千九人童子ノ件

職を失った漫画家が故郷に戻り、そこで怪談に巻き込まれる話。

実家に戻った主人公が厄介者にされる様子はリアル。
漫画のネタのために興味を持った怪談が
どんどんおかしな方向に転がっていき、
このことをきっかけに様々な秘密が明かされていく。
出てきた設定が上手く用いられており、
怪談を絡めた違和感のない物語を作られている。

クセのある絵ではあるが、
話が非常にまとまっており、短編ものとして優れたデキ。