フランスの経済学者であるピケティが書いた「21世紀の資本」に描かれた、
それぞれのグラフ図の解説をする本。
様々なグラフが紹介され、内容の理解が追い付かなかったが、
最終的に言いたいことは書籍後半の20%にまとめられている。
富を持っているものが資産を稼ぐスピード(r)と、
労働として資産を稼ぐスピード(g)の比較をすると、
これまでの歴史を踏まえて、
「r > g」という不等式の通り、gはrを超えることができないため、
経済の格差は広がる、ということを理解できた。
資本主義の原則を、データによって裏付けされ、
資本を作ることの重要性を再認識できる本。