投稿者「fsato」のアーカイブ

リセット<全1巻>

リセット 新装版 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2015-06-06)
売り上げランキング: 99,847
 
あるオンラインゲームが流行っている団地内で発生した自殺を捜査する話。

仮想世界と現実世界に区別がつかなくなるというストーリーは
当時としては珍しかったのかもしれないが、
今となってはよくある題材の一つとなってしまい
もう一つヒネリを加えて欲しかったところ。

狂気を当たり前のように描いており
何が正常なのかわからなくなってくる点は魅力があったが、
結局、どこかで見たような話、という程度で終わってしまった。

山羊座の友人<全1巻>

山羊座の友人 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2015-06-04)
売り上げランキング: 24,884
 
未来の新聞を読んだ少年と、あるクラスメイトの殺人事件を描く話。

SF世界のような物品が出てくるが、あくまで現代での話を描いており、
むしろSFというよりもサスペンス・ミステリーという印象。

序盤に発生した殺人事件に対する行動や推理が描かれ、
始めはどのように着地するかわからない展開であったが、
最終的には伏線も回収されて良かった。

絵がきれいで始終落ち着いた雰囲気であり、
短編のちょっと不思議なミステリーを読みたい方へ。

最強のふたり

最強のふたり スペシャル・プライス [Blu-ray]
アミューズソフト (2015-06-24)
売り上げランキング: 6,890
 
全身麻痺のお金持ちをスラム出身の黒人が介護する話。

面白い。

誰からも同情されるような状況であるのに対し、
障がい者相手に全く遠慮しない介護士とのやり取りが素晴らしく、
だんだんと二人の中で友情が生まれていく様は見事。

介護士は真面目とは程遠くお調子ものであるが、
どこかしら人を惹きつける魅力があり、
相手を障がい者ではなくただ一人の人間として、
ブラックジョークをかましながら扱っていく様子は
大笑いしながら見てしまった。

見終わったあとに心が温まる映画。オススメ。

ALUCARD (アルカード)

人間とヴァンパイアの姿を入れ替えて進んでいく横スクロールアクションゲーム。
10分程度でクリア。

鏡をギミックに使ったアクションゲームであり、
能力は低いが鏡に映る人間と、能力が高いが鏡に映らないヴァンパイアを
上手く入れ替えて進むのがポイント。

真新しい謎解きやアクションといったことはないが、
全体的に丁寧に作られており、短い時間でサクッとプレイできる作品。

ダウンロードはこちらから。

Maiden & Spell (Demo)

1対1の弾幕シューティングゲーム。
1時間半ほどでイージーモードで全ストーリークリア。

全体的に質が高く、グラフィックもカッコよかったり可愛かったりして良い。
ライフが少ない状態で相手が大技を使うのだが、
こちらもハデなエフェクトでテンションがあがる。
初めのほうは慣れていないせいか、全然クリアすることができなかったが、
コンテニューを続けるたびにだんだんと上達するのが分かるのは熱中した。

チュートリアルも丁寧に作られており、
可愛いキャラクターたちでクセもなく、誰でも楽しめる作品。
デモ版でありストーリが途中で終わるが、完成がしたらまたやりたいと思わせた。

ダウンロードはこちらから。

てさぐれ!ゲームもの

「てさぐれ!部活もの」シリーズのアプリゲーム。
真エンディングまでクリア。

アプリゲームであるが、ほとんどが操作できないアニメパートであり、
実質的に第4シリーズと言われても納得できる。
今作はゲームあるあるを4人が話していくのだが、
ストーリーの途中でミニゲームが入り、そのミニゲームの達成度でエンディングが変わる仕組み。

ストーリーが、なにやらわざとらしい会話のような気がして、
放送アニメ程までのめり込むことが出来なかった。
12話あるのだが、前半と後半で似たような流れであることも残念。

また、真エンディングを開放するためのミニゲームだが、
こちらの難関度が鬼畜であり、また単調でもあるため、正直プレイするのが苦痛であったほど。
メインがアニメパートであるために、もう少し難度を下げてサクサクプレイしたかった。
良かったところは、ミニゲームの進行に応じて、
キャラクターのモーションを見ることができるようになる点で、
これは設定集のようであり見ごたえがあった。

シリーズ特有のメタ展開もあり、これまでと同様の「てさぐれ!部活もの」を味わえたが、
ファンでなければ面白くないであろう作品。

ダウンロードはこちらから。

てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう<全12話>

 
「てさぐれ!部活もの」シリーズの第三シリーズ。
「みならい女神 プルプルんシャルム」という作品のキャラクターが登場することが特徴で、
これまでは15分枠アニメだったが、今シリーズは30分アニメとなる。

