投稿者「fsato」のアーカイブ

Re:CREATORS<全22話>

Re:CREATORS 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
山下大輝(出演), 小松未可子(出演), 水瀬いのり(出演), 日笠陽子(出演), 村川梨衣(出演), 牧野竜一(デザイン), あおきえい(監督), 広江礼威(原著), あおきえい(その他), 広江礼威(その他)
アニプレックス (2017-06-21T00:00:01Z)
5つ星のうち4.2
¥1,324 (中古品)
現実に召喚されたジャンルの異なる創作の登場人物がお互いに戦いあう話。
漫画版は読了済み。

とても面白い。

創作者と創造物の対話となる、いわゆるメタフィクション系のジャンルであり、
現実世界で娯楽として提供されているキャラクターの葛藤や、
作者のプライドと登場人物のプライドのぶつかり合いも描かれるのが見どころ。

途中から日本政府が話に介入してくるため、ややこしくなりそうで身構えたが、
必要以上の役割がない脚本で、わかりやすい納得のいくものだった。

また、ジャンルが違う作品キャラクターたちでの、戦闘シーンも見ごたえがありカッコよく、
特に中盤以降の総力戦になるところは、誰が死ぬのかハラハラしていた。

途中で打ち切られてしまった漫画版に比べて、最後までとても丁寧に描かれており、
見ていて満足のいくものだった。

オススメ。

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―(新潮文庫)

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―(新潮文庫)
モンゴメリ(著), 村岡花子(翻訳)
新潮社 (2008-02-25T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.4
¥781
ある孤児の少女が老兄弟に引き取られ、その町での暮らしを描くもの。

面白い。
孤児院育ちのアンが非常にかわいらしく、
始めは厄介に思っている人々がだんだんと心を開いていくところが魅せる。
老兄弟の性格も愛情にあふれており感情移入しやすい。

おしゃべりで、想像力豊かであり、元気でせわしないアンの性格が始終描かれるのだが
その表現がとても上手く、幸福そのものである感覚が直接心に響いた。
また、読んでいくうちに、この物語は少女の夢物語ではなく
少女から女性に変わっていく成長だった、ということが伺えた。

自動文学の名作として知られる作品だが、期待通りのいい作品だった。

Anodyne 2 (アノダイン2: ダストへの帰還)

フィールドに散らばるカードを集めるアクションゲーム。
10時間ほどで真エンドまでクリア。
前作はプレイ済み。

3Dアクションと2Dアクションが入り混じることが特徴で、
基本的には、3Dマップにいるキャラクターに話しかけると2Dマップに移動し、
その2Dマップの最深部にいるボスを倒す、という流れ。

シナリオはイマイチで、主人公の行動原理にも理解できなかったが、
その不満を上回る世界観と演出が見事。
前作でも世界観に感動したが、今作も劣らずに満足できた。

マップによっては、3Dや2Dといったところ以上のなんでもありになる演出であり、
メタフィクションが好きな自分にとっては、とても面白かった。

また、モブキャラクターのセリフ回しもうまく、
作品を考える際には参考になる文脈も多いだろう。

一部が前作とかかわってくるので、まずは1作目をプレイし、
それに満足できならば今作をやるのがいいだろう。

ダウンロードはこちらから。

ズーム/見えない参加者

ズーム/見えない参加者 [DVD]
ヘイリー・ビショップ(出演), ジェマ・ムーア(出演), エマ・ルイーズ・ウェッブ(出演), キャロライン・ウォード(出演), ラディーナ・ドランドヴァ(出演), エドワード・リナード(出演), ロブ・サヴェッジ(監督)
株式会社ツイン (2021-04-28T00:00:01Z)
5つ星のうち3.0
¥2,981 (中古品)
 
会議アプリ「ZOOM」に集まった若者が降霊会を行ったところ、様々な怪奇現象が起こるホラー映画。

全編にわたってZOOMの映像だけが表示される演出となっており
普通のホラー映画とは違い、ネットワーク接続が悪く参加者がいなくなるなど、
ZOOM特有の制限や機能をうまく使って表現されている。

