子どもが欲しいかわかりません (コミックエッセイ)

仕事に熱中している既婚の38歳の女性が、
子どもが欲しいかを悩む話。

インスタなどで承認欲求を得ようとする女性グループに共感が持てず、
結局は主人公が悪いのではないかと感じてしまい感情移入できなく、
読んでいて心地悪かったのが正直なところ。

ただ、後半、妊活を決意しても、
結果が伴わず、時間が過ぎていく様子に非常に心が苦しくなる。
前半との上下のブレで一気に読み切ってしまった。

パートナーとなる夫の性格が良いのが救いであり、
相手のことを第一に思って行動や発言をしているさまに、
いい理解者がいることで、暗い話であっても希望が持てるものとなっていた。

終わり方は好みが分かれると思うが、
女性視点での子どもに対する価値観を考えるきっかけとなる漫画だった。