投稿者「fsato」のアーカイブ

ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~

「ご注文はうさぎですか?」シリーズの劇場作品。
ストーリーに繋がりはないが、
登場キャラクターはそのままなので、前作品を視聴しておいた方が良い。

良い意味でこれまで同様の進行を継承しており、
奇をてらった風変りな場面もなく、安心して見ていられる。
逆に言えば、山あり谷ありのどんでん返しのストーリーを期待しては、物足りないという印象。

相変わらず登場キャラクター達は可愛らしく、
素直で頑張り屋のため、見ていて微笑ましい。
一緒にいる仲間と距離が離れてしまっても、
常にその仲間のことを意識しており、またその様子にわざとらしさがなく、
「このキャラクターだったらこのような行動をするだろう」と
キャラ立ちを自然に感じられる。

ココア・チノ・リゼの三人がメインで進んでいくため、
欲を言えばもっとシャロ・千夜が活躍してほしく、ここだけは残念。

「ごちうさ」らしさが十分に感じられ、
これまでの作品が楽しめたのならば、同様に楽しめる作品。

インベスターZ<全21巻>

インベスターZ(1)
インベスターZ(1)

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コルク (2013-09-20)
 
中学で投資部に入学した主人公が、
投資について学びながら学生生活を送る話。

投資部のメンバーは学生トップの頭脳を持っており、
歴代の資産を自分たちでどうにか運用していくという舞台。
投資について無知な主人公が勉強していく様子は
読者にとってもわかりやすい説明となっており、書き方が上手い。

投資といっても株だけでなく、FXや生命保険など
幅広い分野で解説が行われていく。

投資に興味がなくても単純に読み物としても面白いし、
投資について知るいい機会になるであろう良作品。

一生使える見やすい資料のデザイン入門

一生使える見やすい資料のデザイン入門
インプレス (2016-01-22)
売り上げランキング: 35
 
マイクロソフトのPowerPointを使った資料で
より分かりやすくするための意識付けや小ネタが書かれているもの。

非常に勉強になる内容。

文字ばかりが書かれているのではなく、
修正前のスライドと修正後のスライドが比較して載せてあり、
分かりやすく真似しやすい。
一つの単元が見開き2ページで書かれており、
いちいちページを戻る事も無い親切な構成で
ストレスをためず読むことができる。

書いてあることがすべてとは限らないが、
もし業務でPowerPointを使うのであれば、
一度目を通しておくと役に立つだろう。

LISA: the Painful

北斗の拳のような世紀末の世界が舞台で、
誘拐された娘を探す、横スクロールのRPG。
ノーマルモードにて13時間ほどでクリア。
前作にLISA: the firstがあるが、そちらは未プレイ。

戦闘シーン含めてすべてドット絵で描かれているのが特徴。
優しい雰囲気ながらも、狂気的な演出も多く、
生理的な嫌悪感を覚えるシーンもあるためプレイには注意が必要。

戦闘システムが独特で、一部のキャラクターは
戦闘時にWASDのコマンドを順番に押すことにより
通常の攻撃をした後に技を放つことが出来るのは斬新。
ストーリーを進めることによりコマンドが変化し、
脚本とシステムが上手く融合している良システムだった。

が、プレイしていて不満な点も多かった。

まず登場キャラクターがとても多く、
外国の名前でなじみのないものばかりであるたて、
どのキャラクターがどの名前なのか全然一致しなかった。
序盤に出てきたであろうキャラクターが終盤に出てくることがあるが
キャラを認識できずプレイヤーが置いていかれてしまった。
また、仲間になるキャラクターも必要以上に多く、
それぞれで性格付けがないため、愛着を全く持てなかった。

ゲームの設計も不親切で、
戦闘以外でも、すぐゲームオーバーになるようなマップ構成にも関わらず
セーブポイントの数が限られており、
死んだ場合は大幅なやり直しが求められる点、
また、回復ポイントで睡眠をとろうとした場合、
バッドステータスを引き起こすイベントが発生するため
ただ回復するためにも、いちいち複数のマップを超えた宿屋に行かなければならない点など、
単にプレイヤーの工数を上げているような部分にストレスが溜まってしまった。、

ストーリーも単体では消化不良で、
タイトルのLisaが誰だったのかすらわからい。

インターネットでは高評価であるが、
私にはそこまで魅力を感じる事ができなかった。

ダウンロードはこちらから。
このLISAが「LISA: the Painful」で、有志による日本語パッチがあります。

魍魎の揺りかご<全6巻>

魍魎の揺りかご 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス (2014-03-27)
売り上げランキング: 17,364
 
