戦争で田舎に疎開した子供が、不思議な世界に迷い込む話。
とてもイマイチ。
数多くの人物が登場するのだが、それぞれが何を考えているのかが伝わってこない。
なぜ少年がサギ人間と友達になったのか、なぜ女の子が少年を身を挺して助けてくれるのか、なぜ少年が母親を認めるようになったのかなど、
脚本のキモとなる行動について、その理屈が不明。
世界観も意味が分からず、初めはそのようなものなのかと認識していたのだが、
終盤で、突然でてきた人物が、理のようなルールを語り始め、混乱をしてしまった。
全くの不要と感じる。
各シーンも冗長に感じており、
もうこのエピソードは理解できたから、さっさと画面転換すればいいのに、と思うところもしばしば。
不必要なところを削り、説明の足りていない部分に、
何個もエピソードを追加できた印象をうける。
脚本には伏線などもなく、ただ不思議な世界観を歩き回るだけのふわふわした映画。