仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010

仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010 [Blu-ray]
桐山漣(出演), 菅田将暉(出演), 寺田農(出演), 井上正大(出演), 戸谷公人(出演), 村井良大(出演), 石橋蓮司(出演), 田崎竜太(監督)
5つ星のうち4.3
¥8,988 (コレクター商品)

仮面ライダーの劇場版。
前半パートで「仮面ライダーディケイド」、後半パートで「仮面ライダーW」、
最終パートで、二つの世界が入り混じり、仮面ライダーどうしで共闘する、という流れ。

仮面ライダーディケイドのパートは、「完結編」と銘打っており、
登場人物や人間性、能力の説明が全くないため、これまでの視聴が必須となる。
ディケイドを知らないままのため、話に全くついていけなかった。

仮面ライダーWパートは面白い。
時系列としては、テレビ版12話の次の話となる。

よくある能力バトル物のように、事件が起きてから、
敵の正体や能力の全貌が明らかになるまで、ワクワクする。
ここら辺は、テレビ版の面白さをそのまま引き継いでいる。

また、今回の仮面ライダーWは、本編の時系列より前の、
主人公たちの出会いが回想として語られるのだが、
それすらも、上手に敵の能力に生かされており、
無駄を省いた、すっきりとした脚本であった。

そして、最終パートで世界が入り混じるのが、これが残念なデキ。
特に説明や伏線もないままで、とても雑。
このパートがなくても、工夫できる脚本のため、見ていて冷めてしまった。

商業作品としては、しょうがないことではあるのだが、最後が蛇足と感じて残念。