外天楼と呼ばれる住宅街で巻き起こる出来事を描いた短編集。
序盤はテンポのよいギャグ調で話が進んでいくが、
終盤でこれまでの話がつながっていくのは気持ちがいい。
私は一回目を読んだ時には理解をすることができず、
時間をおいてから再度読み返すことで、その面白さを味わうことができた。
ロボット・人工生命の倫理観といった重いテーマを扱っており、
登場人物の誰かが悪いわけではなく、それぞれが自分の価値観や欲求に従って生きただけである。
その結果、このような悲劇的な結末を迎えるのは面白く、読み応えがあった。
外天楼 (講談社コミックス) Kindle版posted with カエレバ