大平面の小さな罪

平面の模様を操る組織の人間と、3次元の人間社会とのやり取りを描く話。

とても面白い。

「模様を変える」というネタだけで、
話が大きく広がっていき、様々な物語を見ることができる。
組織の目をかいくぐりながら、いろいろなお金儲けのアイデアが出てくるのは
楽しいしワクワクする。

平面世界側も含めて、どの登場人物も非常に人間臭いもの良い。
上手くお互いを利用した関係もわかりやすい。

物語も痛快だし、最後も大きくなり過ぎた話もうまくまとまり、後味も良かった。
読んでよかったと思える作品。
おススメ。