小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~

仮面ライダーWのノベライズ作品。
時系列としてはテレビ版の32話と33話の間の話。

依頼人が探偵事務所に来て、捜査を進めていたところ怪事件に遭遇し、
主人公たちが推理をして、真犯人を仮面ライダーとなって倒す、という
おなじみの仮面ライダーWの流れが、そのままの小説となっている。

基本的には主人公が二人組であるが、
今回の作品では、特に片方の人物に色濃く焦点を当てているのが特徴。
普段の頭脳担当のほうが、いろいろと足を動かして、
捜査を進めていくのは、新鮮で面白い。

ただ、テレビ版でもありそうな脚本だったため、
せっかくのノベライズ版であるならば、例えば、小説ならではのトリックなどを入れて、
読者をだますような演出があれば、さらに良かったと感じた。