怒り

殺人事件の犯人によく似た身元不明の男と、
その周囲の人達の関わりを描く話。
3人の男のエピソードが同時進行で展開される。

キャストの演技がとにかく素晴らしく、
全体的に重い雰囲気が溢れていてよい。
言葉にできない負の感情を
必死に演出しているさまは目が離せなくなる。

経歴不明の男たちと付き合うにつれて
何を信じればよいのかわからなり
選択と後悔の怒りを感じ取ることができた。

二時間半と長く見るのに疲れるが、
見終わった後はずっしりと心に重く残る作品。