投稿者「fsato」のアーカイブ

MOSAIC

音を頼りにクリックして絵を描くゲーム。
1時間ほどでクリア。

幻想的で雰囲気のいい作品。
始めは音が少ないが、絵を描くたびに音が増えていくので、
進めるにつれてそのたびに難しくなっていくというシステム。
だんだんと音が重なっていく様子は、プレイしていて心地がいい。

ヘッドホンやイヤホンが必須であり、
微妙は音の違いを聞き取ることが求められるが、
ゲームオーバーになってもデメリットはないため、
難しければあえてゲームオーバーになり、はじめからプレイし直すのも手。

雰囲気が良くオシャレな作品を感じたい方にはオススメ。
ダウンロードはこちらから。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

銀河の悪に立ち向かうスペースオペラで
スターウォーズシリーズの8作目。
これまでのシリーズはすべて視聴済み。

誰もが知っているビッグタイトルであり、
前作の直後からストーリーが始まるため、
7作目の視聴は視聴は必須。

相変わらず宇宙規模でスケールの大きい戦いであるのだが、
今作は私にはイマイチだった。

それぞれのキャラクターの行動理由もわからず、
結果も伴わないため、結局何がしたかったのかが不明で
ただ無謀で馬鹿なキャラクターにしか見えない。

また、これまででは圧倒的なカリスマ性を持っていた敵も
本作では小物のような印象を受け、
非常に感情的でどうしようもなく、
大規模な軍隊を率いている割にはポンコツであった。
なぜカイロ・レンがここまで主人公に魅かれるのかも不明。

シリーズものである利点を生かして、
過去作品のキャラクターや伏線を贅沢に使えばよいのに、と思ってしまう。
これまでのスターウォーズシリーズであった、
変な惑星で種族関係なくチームを組み巨悪に立ち向かうというテーマも薄く、
人間同士が喧嘩をしているだけだった。

次回が最終作ということだが、次はもっと面白くなることを期待したい。

リトルウィッチアカデミア<全25話>

 
落ちこぼれの魔女が憧れの人に会うため魔法学校で生活をする話。

魔法が時代遅れで廃れたものであり、
科学が現代のように発達しているという、あまり見ない背景設定。
主人公の憧れている魔女は魔女界で異端児として知られており、
ことあるごとに誹謗させられているのはなかなかのリアル。

主人公は頭が悪いが、熱く真っすぐな性格であり、
周りを巻き込み大きな問題を解決していくというのだが、
この性格が合うかは人によるかもしれない。
私には、ずる賢く無謀であるネガティブなイメージを受けるシーンが多かったため、
そこまで感情移入をして見ることは出来なかった。

終盤は、王道で非常に盛り上がり良いのだが、
そこまでの話が退屈に感じてしまい残念。
めくるめく息をつかせないテンポで
もっと想像できないような世界観を描いて欲しかったと思う作品。

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話

女子高生が「戦車道」という競技に参加し、成長する話。
設定を継承しているため、これまでのシリーズの視聴は必須。

見事としか言いようがない内容。
前作の劇場版のクオリティがあまりにも高かったため
続きの製作に不安だったのだが、全く期待以上のデキ。

やっていることはこれまで通り、
「皆で力を合わせて戦車の大会に出場し、戦術を練って相手を倒す」というだけなのだが、
その流れが素晴らしい。
馬鹿なキャラクターもおらず、
皆で一丸となって戦おうとする姿は本当に応援したくなる。

試合に出場するまでの日常パートも印象が強く、
新キャラクターもしっかりキャラ立ちされており、
またどの主要キャラもしっかり出番を与えられており、
見ていて本当に楽しい。
やりすぎといっていい演出とテンポの良い脚本は素晴らしく、
これまで通り、戦車による戦闘シーンは迫力があって良い。
終わり方もいいヒキで、早く続きを見たい。

60分ないが、贅沢で夢中にさせるアニメ。
前作の劇場版と同レベルの質であり、本当にオススメ。

AN EARTH

 
宇宙人から地球を守るため、幼馴染と冒険に出かけるRPG。
2時間半ほどでクリア。

ゲームの紹介方法やオープニングのノリが合わなく心配になったが、何とかクリア。
良くも悪くもフリーゲームという印象で、
作者が自分の好きなように作っているため、
雰囲気が合うか合わないかは人次第だろう。

