1989年に書かれた小説で、主人公が、特殊な装置を使い、
公開前のバーチャルリアリティのゲームをテストプレイする話。
イメージとしては、20世紀少年や名探偵コナンの「ベイカーストリートの亡霊」のようなもので、
意識が、現実とほとんど変わらない疑似現実世界にダイブするものとなる。
今から30年前以上に書かれたSF小説ということで、
多くの方に作者の先見の明を評価されているようだが、
本テーマであれば、十分にあり得るストーリーでそこまでの驚きを受けるものではなく、
また、設定や世界観の感激も薄かった。
1時間半ほどで読める小説のため、
過去のSFの流行を知りたいならば読む作品。