新装版 殺戮にいたる病

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸(著)
5つ星のうち4.2 5つ星のうち4.2

女性を次々と殺害する犯人と、その周りの人物を描く小説。

同じ話を、「犯人視点」「母親視点」「探偵視点」の3つの視点で話が進んでいく。
そのため、一番初めから、犯人が誰なのかがわかるのが特徴。

小説のトリックが優秀であり、ある意味、ミステリー小説とも称することができるだろう。
同じ話を別の視点で描いてく手法に、最後まで読み終わった後、
このような小説の書き方もあるのかと唸らされた。

面白かった。