手に大きなダメージを与えるのだが、
こちらもなれるまでに時間がかかり、
結局、一番簡単なものか二番目のものばかりの完成を目指してプレイしてしまった。
そのため爽快感が薄かったのは残念。

立ち絵はよく女の子も可愛いのだが、
敵グラフィックが絶望的で画質も悪く、どうにかしてほしかったところ。

また、ストーリーが消化不良であり、
「邪策の枷」という用語も出てくるが
どこが邪策だったのかが伝わらなかった。

斬新な戦闘ではあるが、
一工夫すればさらに伸びると思った作品。

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シルフドラグーンゼロ

宇宙を舞台にしたMIDIASというナノマシンと戦うシューティングゲーム。
2時間ほどでクリア。

全方位のシューティングゲームであり、
ステージをクリアするとポイントがもらえ、
そのポイントを使い自機を強化していく流れ。
基本的な王道のシューティングゲーム。

ステージに失敗しても大量にポイントがもらえるため、
インフレ的に自分を強化できるのは気持ちがいい。
ステージを進めることで機体も新しく手に入るが、
自分にはクセが強すぎて、初期の機体ばかり使っていた。

とても丁寧な作りで、操作方法もわかりやすく、レベルデザインも優秀。
サクッとプレイしたい方におすすめ。

ダウンロードはこちらから。

腹が減っては勇者はできぬ

ドラゴンを討伐するために冒険にでた勇者を操る、
見下ろし型アクションゲーム。
1時間ほどでクリア。

ゼルダの伝説のように、
ボタンを押して剣や回復魔法を操作するのだが、
マジックポイントの代わりに空腹度のパラメータがあるのが特徴。
剣を振るたびに、空腹度が下がっていき、
一定以下になると食料を消費して回復するというシステムで、
これが今までに見たことのなく楽しめた。

主人公の強化も簡単で、
時間をかけてお金さえためれば
強い敵でも簡単に倒せるようになるため親切な設計。

また、ストーリーもまとまっていて面白く、
絵本を読んでいるかのような気持ちよさ。
文章の一つ一つにいちいち笑いながらプレイをしてしまう。

残念な点としては、敵に囲まれると有無を言わさずやられてしまうため、
ゲームオーバーの回数が多かったこと。
ゲームオーバーになってしまっても
所持金を一部減らして町までワープする、といったシステムにすれば
さらにテンポが良くなったかもしれない。

プレイヤーに親切な設計もさることながら、
楽しませるストーリーが魅力の
最初から最後まで熱中できる作品だった。

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