ウディタの基本システムをそのまま使っており、システム面ではチープであるが、
敵グラフィックには味があって良い。
シュールさと狂気を含んでいる演出もあり、
場面によっては、「よくこのような演出を思いつく」と唸らせる。

回復ポイントやセーブポイントが多くサクサク進められるが、
広大なマップや硬すぎる敵にはストレスを感じてしまった。

また、破天荒なストーリーだったのが、ラストで上手く収束する脚本は見事。
万人にオススメできるわけではないが、尖っている部分を感じることができる作品。

ダウンロードはこちらから。

悪の教典<全9巻>

 
生徒から絶大な信頼を得ていたカリスマ教師が、
サイコキラーとなって殺人事件を起こす話。

人が良い熱い教師であった主人公が
少しずつおかしい方向に回り始めるのは怖く、目が離せなくなる。
少しずつ異変に気が付く者、最後まで心酔する者など
クラスに様々なキャラクターが関わるのは魅力的で、
また、先生も常に一歩上を行く犯行をする様子はとても怖い。

最後まで一気に読ませる作品。

日常の夏休み

日常の夏休み (角川つばさ文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2014-03-03)
売り上げランキング: 14,378
 
宇宙に飛ばされた「日常」のキャラクター達が地球を救うために奮闘する小説。

登場人物が「日常」そのままであるため、原作を知っておく必要がある。
もともと短編集である原作が、
一冊の長い小説で描かれることに心配したが、
原作を思わせるテンポで書かれており満足。

普段とは違う大それたストーリーと思わせるが、
それぞれの話はまさに原作「日常」のようなもので、
どんな状況でも、想像通り面白可笑しく過ごす様子はとても楽しい。

スケールが大きいが、あくまで町の中での話で収まるため、
もし「日常」に劇場版があったらこのような感じになるのだろう、と思わせる。
原作が好きならば楽しめる作品。

ムービーゲームブック「ラヴ・チェイン」

ある男性に訪れる女性との交流を描く話。
YouTubeのリンクを使ってゲームブック風に動画を進めるというもの。
30分程度で全ての動画を見終わり。

すごい、という印象。
斬新なシステムで、脚本云々以前にそこでもう魅力がある。
YouTubeをゲームに仕上げる発想が素晴らしく、
誤った動画のリンク先を踏んだ際の、時間が巻き戻るような演出もよくできており、
動画であることの強みを感じ取れた。

こういった新しい発想のタイプの作品を出会えることは本当に幸せだ。
投稿が2011年ということだったが、もっと早く知りたかった作品。

動画はこちらから。

Helvetica Standard

Helvetica Standard (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2012-09-01)
売り上げランキング: 14,144
 
「日常」という漫画の作者が書いたギャグ四コマの短編集。

アニメ版「日常」の原作群の一つである作品であり、
多彩なキャラのシュールな生活の人場面が描かれる。
1ページに一つのシュールな話が進み
この作者独特の画風でテンポよく描かれる。

「日常」を読んでおり、作者のファンならば後悔しないだろう作品。

ヨルモルキミリ

ある学校に転校してきた少年が
不思議な世界「ヨルモルキミリ」に迷い込むPRG。
三時間半ほどで最後まで到達。
フリーゲーム「タオルケットもう一度」の作者の作品で、
これまでの同作者の作品は事前にすべてプレイ済み。

ストーリーはこれまでのシリーズと関りがないが、
ほとんどのキャラクターが以前に登場した性格を引き継いで登場するため、
これまでの「タオルケットをもう一度」シリーズをプレイしていると、なお楽しめる。

RPGという体系をとっているが、圧倒的な文章量のため、
戦闘を画面を含んだ読み物という印象が強い。
また、かなり狂気的で独特なグラフィックのため、プレイには人を選ぶ作品。

少しずつ世界が広がっていき、
マップで行けなかった部分が行けるようになるのはワクワクする。
新しいキャラクターが登場するたびに、
これまでのシリーズをプレイしていると
「ここでこのキャラクターを使うか」と感慨深くさせる。

哲学的なセリフが多くプレイヤーが置いてけぼりにされており、
根本がほどんと理解できないのが残念。
唐突なゲームの終わり驚いたが、どうやら続きを作成中ということ。
これまでのシリーズであった、「ラストで全ての謎が明かされる」演出を期待して待とうと思う。

ダウンロードはこちらから。