ある漫画家夫婦が、不妊治療を経て出産をするまでを描いたコミックエッセイ。
全体的にデリカシーがなく騒がしいが、
それでもだんだんと作者のことが好きになっていく、
不思議な魅力がある。
不妊治療よりも、
妊娠してから出産までに、どのようなことを気にしていたのか、
また実施したのかのほうが比重を置いて描かれている。
特に破水してから出産するまでのスピード感や描画が凄まじく、
それを読んだだけでも参考になった。
全体的に旦那さんが冷静であることと、
特別に作者が子どもが好きなわけではなく、
母親として上手にできるのか、母性を出るかどうか心配しているのだが、
それでも、前向きに子育てを頑張る様子は応援したくなるし、
どうにかなるものだと勇気をもらえる作品。