
¥1,336
テレビ東京で「ゴッドタン」といった番組を作ってきた、
佐久間宣行さんが仕事で意識していることを紹介している本。
とても参考になる。
他の人がやりやすいように自分も仕事をしていく、ということは、
たとえ業界が違くても共通していることなのだと、改めて感じることができた。
意識次第でできることが具体的に書かれているため、
わかりやすいし、参考になりやすい。
僕も楽しんでいることを他の人に伝えながら仕事をしていこうと思う。
テレビ東京で「ゴッドタン」といった番組を作ってきた、
佐久間宣行さんが仕事で意識していることを紹介している本。
とても参考になる。
他の人がやりやすいように自分も仕事をしていく、ということは、
たとえ業界が違くても共通していることなのだと、改めて感じることができた。
意識次第でできることが具体的に書かれているため、
わかりやすいし、参考になりやすい。
僕も楽しんでいることを他の人に伝えながら仕事をしていこうと思う。
中古の家の間取り図の相談を受けた主人公が、
図面上の不可解な点について調査していく話。
小説ではあるものの、ほとんどがセリフで構成されている。
調査していく内容も、実際に体を動かして何かをする、というよりは、
いろいろな人からの会話をもとに、何があったのかを推理していくことがメインとなる。
ストーリーにはやや無理があるものの、
ただの一枚の図面から話が広がっていく構成力は面白い。
主人公は傍観者のような立場であり、
特にいなくても問題ない話となっている。
そのため、感情移入などは発生しなく、
小説としては、ある適度割り切って読むことが必要。
ただ、これは、他人のブログを読んでいるような意識になるよう、
筆者も誘導をかけているんだろうと感じる。
ネットで途中まで読めるため、先が気になったら読んでみると良い。
タワーマンションに住んでいる、3組の家庭事情を描いた漫画。
タイトルに付けられているタワマンは、そこまで関係なく、
「裕福家庭の妻」ということを焦点に当てたエピソードがほとんどである。
そのため、タワマンならではの苦労話を期待していた人にとっては、
期待外れになるだろう。
ママ友のコミュニティや、子供の受験について
必要以上に他の人と比べてしまい、だんだんと疲弊していく様子が描かれている。
グループから外れないようメンツを保たねばならない、ということや
夫や子供をサポートをしなければならない、という強い思いで、
専業主婦のママたちが、歯止めがきかなくなっていくのは怖い。
人の性格が、環境の変化によって悪い方向に変わる様子に関して、
反面教師として、勉強になる作品。
クラスに馴染めない、高校生の奥手の女の子が、
クラスメイトの男の子と恋愛をして、成長していく話。
面白い。
勇気を出した分だけ、どんどん自体が好転してくのは見ていて気持ちがいい。
登場人物が、みんな、真っ直ぐな気持ちを持っているがゆえに、
気持ちが伝わらなかったり、些細な勘違いが起きたりもするのは高校生の年頃らしいし、
そういった人間関係の問題を、
他の人に助けも借りながら、気持ちに整理をつけて、
丁寧に解決していく様子が綿密に描かれていくため、読んでいてスッキリする。
嫌な気持ちになるシーンがない、青春漫画を読みたい方はお勧め。
映像作品を倍速視聴する文化について、経緯やその理由を考察する本。
面白い。
様々な方へのインタビューが挟まりながら、話が進んでいくのだが、
どの理屈にも、「確かに」と納得できるだけの理由がある。
僕も、YouTubeは倍速視聴をすることも多いが、
経緯を考えずに、いつの間にかそういう風になっていたため、
改めて考えてみると、言語化された理由に一致していることがわかる。
大量に消費財がある中での、SNSが大きな力を持つことになった背景から、
それに応じて作り手も、
倍速視聴や10秒飛ばし、話数飛ばしをされることを前提にした作りで、
それでも楽しめるように、試行錯誤・工夫されていることを
理解することができた。
映像作品のカルチャーに興味がある方は、おすすめ。
中学数学の教師が、学校で起こる問題を解決していく話。
面白い。
エピソードのほとんどが、中学生徒との関わり合いとなるのだが、
主人公が物事に達観しており、
問題に対して、常に冷静で、生徒への説明に理屈が通っている様子が、
とても読ませる。
いろんな教師が登場するのだが、
教師も完璧な存在ではないが、クラスのことを大事に考えており、
そいったことが、生徒の信頼につながっていることが
読んでいて気持ちがいい。
1巻の無料漫画であり、手軽に読める良作。
妖怪が見える青年が、出会った妖怪の悩みを解決していく話。
一話完結型の作品となる。
「妖怪からは人間を知得できるが、人間からは妖怪の存在がわからない」
という世界観であり、
その世界観を生かした妖怪の悩みを描く脚本は唸らせる。
妖怪が、人間よりも人間らしい感情を持っており、
純粋な気持ちで、彼らが怒ったり、悲しんだりする様子は、観ていて気持ちがいいし、
そういったところを、主人公が手を差し伸べて解決していくところは、感動する。
ハッピーエンドが約束されている、温かい作品を見た方は、ぜひ。
孤島に集められた男女10人が次々と殺されていく、ミステリー・サスペンス映画。
クローズドサークルの代名詞と呼ばれる作品であり、
アガサクリスティーの推理小説が原作となっている。
面白い。
はじめは登場人物が多く、混乱してしまったが、
テンポよく人が死んでいくため、自然と人間関係を把握できる。
全員が一生懸命であり、皆の足を引っ張るような厄介者も存在しないため、
ストレスなく見ることができた。
死亡フラグも丁寧でわかりやすく、
安心して、何が起こるのか予想を楽しむことができた。
半世紀以上昔の作品であるが、見て良かったと思える作品。
「不思議の国のアリス」のアリスの続編。
アリスが、鏡の向こう側の不思議な世界に迷い込む話。
エピソードは前作と関係しておらず、登場人物も重複していない。
相変わらず、個性豊かな登場人物が登場するのだが、
前作よりも、さらにハチャメチャで、摩訶不思議な世界観の印象を受けた。
1つ文章を読み飛ばすと、状況が追えなくなる、頭がおかしくなりそうな作品だった。
アリスを含む登場人物の、行動原理や感情がわからないが、
とんでもない世界観によって、「こういったもの」だと
無理やり納得させられるパワーを持っている。
前作のほうが脚本にまとまりがあったため、
まずは「不思議の国のアリス」を読んで、楽しめたら、こちらも読んでみると良い。
少女が不思議な世界に迷い込み、そこに暮らす生き物たちと交流をする話。
とても面白い。
とにかく世界観が素晴らしく、次に何が起こるのかがわからないワクワクがある。
普段の生活では想像できない、なんでもありの気が狂ったような出来事や登場人物が、
ふんだんにあふれている。
登場人物の全員が気狂いであるのだが、
それが常識となって、どんどん話が前に進んでいくため、
何が当たり前だったのかが、忘れてしまう感覚を持ってしまうのが見事。
物語のスピード感も良く、退屈しないまま次のエピソードが始まっていき、
最後の裁判のエピソードで、これまでの登場人物が集まるのも、盛り上がって良い。
へんてこりんな出来事が起きたことに対する
7歳程度のアリスの、ふるまい方や言動、考え方も年相応で可愛らしい。
想像していたよりも短い話であり、サクサク読むことができた。
空想好きで読んだことのない人は、ぜひ読んでみることをお勧め。