未来のキャリアを守る 休職と復職の教科書

産業医として多くの社員の方と面談をしてきた筆者が、
スムーズな休職と復職のノウハウを記載した本。

とても参考になる。

代表的な精神疾患についての説明や、
休職をすべき人の特徴、
休職をするまでのスムーズな流れと、
復職するまでの準備内容を体系的に記載されている。

なによりも、復職をした後に元の部署で活躍をすることが大事とされていて
職場目線でも現実的な内容であるのが特徴。

特に適応障害で休職をしたのちに、
そのまま復職をするだけであっても、事象が再発しやすいということが挙げられ、
休職期間中の活動について、
「休息期」「回復期」「復職準備期」の3ステップで段階的に経ていくとして、
それぞれのタイミングで何をやればよいか、具体的に書かれておりわかりやすい。

実際の休職前のコンディションでは、文字を読むことも大変のため、
体力があるうちに読んでおきたい本。