投稿者「fsato」のアーカイブ

眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話

睡眠について、
どのような効果があるかといったことや、気を付けるべきことを
説明した本。

見開き右側が文章で、左側がその文章を解説した図、となっている構成となり、とても読みやすい。
今後の仕事の参考になるくらい、図が非常にわかりやすくて良い。

早寝早起きが良い理由が、
マウスを使った実験や、人間のホルモンに関連して、
医学的な理論でデータを用いて示されており、説得力がある。

睡眠の量よりも質を高めることが第一優先であり、
そのために何に気を付ければよいかも具体的に書かれていて、
満足感のある一冊だった。

漠然とやったほうが良い、と言われていることを
理論づけて改めて理解できた本。

ETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人

DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人 ([バラエティ])
道尾秀介(著), SCRAP(監修)
5つ星のうち4.5
¥11,904 (コレクター商品)

自宅でできる謎解きゲーム。
ある寺で住職が殺害された未解決事件の調査資料を読み、
何が起こったのかを推理していくもの。

容疑者の取り調べの調書や事件当時の写真など、
捜査資料が本格的であり新鮮だった。
「そのような資料まで触るのか」と唸らせるほどの出来ばえで、
本での謎解きや街歩きの謎解きでは、味わえない体験だったところは非常に良い。

ただ、肝心の謎解きやストーリーに、違和感を感じたところは残念。
ヒントを見ても納得できないところがあり、強引さを感じてしまった。

そのような意味で、演出面は良かったものの、
作品としての仕上がりは期待以上とまではいかなかった。

郵政博物館と時を超えた手紙の謎

日本郵便の「郵政博物館」という博物館で実施している謎解き。
2時間ほどでクリア。

めちゃくちゃ面白い。
衝撃を受けた。

博物館×謎解きというジャンルが非常にマッチしている。
展示品をよく読まないと謎を解けないというシステムになっているため、
自然と、手紙の歴史や各国の特徴的な切手などが学べる仕組みでとても良かった。

謎解きの質も高く、
前回に実施した「本屋迷宮からの脱出」と同様に、
まさにこの舞台でないと解けない問題ばかりで、
感激しながら解いていた。

入館料とは別で、謎解きツールを購入するのだが、
来館しているほぼすべての人が謎解きをやっている状況であった。
今後、博物館に謎解きがあることが当たり前の時代になるのではないかと
予感させるものだった。

公式ページはこちらから。

本屋迷宮からの脱出 2024 ver.

神保町にある「書泉グランデ」という本屋のビルの中を歩き回って、
ヒントを集めていく謎解きゲーム。
2時間ほどでクリア。

営業中の本屋が舞台であるため、
他のお客さんに迷惑が掛かるかと思っていたが、
一か所に留まって内容を確認することが、
冒頭の小説を読むくらいであり、
他はサクサクと進んでいったため気にならなかったところ。

ある謎解きが少し強引に感じたところと、
また、解法の一つで、私の感覚だと微妙に周囲に迷惑をかける印象を持っていたものがあり、
思いついた解法が本当に正しいのかが不安だったことは心に残った。(結局正しかった)

「書泉グランデ」が趣味に特化した本屋であり、
展示物を見ながら各フロアを動き回るのはワクワクしたし、
謎の解法も舞台を上手に使ったものになっており、
満足度はまあまあという感じだった。

公式ページはこちらから。

子どもが欲しいかわかりません (コミックエッセイ)

仕事に熱中している既婚の38歳の女性が、
子どもが欲しいかを悩む話。

インスタなどで承認欲求を得ようとする女性グループに共感が持てず、
結局は主人公が悪いのではないかと感じてしまい感情移入できなく、
読んでいて心地悪かったのが正直なところ。

ただ、後半、妊活を決意しても、
結果が伴わず、時間が過ぎていく様子に非常に心が苦しくなる。
前半との上下のブレで一気に読み切ってしまった。

パートナーとなる夫の性格が良いのが救いであり、
相手のことを第一に思って行動や発言をしているさまに、
いい理解者がいることで、暗い話であっても希望が持てるものとなっていた。

