各都道府県に一人ずつ、「トリガー」と呼ばれる、銃を持ち発砲を許可された人物が配備された日本の話。
面白い。
それぞれのトリガーは己の悪と認識したものを、容赦なく殺害していく。
各話で主人公が異なる、オムニバス形式をとっているのだが、
それぞれの主人公で異なる信念があり、その信念のものに発砲していくのが楽しい。
また、トリガーだけでなく、トリガーの周りの環境の商売や、殺害された遺族などにも焦点が当てられていく。
この制度が発令されたら起こり得そうな負の出来事も存在するため、話に説得力があった。
単なる勧善懲悪ではないところが、見どころともいえる作品。