すべては子どものためだと思ってた (コミックエッセイ)

わが子の幸せを願うばかりに、
毒親となっていく母親の様子を描いた漫画。

面白い。

子どもの失敗を心配し必要以上に干渉を行うことで、
周りにとって、相当な負担になっていることが描かれる。

本人にとっては善意的な行動であるため、
何か問題が発生しても、自分に原因があると把握できず、
「さらにフォローをしなければ」と
悪循環に陥っていくことが非常に怖い。

だんだんと狂気的になっていく絵柄も、
物語を上手に表現してゾクゾクする。

極端な教育の一例を、手軽に追体験できる漫画だった。