劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉

「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズの続編で、
前作「叛逆の物語」における世界改変後の出来事が描かれる。
全能となった暁美ほむらの前に、見知らぬ三人の魔法少女が訪れる話。
舞台設定やキャラクターに関する詳しい説明はないため、
前作までの視聴は必須。

映像美は凄まじく、
多彩なカット割りや想像をできない演出には息を呑むほどだが、
対比して脚本が非常にイマイチ。

登場人物たちの心情の変化や行動のモチベーションが読み取れず、
展開についていくことが出来ない。
各キャラクターの目的は達成できていないはずのため、
終わり方には納得ができず、
何か大事なシーンを見逃してしまったのではないかと不安になるレベル。

トカゲ電話の設定や中盤の魔法少女の戦闘など、
それがなくても物語が成立してしまう蛇足に感じるシーンやキャラクターも存在し、
全体的にまとまりに欠ける脚本になっていたのが非常に残念。

作品を通して何か伝えたいテーマがあったのかもしれないが、
それを受け取りきることができなかった。
前作がとてつもないクオリティだっただけに、
期待外れのデキだった。