両親を亡くした少女が祖母に引き取られ、幽霊のいる旅館で働く話。
原作、アニメ版があるがどちらも未読。
原作、アニメ版があるがどちらも未読。
面白い。
主人公がとにかく素直で頑張り屋であり、
始めは不器用であるが、持ち前の明るさで問題を解決していく様子は
見ていて励まされる。
キャラクターもよくできており、
主人公をはじめとした幽霊を含む子供たちについても
まさに小学生ならこんなことをするだろう、という行動やシーンばかりで微笑ましい。
子供が持つような意地や言い争いと、
旅館仕事のプロ意識の描き方の差も魅せる。
主人公のコロコロとした動きもとても可愛いい。
全体的に「死」「別れ」をテーマにされており、
辛いシーンは見ていてとことん辛いのだが、
そのたびに回りが手を差し伸べてくれて、
嫌な気持ちが続かないまま安心して見ていられる。
声が出ないような泣き声、を表現できる声優は凄まじいと感じた。
終盤が少し駆け足になった印象もあるが、
これはもともとを長い原作ありきなのでしょうがないだろう。
盛り上がるところは盛り上がり、辛いところはしっかり感情移入できる。
キャラクターも無駄がない濃い脚本で、万人にオススメできる作品。