終わり方は好みが分かれると思うが、
女性視点での子どもに対する価値観を考えるきっかけとなる漫画だった。

七夕の国<全4巻>

触れたものを消失させる超能力を持つ青年が、
そのルーツにかかわる出来事に巻き込まれる話。

主人公以外に登場する超能力者が、こそこそとせこい感じがしており、
もっとド派手に日常生活にかかわってほしかったところ。

話の謎解きも、そこまで納得感のあるものではなく、
面白さを感じられず、期待したところではなかった。

母親を陰謀論で失った (コミックエッセイ)

母親を陰謀論で失った (コミックエッセイ)
まき りえこ(著), ぺんたん(その他)
5つ星のうち4.2
¥1,100

離れて暮らす母親が、コロナの陰謀論に没頭し、
周囲との関係性が壊れていく話。

普段は温厚でありながらも、
この話題となると人が変わったように豹変する様子は怖く、
周囲と亀裂が入っていく様子は恐ろしい。

行動力のある主人公が、
母親として大事にしたいという感情を持ちながらも、
縁を切りたいということを考え始めることも、とても理解できるし、
同じ立場ならば、自分でもそのような考えになるだろうと感じてしまう。

どういった方が陰謀論を信じ込みやすいかも説明されており、勉強にもなった。

今まで考えたことのなったことを考えさせてくれて、
身近にあったら非常に怖いと思うことを、追体験できる漫画だった。

シャイロックの子供たち

シャイロックの子供たち (本編DVD1枚)
池井戸潤(原著), 本木克英(監督), 阿部サダヲ(出演), 上戸彩(出演), 玉森裕太(出演)
5つ星のうち4.1
¥7,190 (コレクター商品)

ある銀行で起こる汚職事件をテーマにした作品。
半沢直樹シリーズを原作で書いている作者の小説の映画となる。

面白い。

はじめはわかりやすい事件だったところが、
話が進むにつれて、だんだんと本質が明らかになっていくところが怖い。

業績を気にして事件に手を染める社員もリアルだし、
お金を扱う特殊な仕事で起こる事件ということも
説得力があって良い。

少しご都合主義なところもあるが、
最終的にはモヤモヤしたところもなく、映画鑑賞後の感じも良い。

半沢直樹が好きならば、本作も好きになれる企業サスペンス作品という印象を受けた。

パラサイト 半地下の家族

パラサイト 半地下の家族 [DVD]
ソン・ガンホ(Unknown), ポン・ジュノ(監督), ホン・ギョンピョ(映像), チョン・ジェイル(その他), ソン・ガンホ(出演), イ・ソンギュン(出演), チョ・ヨジョン(出演), チェ・ウシク(出演), パク・ソダム(出演), イ・ジョンウン(出演), チャン・ヘジン(出演)
5つ星のうち4.1
¥2,822

ある貧乏な家族が身分を偽り、だましながら企業社長の家庭のもとで働く話。

とても面白い。

上手に社長家庭をだましていき、
少しずつ信用を得ながら、家を乗っ取っていくという様子が、
ホレボレし、爽快感もある。
都度の台詞もユーモアがあり、笑ってしまった。

中盤から大きな場面転換があり、サスペンスとなっていくが、
そこからはすさまじいテンポで進み、
どう話が転がっていくのか予想がつかない展開となって驚いた。

韓国の社会問題がテーマとなっているのかもしれないが、
どのキャラクターも人間性があり、感情移入できるものとなっており、
脚本が非常にうまい。

終わり方の悲壮感も良く、
2時間があっという間に感じられた映画。
オススメ。

ドアを開ける短いゲーム

冒険しコインを貯めることで、さらに行動範囲を広げていく3Dゲーム。
2時間ほどでクリア。

敵などは存在しなく、
ただ、コインを集めて、次のステージに進んでいく散歩ゲーム。

レベルデザインが優秀であり、
ただコインを集めるだけなのに、
詰まることはなくなんとなく次に進めることができる。

綺麗な世界観と心地よい音楽が特徴であり、
スマホアプリのゲームでまずまずの出来という作品。

ダウンロードはこちらから。