凄すぎる。

今までは部活のあるあるだったが
今回からは部活以外でも様々なあるあるを話していく。
序盤の見習い女神たちだけでしゃべっているシーンは面白くなく不安だったが、
てさぐれキャラクターたちが登場すると途端に面白くなり安心した。
声優という職業のすごさも改めて感じさせられ、
頭の回転や演技の幅で、ここまで作品を膨らませられるのは見事としか言いようがない。

前作までも斬新であったが、今作は特に演出や脚本が凄まじく、
アニメがこんな力を持っているのか、こんな表現できるのかと心底驚かされた。
まさに何でもありの自由な空間であり、全ての表現が他で見たことがなく斬新。

作品内世界でなく声優のアフレコ現場世界からのメタ視点で作られており、
もはや既存設定の破壊が当たり前であるのは面白い。
スタジオでなくロケ地で音声を入れたりすることや、
声優のアドリブパートがある事を最大限に生かして
パーティゲームの人狼をやらせたりといったこと、
これまでのアニメを流用してそのシーンに再アフレコをする、といったことなど、
類を見ない作品で新しい価値観も作っており、非常に見ごたえがあった。
話している内容も面白く、始終大笑いしていた。

見る人によって好き嫌いがはっきりと分かれる作品であり、
こういうノリが嫌いな人はとことん嫌いであろうと思うが、
私にとっては作品の新しい表現方法を感じ取ることができたシリーズであり、
本当に見れて良かったと思わせる作品だった。

マギ<全37巻>

マギ 1 (少年サンデーコミックス)
大高 忍
小学館
売り上げランキング: 29,221
 
アラビアンナイトをモチーフにした剣や魔法の世界で起こる冒険劇。

絵がとても綺麗で、単行本の表紙から魅せるものがある。
迷宮(ダンジョン)と呼ばれる異世界を冒険するファンタジーのシーンもあるものの、
人と人との思想の違いやこれによっておこる戦争も多く描かれる。
魔法で自分の姿がカッコよく変わったり、派手に魔法が使われたりして
戦闘は迫力があり非常に見ごたえがある。
特徴的なコスチュームばかりで、よくこの数を考えられるというほど。

ストーリーが中盤から終盤にかけて失速してしまったのが残念。
序盤から中盤にかけては、わかりやすい冒険劇・成長と何やら陰謀めいたものがうっすらと見え、
何が起こるのか読んでいてワクワクするのであるが、
途中、時間軸が大きく動いたあとは、話が雑になったような印象を受けた。
盛り上げようとしているのはわかるのだが、「実は~だった」という脚本が多くて分かりずらく、
一人ひとりの発言も軽く単純になってしまっていた。
最後も尺足らずな部分があり、回収されていない伏線がある事も心残り。

ファンタジーの世界での冒険劇を楽しみたい方向け。

てさぐれ! 部活もの あんこーる<全12話>

てさぐれ! 部活もの あんこーる Vol.1 [Blu-ray]
バップ (2014-04-23)
売り上げランキング: 49,241
 
「てさぐれ! 部活もの」の続編で、部室で部活動のあるあるをダベる話。

変わらず面白い。
ストーリーはなく、あるあるを話したり大喜利したりというだけだが、
始終笑いっぱなしだった。
アニメのお約束などもメタ視点で片付けられる、いわゆる何でもありのため、
こういった作品も作っていいのかと驚かされる。

第一期が面白いと感じれば、こちらも満足いくであろうデキ。

てさぐれ! 部活もの<全12話>

てさぐれ! 部活もの Vol.1 [Blu-ray]
バップ (2013-12-25)
売り上げランキング: 49,571
 
女子高生が部活のよくある風景について会話している様子を描く。
アフレコパートという部分があり、
音声をとった後に、その音声に会うような映像を作るのが特徴。

めちゃめちゃ面白い。
ストーリーはなく、毎回ラジオのようなノリで会話をするだけなのだが、
この掛け合いがツボに入り、始終笑いっぱなしだった。
会話があたかも自然の流れで、無茶ぶりをされた対応がリアルで良い。
登場人物のいちいちのコミカルな動きも良く、
見ているだけでも満足できるデキ。

アニメに対してもあるあるを言ったりなどメタ要素が満載であり、
何でもありのカオスな雰囲気を出している。
オープニングからメタであるため、
気になった人はオープニングだけでも見てみると良い。

普通のアニメとは全く違う新しい作品であり、
見る人を選ぶアニメではあるが、私はとてつもなく楽しめた。