ただ、上手い具合にカメラアングルが良かったりするのは、しょうがないとはいえ少し違和感があった。

また、本編が終わった後に、メイキング・追加パートのようなものが15分程度流れるのだが、
こちらは蛇足であったため、本編の後味が薄れてしまった。

映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

 
世界征服を企むホステス軍団と世界を守るオカマたちとの戦いに、野原一家が巻き込まれる話。

面白い。

脚本がしっかりしており、非常に見ごたえがある。
敵味方関係なく、登場人物全員が生き生きとして魅力があった。

テンポのいいギャグのなか、野原一家の家族愛をうたっており、
頼りになるひろしとみさえ、兄貴であるしんのすけの活躍が描かれる。
中でもしんのすけの成長が特にわかりやすく、思わず応援してしまう。

これまでのクレヨンしんちゃんの映画の中では一番面白かった。
オススメ。

サザンと彗星の少女<全2巻>

 
組織に追われる女の子を助けるために奔走するSF冒険劇。

分かりやすい王道の作品で面白い。

高い戦闘力を持ち無敵の女の子に対して、
主人公の男性は全くのひ弱であり、その対比がうまく描かれている。
登場人物全員が人情あふれており、
敵だったキャラクターもだんだんと思い入れができてしまう。

オールカラーであり、絵柄もきれいで読んでいてわかりやすい。

天空の城ラピュタを思わせるようなストーリーであり、
このような冒険劇が好きならばぜひ。

映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王

映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 [DVD]
バンダイビジュアル (2010-11-26)
売り上げランキング: 24,290
 
クレヨンしんちゃんの一作目の映画。
しんのすけが、アクション仮面の敵であるハイグレ魔王と戦う話。
ひまわりはまだ登場しない。

映画だが、日常パートが多く入っており、
信頼できる両親、子供らしい遊びをするしんのすけは見ていて懐かしさを感じる。
どの家庭でもあるであろう、家族の愛情が伝わってくる。

子供のよくある日常から一転して、
中盤からは、思いつかないような設定・敵キャラを投入してくるのは
クレヨンしんちゃんらしい。
ハイグレ魔王、Tバック男爵、ハラマキレディースといった
狂ったような舞台で、ギャグの勢いだけで物事を解決していく、
いい意味での力技を感じることができる。

時折のしんのすけの生意気な言動にイライラすることがあるが、
割り切って我慢できれば楽しめる良作。

映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 [DVD]
バンダイビジュアル (2003-11-28)
売り上げランキング: 17,682
 
しんのすけが魔法の人形とともに、悪のオカマ魔女と戦う話。

ほかの映画と比べてファンタジー色が強い。
想像したことを実現する、反則のような魔法を使って戦うのだが、
5歳児らしい発想ばかりで機転を利かせているところが面白い。

日常がだんだんと敵に侵されてく物語中盤が非常に不気味であった。
敵が人心掌握して、しんのすけだけが回りから取り残されていく様子は
見ていて怖かった。

敵が絶対的な悪であり、それに立ち向かう正義というわかりやすい映画。
クレヨンしんちゃんらしく、適度に入った笑いが緊張をほぐしてよい。

STEINS;GATE

STEINS;GATE - PSVita
STEINS;GATE – PSVita

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5pb. (2013-03-14)
売り上げランキング: 6,326
 
過去へメールを送る機械を作ってしまった大学生サークルを描くノベルゲーム。
Steam版でプレイし24時間ほどで全エンディング到達。
アニメは視聴済み。

SFノベルゲームとして名が高いゲームであり、やはり面白い。
ゲームをプレイして、アニメが非常に丁寧に作られていたことも分かった。

はじめは痛いだけだった主人公に対しても、
仲間のために必死になる様子を見ているとだんだん応援したくなってくる。
すべての登場人物に役割があり、綺麗に収束していく物語は見事。

アニメ版を見ていないときにプレイしていたら、
また別の怖さや感動があったのだろうと思う。
そういう意味では、アニメを見る前にプレイしたかったと思わせる良作。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード  [DVD]
バンダイビジュアル (2010-11-26)
売り上げランキング: 10,318
 
突如指名手配犯となった野原一家が、追手から逃げる一日を描く。

面白い。
ストーリーがなく、ただアクションシーンが続くだけなのだが、
有無を言わさぬ勢いがある。
あの手この手で魅せ方を変えて、視聴者を退屈させないのは素晴らしい。

いわゆる、頭を使ったりせず、肌で感じるタイプの映画のため、
大人数でお酒を飲みながら笑ってみる際にオススメできる作品。