転覆した船からの脱出を図るサバイバル・サスペンス。
船内には殺人鬼がうろついており、
その攻撃をかわしながら、船の上部を目指すというもの。

生き残るために様々なグループを作り力を合わせているのだが、
そのキャラクターに無駄がなく良い。
生きるために非情になる人間たちは
読んでいて納得してしまう。

グロテスクなシーンもあるため注意が必要だが、
テンポも悪くなく、はじめから最後まで一気に読ませる良作品。

Rotation Girl

事前に行動を設定して、敵と戦わせる放置系RPGゲーム。
4時間ほどで3つのエンディングすべてクリア。

行動をセットして敵と戦わせるのは、頭を使い斬新。
例えば「Xターン目にY行動を行う」というアルゴリズムを自分で作っていく。
ザコ敵はテンプレの行動で倒せるのだが、
ボスは行動パターンが決まっており、
その行動パターンの穴をついて、自分で倒す解法を考え成功したときは気持ちがいい。
また、レベルも早く上がっていくため、
どんどん新しい技を使用できるようになるのは楽しい。

が、ストーリーが全体的に作者独自の路線であり、
私には合わなかったのは残念。
意味深なセリフと雰囲気ばかりで、
メタ要素というよりもただ単に置いてけぼりにされているだけ。
作者の独自の主張というものがあるのかもしれないが、
それが説教じみており、私にはよく伝わらなかった。

またバグもひどく、例えばすべての敵に勝利する装備があるのだが、
ダメージ計算が上手く反映されていないようで、
全く効果を発していなかった。
戦闘も時々フリーズしてしまい、ストレスをためる原因になっていた。

メタゲームということで興味があるならば
やってみてもいいかもしれない。
ダウンロードはこちらから。

SCE_2

二つのアプリケーションを起動して攻略するというゲーム。
8時間ほどで2週目のエンディングまでクリア。

衝撃を受けた。

初めは穴を掘って下の階層に進むだけだったが、
プレイを進めるにつれて、世界観がどんどんと変わっていき、頭を揺さぶられた。

ゲームにこのような表現があったのかと、本当に驚かされた。

ストーリーは抽象的で、女の子の言っていることもほとんどわからず、
置いてけぼりになってしまったが、それを上回る魅力がある。

私が「一番面白いフリーゲームは何か」と聞かれたらこのゲームを挙げるかもしれない。
できるなら、記憶を消してもう一度やりたい。

クセが強く脚本も不明であり、人を選ぶ作品だが、
今までのゲームとは違う、強烈なゲームをプレイしたい方にオススメ。
ダウンロードはこちらから。

散歩する侵略者<映画>

侵略を目的とした他人の意識を乗っ取る生命体と、
その身近な人との交流を描く話。

正体不明の生命体が人間の生活を学んでいくというのは
あたかも「寄生獣」を見ているようであった。
だんだんと明かされていく侵略者の能力や目的は
不気味でありワクワクさせる演出。

侵略者たちは狂ってはいながらもそれぞれで個性が出ており、
どの登場人物もしっかりキャラが立っていて分かりやすかった。

しかしながら、全体的に不満な点もおおく、
侵略者のみならず普通の人間もセリフが文章のようで不自然であり、
もどかしいカメラワークも見ていてストレスが溜まってしまった。
国の公共組織もどのような組織なのか不明だし、
大胆に自衛隊を動かす理由もわからず脚本についていけなかった。

巷では評価の高い作品であったが、
面白味を感じることが出来ず残念な作品だった。

お金が貯まるのは、どっち!?

お金が貯まるのは、どっち!?
菅井敏之
アスコム
売り上げランキング: 28,695
 
ある物事の2択の行動について推奨するものを説明しながら、
うまく貯蓄する生活習慣を紹介していく実用書。

例えば、口座をどのように開くかといったことを
2択ではっきりと筆者の考えが書いてあるのは、読んでいて気持ちがいい。
読みやすく力強い文章で書いてあるため、サクサクページをめくることができる。

しかしながら、筆者の考えと私の考えが一致していない部分も数多くあったため、
このような考えもあるのかと参考にする程度の内容だった。
どうしても銀行利用が中心となった生活習慣の紹介のため、
全てを間に受ける必要はなく、他にも実用書を読みつつこの内容を身に落とせばいいだろう。

妥当性としてはいまいちかもしれないが、
読みやすい文章で書かれているので、
貯蓄に興味を持った初めの一歩として読むのがいいかもしれない。

銀河鉄道999<劇場版>

銀河鉄道999 [Blu-ray]
銀河鉄道999 [Blu-ray]

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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2009-09-09)
売り上げランキング: 1,388
 
機械の体を手に入れ、母の仇を打つために
宇宙を走る列車に乗り、旅をする話。
この作品単体で楽しめる構成になっている。

噂でしか聞いたことのなかったビッグタイトルだったが、
初めて媒体に触れる事が出来てよかった。
もともとの原作をまとめたためか、
展開も早く伏線もきいているため、退屈せずに見ることができた。

物語の途中であまりにもキリがいい場面があるため、
これからも旅は続く、という風に終わるのかと思い心配したが、
旅の最後まで描いてくれて非常に満足できた。

分かりやすい青春劇であり、
謎の女性メーテルの正体など、語るには切り離せない
大まかなストーリーを知ることができてよかった。

過去の名作を手早く楽しみたい方にオススメの作品。