母親を陰謀論で失った (コミックエッセイ)

母親を陰謀論で失った (コミックエッセイ)
まき りえこ(著), ぺんたん(その他)
5つ星のうち4.2
¥1,100

離れて暮らす母親が、コロナの陰謀論に没頭し、
周囲との関係性が壊れていく話。

普段は温厚でありながらも、
この話題となると人が変わったように豹変する様子は怖く、
周囲と亀裂が入っていく様子は恐ろしい。

行動力のある主人公が、
母親として大事にしたいという感情を持ちながらも、
縁を切りたいということを考え始めることも、とても理解できるし、
同じ立場ならば、自分でもそのような考えになるだろうと感じてしまう。

どういった方が陰謀論を信じ込みやすいかも説明されており、勉強にもなった。

今まで考えたことのなったことを考えさせてくれて、
身近にあったら非常に怖いと思うことを、追体験できる漫画だった。