いじめられっ子の小学生を幸せにしようと、
不思議な道具を持つ異星人がコミュニケーションをとる話。
原作の漫画は読了済み。
異星人と人間は言葉こそ通じるものの、
価値観が致命的に異なっているため、
親切心からの行動であっても、結果がまったく伴わないところが恐ろしい。
さらに、主人公の小学生も、
自分のことしか考えられない幼稚な性格ゆえに、
周囲を巻き込みながら、
物語が後戻りできない悪い方向へと進んでいく過程がゾクゾクする。
アニメ化によって表現がより誇張され、
原作以上に全体を通して狂気を感じられるようになった。
一方で、1話あたりの区切りを広く取れるようになった反面、
物語の畳み方がさらに唐突になり、
原作以上に「そんな展開ありなのか」という印象も受けた。